約2年ぶりの海外留学生向け和紙作りワークショップ開催

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

先月、海外の留学生向けに手すき和紙作りワークショップを開催しました。

過去私自身が海外に出向きワークショップを開催しましたが、来日されて当ショップでワークショップを開催するのは実は初めてです。

コロナ禍になり、外国人観光客などもパタリと消えてしまった約2年間。

ようやく規制も緩和されていろんな国の方々が日本に来ていただけるようになりました。

今後はインバウンド向けにどんどんワークショップを開催していきたいと思っていいます。

では、どんなふうにワークショップが展開されたかをご紹介します。

 

~今回は韓国人の留学生たちが参加~

「神田外語キャリアカレッジ」の生徒さんたちが参加されました。

彼らは、日本語でのスピーチコンテストで優秀な成績をとり選抜で日本に来日したそうです。

なので、私も日本語で説明できるのは安心でした。

(それでもあまりむずかしい言葉を使わないように意識しましたが、どこまで理解頂けたかは…(;^_^A)

実は、こちらの学校さまとは2年ぶりのワークショップ開催なんです。

前回は2020年12月でコロナ感染真っただ中だったため、オンラインで和紙に描かれた文様を紹介するセミナーでした。

詳細はこちら

thewashi.tokyo

非常に内容が好評だったということで、次回は実際に和紙作りを体験させたいというご要望で2年ぶりに今回実現することができました。

参加される学生たちも感染することなく予定通りの人数で体験できるのも今後に向けて一歩前進した想いです。

参加者は18名のため、当ショップでは入りきらないので、歩いて10歩のところにある町会会館を借りて開催しました。

和紙作りワークショップ設営完了

近いと何か取りに行くにも便利なので、今後もこちらの施設を借りて開催していきたいと考えています。

 

~いよいよワークショップスタート~

道具の数も限りがあるため、3人1グループに分かれてそれぞれの道具を共有して作っていきます。(今回は6グループ)

当ワークショップでは作った和紙を乾燥してお持ち帰りできるようにしています。

そのため、機械で乾燥させるのですが枚数が多いの時間がかかってしまいます。

そこで、先に和紙を漉く工程からスタート。

当日配布した資料と原料

効率よく進めていくため、すでに個包装された和紙原料を参加者全員に配布します。

(和紙の作り方資料は日本語と英語が記載されているので海外の方でもご理解いただけるようになっています)

ボウルに原料を入れて混ぜる

まず、1番目の人は水が入ったボウルに原料を入れて攪拌します。

今回、ご要望でお役目が終わったおみくじ入り和紙ということなので、クラッシュしたおみくじを混合した原料になっています。

みんな、ちょっとおっかなびっくりでかき混ぜていますよ。

なので、もっとリズミカルに原料がかき混ぜるようにと指導しました。

和紙作りに大事なネリの投入は私の方で廻っていきます。

粘り気が不思議そうに感じる人も中にはいました。

あまりここでかき混ぜてしまうとネリの効き目が弱くなるので、ほどよいところで漉きの工程に続きます。

ここで3人グループの役割が出てきます。

1番目の人は「簀桁(すげた)」という和紙を漉く道具を持って揺らします。

2番目の人は原料が入ったボウルをどんどん簀桁の道具の中に静かに流しいれていきます。(回数分けて)

3番目の人は、その作っている光景を写真撮影もしくは2人のサポートに回ります。

こうすれば、スムーズに工程が進んでいきますし、自分たちが作っている風景も写真に撮れて一石二鳥ですね。

今回は「流し込み漉き」という方法で和紙を作っています。

いかに揺らしながら均一な厚みに漉けるかがポイントになります。

これを順番に分担を変えて全員分漉いていきます。

おみくじを飾り付け

次は、先に配布しておいたお役目が終わったおみくじを飾り付けます。

お役目が終わったおみくじ入りは当方オリジナル和紙なので、とても貴重な和紙になると思います。

慎重に飾る人、思いつくままに飾る人などなど性格が出ますよ。

そして、ある程度水が切れたら道具から漉いた和紙を開けて圧搾するのは当方が請け負います。

ここをどんだけスムーズに進められるかがとても重要でした。

ボウルが空いた状態ですぐに撤収して、水を入れて次の人がすぐに原料を投入できるようにスタッフの連携をとりながら進めていきます。

簀桁が空けば次の人は漉きの工程まで進めることができるため、その間に当方としては乾燥機にセットする時間ができます。

1番目の人が漉き終わったら圧搾して乾燥、そして2番目、3番目も同様に進めていけたことでかなり時間を短縮することができました。

乾燥機は2台使用して熱がなるべく下がらないように注意しました。

 

