思い出深い家族での和紙作りワークショップ

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

連休中にいろんなファミリーが和紙作りワークショップにご参加頂きました。

制限のないお休みが久しぶりだったので、近場でどこか良いところはないかと検索されて当ショップがヒットしたそうです。

さて、どんなワークショップになったかをご紹介していきます。


 

~お母さんと娘さんが一緒に参加~

正確に言うと、参加されるのは娘さんでお母さんはサポートです。

近所に住んでいる方で何回か店の前を通って気になっていたそうです。

娘さんは自閉症ですが、とてもしっかりした手つきで楽しんで和紙を作っていらっしゃいました。

ずっと笑顔で参加頂いていたのでとてもこちらも癒されました。

彼女の学校でアップサイクルの授業があったそうなので、和紙にもとても関心があったそうです。

彼女はとてもピンクが好きということで、ピンクに染めた細かい和紙を飾りに使っていました。

当ショップのワークショップでは、和紙の原料作り体験と葉書サイズ2枚、A5サイズ1枚、野菜か果物入り葉書1枚を作ることができます。

参加してみてのアンケートはこちらです。

和紙ランプはちょうどハロウィンランプなので、コスプレをしてぜひ作って頂きたいです。

 

~家族全員でワークショップに参加~

実際に和紙作りをされるのはお兄ちゃんと妹さんでお母さんとお父さんはそれぞれのサポートです。

これは、和紙の原料である楮(こうぞ)の木の皮を叩いて繊維を細かくする作業です。

二人ともまだ小学生ですが、夢中になって一人で叩いています。

この作業はだれでも何も考えずにできる作業です、体験ではですが…。

(実際は量も多く長時間叩かなければならないので、重労働なのをお忘れなく…)

当ショップのワークショップではお役目が終わったおみくじを飾りに使用できるので、妹さんはこれでもかと飾っていました。

逆にお兄ちゃんは慎重で飾っては外し、場所を変えたりとかなり悩んでいる様子でした。

参加しての二人の感想はこちらです。

お兄ちゃん

妹ちゃん

こちらの家族の学校でも和紙についての授業があったそうです。

でも実物や工程などは分からない点が多かったようで、今回のワークショップを通じて深く知って頂ければ嬉しいです。

こちらの家族もご近所さんらしく原料である楮(こうぞ)とトロロアオイの成長を見守って頂きたいですね。

 

~お父さんと娘さんが一緒に体験~

当日の朝にご予約だったので、一部準備が間に合わない工程もありましたがある程度体験いただくことができました。

こちらは、お父さんも娘さんも二人でご参加頂きました。

なんと、娘さんは指を怪我しているのにも関わらず一通りの工程を体験いただけました。

二人ともちゃんと出来上がった後にどう使うかを想定しての飾りになりました。

やはり細かく切った染め和紙は興味をひく飾りになりますね。

今後はいろんな色を用意することにします。

体験頂いた感想はこちらです。

お父さん

実は他の和紙作り体験も検討されていたそうですが、満足度の高い内容だったようでこちらも嬉しいです。

娘さんのご感想はこちら。

彼女は、和紙小物にとても関心が高かったので、今後もいろいろ作りに参加頂ければ嬉しいです。

~まとめ~

どのご家族も学校での授業がきっかけでご参加頂きました。

どんな風に和紙が作られているかを知ることができたと思います。

ここで興味を終わらせないようにするのが今後の当ワークショップの企画にかかると思います。

現在、2方向を検討または提案をしています。

一つは、さらに和紙作りの奥深さを体験できるワークショップです。

現在、基本的で初歩的な和紙作りを体験いただく内容になっています。

作り方は一つだけではありませんし、たくさんの和紙の種類もあります。

さらにいろんな漉き方などで作れるワークショップを企画中です。

綺麗な無地の和紙だけでなくデザイン性がある和紙作りにもぜひチャレンジ頂きたいです。

そして、もう一つは、和紙を実際に活用できるワークショップです。

アンケートの中にも出てきましたが、日常に使える和紙小物が作れるワークショップです。

いくつか現在も参加を募集しているワークショップがあります。

*ミニ和紙巾着袋ワークショップ(対面、オンライン、キット販売あり)

*和紙で作るランプワークショップ(対面、オンライン、キット販売あり)

キットはハロウィン用ですが、季節問わずに作ることができます。

*水引結びワークショップ(対面、オンライン、キット販売あり)

ご祝儀袋などで見かけるキラキラした紐を水引と言います。

実は、芯が和紙で作られている伝統的な紙紐です。

国内外でとても人気があるのはそのカラフルさではないでしょうか。

基本的な結びであるあわじ結びワークショップは対面の場合予約なしで参加いただけます。

などなど、作って終わりではなく作って普段に使っていただくことが一番大事と考えています。

是非、ご家族だけでなく、お友達同士、おひとりでもご参加お待ちしております。

和紙作りワークショップはこちらです。

shop.thewashi.tokyo

 

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