~原料作りの実演~

2番目、3番目の和紙を乾燥させている間にどうやって和紙が作られるかの実演をしました。

事前に和紙について勉強された方も中にはいらして、こちらから質問してもお答えできる方も多かったです。

原料の表皮とり実演

生徒たちは着席して話を聞いて頂きます。

まずは、和紙原料の楮(こうぞ)の木皮を白皮にする「表皮とり」工程を実演。

使用した原料はショップ前で栽培したものを使用しています。

(つい2週間前くらいに刈り取ったものを使用、新鮮だとスルスル綺麗に剥けました。)

席が多い人には見えにくい部分もあるので、実際の原料を持って目の前で剥いて紹介、中にはどんな感じか触ってみたい人もいました。

白皮を煮る「煮熟(しゃじゅく)」工程やゴミや傷を取り除く「ちりとり」工程は口頭で説明し、次に繊維を細かくほぐす「打解(だかい)」工程を実演。

原料を叩く体験

ちょっと時間に余裕もあったので、参加者全員に軽く叩いていただくことにしました。

時間と費用に余裕があるならば、この原料作りも体験頂くことは可能です。

今回も表皮とり工程をゲーム方式で体験頂く予定でしたが、時間の都合上見せるだけとなりました。

配布した資料を見ながら説明を聞きながら皆さん和紙の知識を深めていかれました。

次に「浅草紙」について説明しました。

昔、使い古した和紙を再利用して作られる紙が浅草で産業として多く作られていました。

今でも使われる「冷やかし」は、この浅草紙が由来とも言われています。

数日後に浅草にも訪れるということだったので、和紙と浅草とつながりを説明させて頂きました。

詳細はこちらをご覧ください。

thewashi.tokyo

また、和紙は書くだけでなくいろんな用途で使われていることもご紹介。

幅広い可能性があることを知って頂けると嬉しいですね。

実演や話も終わってきたころに和紙も乾燥して完成しました。

皆さん、出来上がりに満足?されたご様子でした。

だれがどの和紙か分かるようにカタカナかひらがなでお名前を書いて頂きました。

みなさん、達筆でしたよ。(写真では個人情報になるため隠させて頂きました)

自分の和紙を持って記念写真

最後に自分の和紙作品を持って記念写真を撮らせて頂きました。

日本に来てよい想い出になってさらに和紙にも日本にも関心が高まるのを願うばかりです。

 

~最後に三毛猫兼招き猫を紹介~

ワークショップ最後には当ショップに立ち寄って頂き、うちの看板猫でもある「かみちゃん」を紹介。

正直、和紙よりもめちゃくちゃ皆さんの反応が良かったです。

韓国でも猫はたくさんいるけれど、三毛猫はいないらしいので日本を代表する猫種かもしれません。

そして、招き猫も日本独特のものです。

招き猫文様の説明

和紙(千代紙や友禅和紙)にも多く描かれています。

日本の風習でもあるので、人形ではなく実際の猫をモデルに説明させて頂きました。

かみちゃんが嫌がったらどうしようかと心配しましたが、ずっと一人留守番でさみしかったのか、はたまた寒かったのか嫌な抱っこでもずっと大人しくしていてくれました。

(大勢の人でびっくりしているかもしれないので、触れるのはなしでお願いしました)

これで、ワークショップ全体が終了しました。

 

~まとめ~

今回は、初の試みをたくさんさせて頂いたワークショップでした。

(町会会館の利用、看板猫の紹介、団体受け入れなど)

予定していた想定時間よりも30分も早く終わらせることができたのもオペレーションがうまくいった結果だと思います。(想定は2時間半でしたが、実際は約2時間)

当日、お手伝い頂いた当ショップスタッフ、そして今回の開催に向けて窓口になって頂き当日もお手伝い頂いた学校関係者の皆様、本当に感謝しております。

看板猫かみちゃんにもみんなに愛嬌ある姿を見せてくれたことも感謝です。

(ご褒美にごはん多めにあげました)

ちょっと反省点としては、もう少し留学生たちと交流ができれば、もっといろんな話題を紹介できたかもしれません。

また、なぜ和紙作りに関心を持ったのかを参加している人たちの率直な意見を聞いてみたかったです。

今後は改善していきたいと思っています。

さらにインバウンドのお客様にもどんどん対応できるようにこちらももっと準備や宣伝などを充実させていきたいと考えています。

 

ワークショップにご興味ありましたら、ぜひお問合せ頂ければ幸いです。

なお、手すき和紙作りワークショップの詳細はこちら

shop.thewashi.tokyo

ついに看板猫がテレビ番組初出演!

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

本年もどうぞよろしくお願いします。

またまたテレビ出演させて頂きました。

(BS Japanext「名品モノづくり探訪」)

取材のオファーがくる際に必ず看板猫「かみちゃん」のアピールをしています。

今まで、撮影はされても放送までには至らず、悔しい想いをしておりました。

今回はやっと念願かなって紹介が放送されました。

どんな風にオファーがきて、どんな撮影をしていたかをご紹介します。

(当ショップの撮影条件なども明記しています)

 

~取材のオファーは昨年11月~

ちょうどTBSテレビの「ヒストリップ」に出演させて頂いた後にメールでお問合せを頂きました。

ヒストリップの撮影秘話はこちら

www.tokyowashi.com

不思議なもので、一つの番組に出演すると立て続けに取材のオファーを頂きます。

過去にBS-NHKの番組の撮影をしている中で日テレさんの番組からオファーがきたり、

ちょうどTBSさんのヒストリップ放送直後と同時位にフジテレビさんの生中継のオファーも頂きました。

こうやって記事にさせて頂いているのも効果があるのかもしれません。

今回はBS-Japanextさんで放送される「名品モノづくり探訪」という番組からのオファーでした。

www.bsjapanext.co.jp

BSチャンネルもいろんな局が開設したんですね。

(過去にBS吉本さんからも写真提供のオファーを頂いたことがありました)

大体の撮影では、実際に和紙作りをしている制作風景を撮影さえて頂きたいというものが多いです。

そこで、当ショップでは以下の提示をさせて頂いています。

1:和紙を作る場合は制作費を請求させていただきます。

(変わった和紙を準備する場合は事前準備代も含みます)

2:ショップの営業時間内で撮影をお願いしています(繁忙期は要相談で)

3:ショップが狭いため、少人数の撮影スタッフでいらしてください

4:何か物を移動する場合は必ず片付けを一緒にお手伝い願います

(基本的に1人運営のため)

5:写真や動画などの提供希望の場合はレンタル料金が発生します(金額は要相談)

6:撮影しているところを当方も写真を撮らせて頂き放送後に記事を書かせて頂きたい

以上を事前に了承いただいた番組に出演させて頂いています。

そして、今一番大事にしているのは看板猫の存在です。

看板猫のかみちゃん

看板猫かみちゃんのヒストリーはこちらをご覧ください。

www.tokyowashi.com

和紙屋の猫はとても珍しいと思いますし、いろんな方がこの猫さんを見るために足を止めて写真などを撮っています。

そのため、もっともっといろんな人に知って頂きたいというのが目下の希望なんです。

いままでの取材でもずっとアピールしてきたのですが、撮影をしても実際に放送ではカットということも多々ありました。

うちのお店にはなくてはならない存在なので、今回もここに来たエピソードをお話したら「是非」ということで紹介シーンを撮影していただけることになりました。

(打ち合わせ段階からこの猫さんのアピールをしていたのも効果があったと思います)

直接来店いただいての打ち合わせとメールでのやりとりの中で段取りや構成が決まっていった感じです。

過去はわりと放送日が近づいているから早くという感じでしたが、今回は少し余裕のある撮影日となって助かりました。

(11月はわりと当ショップでは繁忙期のため)

 

~いよいよ撮影~

12月中旬に撮影することになりました。

当日は風もなく晴れて助かりました。

過去に大雨の中撮影があったときは後片付けが大変でした…。

手すき和紙作り撮影準備

今回は和紙作りを順番に撮影していく流れです。(ワークショップとほぼ同じ準備)

打ち合わせの中でA4サイズの薄い和紙を作ることに決定したので、久しぶりに「流し漉き」工程をします。

(ワークショップでは、はがきサイズで「溜め漉き」をメインに指導するので)

看板猫「かみちゃん」もいつも通りおだやかで助かりました。

(いままでの撮影では鳴きっぱなしが多かったので)

ディレクターとカメラマンの2人で撮影は進めていきます。

テレビ局撮影1

テーブルなどの移動も少なく、撮影されるショップ側も通常通りで楽でした。

野菜入り和紙撮影

かみちゃんもずっと熟睡していて撮影の邪魔もせずにとてもいい子でした。

少人数だといつものことのように思えたのかもしれません。

流し漉きは原料を少なくしたため、ちょっと失敗してしまいましたが、なんとか綺麗に撮影していただきました(;^_^A

順調に進み、夕方には撮影が終了しました。

撮れなかった映像は後ほど前に私が撮っていた映像を提供することになります。

この際に、正式な放送日が決定し、2023年の1月29日となる旨を教えて頂きました。

(スタジオでの撮影は12月後半だったので、そこまではぎりぎりのスケジュールだったようです)

 

~いよいよ放送スタート~

 

先日の29日の18:30から番組はスタートしました。

名品モノづくり探訪タイトル

番組始まってすぐにショップの紹介が始まりました。

和紙ラボTOKYO登場シーン

今回もすっぴんで登場です(;^_^A

今思うと口紅は塗っておけばよかったと反省…。

(マスクしての撮影だと油断してました)

そして、ついに!

看板猫かみちゃん登場シーン

看板猫「かみちゃん」の紹介シーンが流れました。

テロップではカタカナですが、正式にはひらがなです。

(和紙屋の紙と福の神の神の二つの意味をもたせるためにひらがなにしました)

この猫さんはまったく緊張していなくて、眠たそうなお顔でした。

やっとお披露目できてうれしいです。

あっという間な紹介で、どんどん和紙作りに関してが続きます。

楮の皮の説明

まだ刈取りをしていなかったので、ショップ前で栽培している楮の木も紹介できました。

東京和紙の紹介シーンでは、こんな感じで撮影していました。

東京和紙撮影シーン

テーブルに黒布を敷いて蛍光灯は消してライト一つとカメラライトで撮影して和紙の風合いを映していました。

ちょうど夕方だったので、日差しもそんなに入らずちょうどよい光具合だったようです。

どこまでお分かりいただけたかは視聴者次第ですね。

お役目が終わったおみくじ入り手すき和紙

他にも当ショップオリジナルのおみくじ入り和紙や

野菜入り和紙クイズ

廃棄寸前の野菜入り和紙はスタジオでキャイーンさんたちがクイズ問題で盛り上がっていただきました。

これもスタジオ収録までに間に合わせるために急遽制作したものです。

(スーパーで安売りしていた野菜で初めて作ったものです。何かは放送をご覧くださいませ)

 

~まとめ~

約15分間も紹介していただき、和紙制作工程も丁寧に放送していただいたのはとても感謝してます。

なにより看板猫がようやくテレビデビューできたことは大きかったです。

今後はこの猫さんに注目した番組さんも募集しております。

また、この番組はアプリで放送後も視聴することができます。

アプリ「つながるジャパネット」

右側のQRコードを読み取ってダウンロードするとスマホでこの「名品モノづくり探訪」の番組が視聴できます。

ダウンロード→BSをタップ→番組表をタップ→1/29(日)18:30の「名品モノづくり探訪」をタップ→

アプリ番組表

→見逃し配信をタップすると視聴できます。

見逃し配信をタップ

アプリで視聴可能

約1か月間は視れるそうなので、ぜひお見逃しくなく。

 

今後も看板猫と共に和紙ラボTOKYOをよろしくお願いします。

和紙ラボTOKYOと看板猫

和紙と水引とそれぞれにクリスマスオーナメントワークショップ開催

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

明日は、クリスマスイブですね。

飾り付けやプレゼントのご準備はお済ですか?

当ショップでは、和紙で作るクリスマスリースキット販売やワークショップ開催、水引結びンのクリスマスオーナメントの作り方をご紹介しております。

今回それぞれでワークショップを開催しましたので、その模様をご紹介します。

ご興味ある方は、ぜひ来年ご参加くださいませ。

 

~和紙クリスマスリースワークショップ~

まずは、和紙クリスマスリースからご紹介します。

今回、団体様のお申込みで会社の社員さんたちがご参加いただきました。

地方の会社さまなので、当日はオンラインワークショップで開催となります。

こちらが完成イメージ図です。

葉っぱも実も手すき和紙ですべて手作業で染めました。

飾りのサンタバックも和紙で作っていてこれは当ショップのオリジナル飾りになりますよ。(すでにこの形まで作ってセットされています)

オンラインワークショップの場合は、先にキットを送りZOOMで手元の画像を送って作って頂きます。

今回は、会議室に皆さんが集まって頂きプロジェクターで見ながら作って頂きました。

参加されていらっしゃる方々は、実際に作るやり方の手元が見れるので分かりやすいと思います。

ただ、残念なのは私は参加者さまの作っている状況を逐一見ることができないので、今回は、進行具合を教えて頂く方が必要となりました。

作り方としては、切る、組み合わせる、挿すという単純な作業ですが、量が多いため時間内の完成を目指さずに工程の進め方をお伝えして一部を作っていただくことにしました。(約2時間ほどのワークショップ)

参加されていらっしゃる方々は小さなお子様連れも多かったので、どうしても中座してしまいます。

キットには作り方の説明書も同封しているので、聞き逃してもきちんと作れるようになってします。

説明書にも明記していますが、当日はどんなサイズでどんな形に切ればよいかを実際に画面に映して進めていきました。

少し延びてしまいましたが、ある程度目途がついた時点でワークショップは終了となりました。

完成まで進めた方もいたようです。

後日、みなさんの記念写真を送って頂きました。

どの方もしっかり完成されてかわいらしい和紙クリスマスリースがたくさん並んでいます。

小学生3~4年生以上のお子さんならば一緒に作ることができるレベルでしたので、今後小さなお子さんも一緒に作れる工夫をしていきたいと思います。

和紙クリスマスリースキットはまだまだ販売中です。

ご興味のある方はぜひご覧ください。

shop.thewashi.tokyo

 

~水引結びのクリスマスオーナメントワークショップ~

当ショップでは、SNSで様々な水引結びをご紹介しています。

今回もその画像をご覧になってお問合せ頂き開催したワークショップです。

(こちらは対面式のワークショップです)

今回の完成イメージ図です。

葉っぱ結びと玉結びを組み合わせた柊と輪結びを組み合わせた小さなクリスマスリースです。

どの結び方も中級レベルなので、あわじ結びがマスターできていると手順が分かりやすいと思います。

かみちゃんも一緒の空間でワークショップを開催しますよ。

今回参加される方々は初心者ということなので、あわじ結び、葉っぱ結び、輪結びの結び方を覚えて頂くことを中心としました。

(玉結びの代用としては、和紙クリスマスリースでも作った和紙玉で進めています)

作り方の説明書はありませんが、ある程度こちらで結んだものを用意してあります。

また、好きな色を選んでいただいて結べるのが当ワークショップの特徴でもあります。

(約60色の中から選べます)

まずは、あわじ結びを何回も結んで頂き、手順を覚えて頂くことにしました。

葉っぱ結びも輪結びもあわじ結びから始まります。

なので、一番の基礎を覚えて頂く必要があります。

最初は、どこを通せばよいかが分からず戸惑われているご様子でしたが、いくつか結んでいく中で通し方をご理解頂きました。

次に葉っぱ結びにチャレンジ。

あわじ結びが分かれば、こちらはすぐに結べるようになりました。

二つ作って頂き、赤い実と組み合わせて柊が完成。

ここまでは順調でした…。

次に輪結びにチャレンジです。

こちらもあわじ結びから始まります。

結んだ輪を左右に移動するところがあるため、一瞬で混乱される場面となりました。

そのあとも水引をどんどん通していかなければならないため、どこを次に通せばよいかが慣れていらっしゃらない方からすると迷路のように感じるようです。

何度もやり直しながらなんとか完成させることができました。

時間の都合上、結んでいただいたものはサンプルとしてお持ち帰り頂き、リースにするものはこちらで用意したものを使うことにしました。

こちらも30分程度延長しながら二つとも完成。

接着が乾くまで和紙茶タイム

かなり頭や目を使ったと思われるので、お茶やお菓子がしみわたるのでは。

ワークショップ中は、終始かみちゃんはお昼寝タイムでした。

(たんだん状況が把握できるようになったみたいです(;^_^A)

 

~まとめ~

今回二つのワークショップを開催して、気づいた点はレベルに合わせた内容を企画する必要があることでした。

和紙クリスマスリースでは、小さなお子さんでも参加できるプログラム。

水引クリスマスオーナメントは、レベル別に結む種類を変えるプログラム。

これが必須だと感じました。

難易度が高いものがワークショップ内で作れたとしても手順を覚えていられるかが疑問視される点です。

レベル別でも十分に楽しんでいただける内容を今後企画していく予定です。

是非、クリスマス以外でもご興味ある方はワークショップにご参加くださいませ。

 

参考に

和紙ラボTOKYOのInstagramでは、月に2回インスタライブで水引結びを紹介しています。

葉っぱ結びも輪結びも12月のテーマでした。

大体紹介する結びは、中級レベルです。

すでにあわじ結びや梅結びがマスターできている方が一緒に結んで完成させている人が多いです。

今後もリクエストなども頂いて進めていく予定です。

ご興味ある方は、ご視聴ください。

https://www.instagram.com/washi_labo_tokyo/

まだまだ水引結びをしたことがないという方は、キットを販売中

shop.thewashi.tokyo

ワークショップはオンラインも対面も開催していますのでこちらもお問合せくださいませ。

また、水引単体も購入可能です。

これを機会にぜひチャレンジしてみてください。

 

 

 

TBSテレビ「ヒストリップ」に出演させていただきました!

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

またまたテレビに出演させていただきました。

今年に入って3回めのオファーで大変ありがたいですね。

今回は、TBSテレビのSDGs特別キャンペーンの番組からのオファーでした。

さて、どんな撮影風景でどんな風にオファーが来たかなど裏話満載でご紹介します。

最後に番組出演を記念して初セミナーを開催しますので、そちらの詳細もご案内しています。


 

~問い合わせは、8月末~

今回はメールにて問い合わせをいただきました。

SDGs特別番組のため、それに合う商品やお店を探していたそうです。

しかも場所が浅草ということだったので、まさにピンポイントでした。

当社のHPが検索で目に留まり、興味を持っていただいたそうです。

しかも浅草紙に関することはHPでも掲載していたので、問合せ=決定に近い状態でした。

おみくじ入り和紙(平成ASAKUSA和紙)はいままでも同じようにテレビなどで紹介していただきましたが、今回は歴史の部分も含めての紹介だったので、少し違う切り口での出演となりそうです。

しかも、今回は有名タレントの方が実際にショップにいらしての出演なのでこちらも貴重でした。

制作会社さまの方で浅草紙に関しては情報が少ないようなので、歴史や資料などを紹介させて頂き、説明させて頂いたものが番組の構成にも関わらせて頂きました。

 

~まずはインサート撮り~

10月5日の夕方にまずはインサート撮りが行われました。

ショップの撮影や、実際におみくじ入り和紙を作る工程の手のアップシーンなどです。

声などは問題ないということだったので、看板猫のかみちゃんもショップ内にいる状態で撮影が行われました。

かみちゃんも、いろんな人やカメラなどに興味津々であちこち動き回りそうになるのをなんとかご飯などでなだめながら大人しくいて頂きました…。

(鳴き声は問題ないということなので、そこは遠慮なく鳴いていました)

今後はかみちゃんがスポットがあたる番組に出演したいですね。

(いつもテーマに合わないということでカットされてしまうので…)

おみくじを実際にクラッシュしたり、漉いて乾燥させるまで一通りおみくじ入り和紙の制作風景を撮影されました。

おみくじ入り和紙は、体験ワークショップでどなたでも作れる旨をディレクターに伝えると、それならばタレントさんに実際に和紙を作っていただくことにしましょうということになりました。

約3時間弱撮影してこの日は終了となりました。

 

~今度はタレントさん入っての撮影~

10月18日のお昼に2回目の撮影です。

今回は残念ながらかみちゃんは別室でお留守番。

今回、出演者が4名に制作スタッフが4~5名ショップ内に入るので、撮影に不要なものをほぼ撤去して展示の配置も移動しました。(椅子も撤去してます)

そして、いよいよタレントさん入っての撮影がスタート。

今回は、麒麟の川島さん、横澤夏子さん、国山ハセンアナウンサー、歴史学者の方がいらっしゃいました。

ちょっと失礼かもしれませんが、お顔みた瞬間、

「全員顔が濃いな~」っと思ってしまいました。

だから、テレビ映えするんだな~っとちょっと感心もした気分になっていました(;^_^A

最初に当商品の説明と浅草紙の説明などをさせて頂きました。

台本などなく、その場一発撮りに近い状態で撮影が進められていきました。

ちょっと時間も押していたり、出演者のお一人がすぐに他の場所に移動しなければならないということで、スピード重視となりました。

そして、テーブルなどを移動して次は実際に和紙を作っていただくシーンの撮影です。

最初におみくじ入りの和紙を川島さんに専用の道具を使って漉いていただきます。

今回の漉き方は、「流し込み漉き」といって流しながら和紙原料を入れて漉く手法です。

当ワークショップではお子さんの参加も多いため、分かりやすく「縦縦、横横とゆすってください」と伝えています。

それをそのまま伝えたら、黙々と「タテタテ、ヨコヨコ…」と呟きながら漉かれていました。

(隣で、横澤さんも国山さんも踊っていました)

次に、横澤さんに切り抜いたおみくじを川島さんが漉いた和紙の上に飾り付けをしていただきました。

ここで、石巻で内職していただいているママさんたちのお話をさせて頂きました。

今回は、カットされることなく紹介されて安堵しました。

他では作れないおみくじ入り和紙作りをお二人はとても楽しそうに作って頂けて紹介するこちらとしてもとてもうれしかったです。

こちらがお二人で作られた和紙です。

乾燥させて制作会社の方にお渡しして、こちらも撮影されて放送されました。

こんな感じで、バタバタしましたが、無事に撮影が終わりました。

 

~いざ放送当日~

実は、当初この番組は全国放送と伺っていました。

なので、SNSなどでも全国放送なのでどなたでも観れますよと宣伝していました。

しかし直前になって連絡が入って関東圏のみの放送と伺い残念に思いました。

石巻にいらっしゃる内職ママさんたちにも観て頂きたかった…)

実際放送が始まって、すぐに当ショップが紹介されました。

水引についてもかなり紹介させて頂いたのですが、写真のみだけになってしまいました。

時間の都合上仕方ありませんね。

またのチャンスを狙いたいと思います。

あっという間に浅草紙やおみくじに関するコーナーが終わってしまいました。

またコツコツ紹介し続けていこうと思います。

 

~番組を観れなかった方に朗報~

実際に番組をご覧いただけなかったかたもまだ視れるチャンスがあります。

しかもテレビを持っていない方も視聴可能です。

ネットの「Tver」でこの番組を視れます。

tver.jp

今のところ、期限はないようなのですがお早目にご覧いただけますと嬉しいです。

浅草は他にも風呂敷、京都では清水寺、フランスのフードロスなども紹介されています。

是非、ご覧になって感想を頂けると嬉しいです。

またいろんな番組なので紹介いただけるように日々活動などを情報発信していきたいと思います。

 

 

 

 

あれから約4か月、保護した三毛猫は激動の猫人生を送っていました。

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

6月に三毛猫を保護したことをご紹介しました。

あれから約4か月、残念ながら元の飼い主さんからの情報はありませんでした。

ただ、その間いろんなことが起こりすぎて、激動な4か月だったなと改めて感じております。

さて、どんな4か月間だったのかを簡単にご紹介します。

また、現在この三毛猫はどうなったかも最後にお伝えします。


保護した直後の詳細は、こちらをご覧ください。

 

~突然の発情期~

保護してから約一か月経過したときに、突然唸るような鳴き声をし始めました。

しかも、かまって攻撃が一日中止まらない状態…。

全くこの間は仕事が集中できず手につきませんでした。

獣医の先生に症状と伝えたら「それは完璧に発情期」と宣告…。

傷らしきものがあったからすっかり避妊手術が終わったもんだと思い込んでいました。

そして、一番やっかいだったのがスプレー行為と脱走でした。

ショップの角という角を狙ってスプレーしてしまうので、目を離す余裕がありませんでした。

しかも、ショップなのでお客様などの出入りの際を狙って外に出ようとするので、ハーネスが外せなくなりました。

このころは、毎日のように怒ってイライラしっぱなしでした。

一週間経過して、ようやく手術できると思って獣医に連絡すると

「発情期が終わっても子宮がまだもろい状態だから約2週間後じゃないと手術は無理」と言われてしまいました。

しかも手術費のことも考えると頭を悩ますことばかり。

台東区では保護した猫の避妊手術費用の助成金があるのですが、偶数月にしか申請ができないと言われ、次回の申請日が8月初旬とのこと。

うわ~、また発情期がきてしまう…。

頭を悩ますことばかりの連続でした。

 

~避妊手術だけではすまなかった~

ようやく2週間経過したので、さっそく手術の予約をとったのですが、

なんと、獣医の先生がコロナ感染…。

延期になるかも…と不安でしたが、無事完治されて予定通り手術することができました。

翌日の朝には退院の予定です。

ほっと一安心したのもつかの間、先生からすぐに電話が。

子宮に膿がたまる「子宮蓄膿症」にかかっていて、これが広範囲でみられるので、手術時間、入院期間、そして手術代もその分上乗せされるとのこと…。

大変な手術となってしまいました。

約3時間の長丁場となり、無事に手術は成功。

もう少し発見が遅かったら命に関わっていたかもと言われ、この猫は運を持っているなと改めて実感させられました。

ようやく退院となっても傷口が大きいため、エリザベスカラーを付けることになったのですが、用意したものが緩かったので人間用のサポーターを付けて過ごしていました。

ただ、ズルズル下がってしまうのでそれを引き上げたりしていたら傷口がうんでしまって、最終的に病院でレンタルしたカラーを付ける羽目に…。

ごめんよ~~~。

(結局、助成金は申請せずに自腹で支払いました…。やはり待てなかった…)

 

~すぐに決まったトライアル~

実は、元の飼い主さんが見つからなければ他の家への譲渡を考えていました。

一つは、ショップ及び住居スペースはペット飼育が禁止となっていたからです。

そして、もう一つはこの猫さんには家族が必要と考えました。

とても人懐っこく愛嬌のある猫なので、家族が多いご家庭がよいと。

人間だけでなく先住猫がいらっしゃるご家庭も猫同士のつながりもできてこの猫にとっても幸せになると考えていたからです。

いくつかの保護猫団体さまに保護した状態から相談をさせて頂いていたのですが、成猫の譲渡はなかなか狭き門なので早めに募集をかけたほうがよいと言われていました。

なので、一か月経過した時点で新しい飼い主さんを募集スタートしました。

すぐにご夫婦が検討したいとお声をかけて頂き、決まりかけたのですが残念ながら「ピンとこない」と言われて破談に。

それからも何人も候補となる方が名乗り出て頂いたのですが、お一人で暮らしていらしたり、ペット不可のマンションだったりでなかなかベストとなる方に決められませんでした。

そんな中、一軒家でご家族と暮らしていて先住猫もいらっしゃる方が名乗り出て頂き、猫に対して愛情深い方と感じられたので、避妊手術を済ませた8月にトライアルにだすことを決定しました。

最後の2ショットで写真をパチリ!

素っ頓狂な顔に吹き出してしまいました。

 

~残念ながら譲渡とはいかず~

トライアルは約2週間とさせていただき、様子を見させていただきました。

最初は慣れない環境で三毛猫も反発していましたが、徐々に人間のご家族には素直になってきたようです。

ただ、先住猫とはうまくいかず対面直後に喧嘩をしてしまったそうです。

そのあとも先住猫(おじいしゃん猫兄弟)の方がおびえてしまって、目を合わせたり対面がなかなか難しく、期間を延長して状況も見守りましたが、結局また喧嘩をしてしまいました。

先住猫のストレス軽減を第一優先として相談させて頂き、トライアルを中止して戻すことにしました。

私自身もいろんな方にこの件で相談させて頂いたところ、この三毛猫は猫同士よりも人間との方が相性がよいのではとご意見を頂きました。

トライアル先のご家族には、愛情やいろんなご配慮をいただき本当に感謝しております。

残念な結果になりましたが、よい想い出となってくれれば幸いです。

 

~トライアル期間中~

実は、トライアル期間中に私自身がペットロス状態になってしまいました。

初めての大人の猫の保護と発情期や手術後のお世話などが強烈な体験ばかりでした。

しかもトライアル先にうまくいっていないという話を聞いてしまって、気が気でない状態になってしまいました。

また、近所の方々に密かな三毛猫ファンが多く時間が経過しても「その後どうなったか?」という問合せも届いていました。

いろんな人から愛されていたんだなと実感させられました。

この三毛猫は魔性の猫ですね…。(;^_^A

 

~現在の状況~

10月に入って、三毛猫がこのショップに戻ってきました。

最初はとまどっていましたが、徐々に思い出してきたのかご飯もおしっこも無事に済ませることができました。

私のこともすぐに思い出して、そばでくつろぎ始めました。

沢山自分の匂いが残っていて安心したかもしれませんね。

そしてなんと、めっちゃ太って帰ってきました。(約1キロプラス)

沢山愛してくれたんですね~。

だけど獣医さんに診察してもらったらすぐにダイエット命令が下されました。

もとから膀胱炎を発症していたようなので、食事療法となります。

さて今後ですが、オーナーさんとも相談させて頂きここでずっとお世話させて頂くこととなりました。

名前は、「かみちゃん」と名付けました。

和紙屋の「紙」と福の神や招き猫の「神」の二つの意味をもつように、ひらがなにしました。

戻ってきて何人もご近所さんから顔を見にショップにいらして頂き喜んでくれました。

また、通行される方々もかみちゃんの存在に気づき、立ち止まったり写真を撮ったりしているのを見て、本当に看板猫になったなと実感しております。

 

~ワークショップで一緒にお相手~

トライアル前もそうしていたのですが、ワークショップ中もかみちゃんはショップにいます。

特にお子さんたちには大人気でした。

なかなか家でペットを飼えないお宅も多く、動物と触れ合えるワークショップはとても人気でした。

トライアル期間中も「猫は今どうしているんですか?」と質問を頂いていました。

お子さんだけでなく、大人の方にも喜んでいただければ嬉しいです。

もちろん、動物アレルギーや苦手な方がいらっしゃる際は、別室やゲージに移動させますので、事前にお知らせください。

現在、ダイエット中で写真のようにちゅ~るなどのおやつを上げられませんが、一緒に遊んだり、そっと撫でて頂ければ嬉しいです。

(かみちゃんのご機嫌によっては触らないようにお願いする場合もある旨あらかじめご了承ください)

 

ショップだけでなく、この「かみちゃん」も末永く愛していただけましたらうれしいです。

 

ショップの場所はこちらをご覧ください。

thewashi.tokyo

このかみちゃんは、水引で遊びますよ。

(前は和紙の原料で遊んでいたのですが、今は見向きもせず…)

 

 

 

 

今回は、NHK「ひるまえほっと」に出演させていただきました!

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

またまたテレビに出演させていただきました。

今回は、NHKの地上波の番組からのオファーでした。

各局からお問合せいただけるのはとってもありがたいですね。

さて、どんな撮影風景でどんな風にオファーが来たかなど裏話満載でご紹介します。

最後に番組出演を記念して初セミナーを開催しますので、そちらの詳細もご案内しています。


 

~問い合わせは、4月~

電話にて問い合わせをいただきました。

当社のHPが検索で目に留まり、興味を持っていただいたそうです。

ポイントは、都内で一から昔ながらの手法で手すき和紙を製造していること、お役目が終わったおみくじを使って和紙をつくっていること、野菜入り和紙をつくっていることで新たな活用法で生活に和紙を取り入れているところだそうです。

そして、ぜひ神社からおみくじを受け取っているシーンも取りたいと。

う~~ん、去年も同じような内容で番組に出演したんですよね…(;^_^A

「先月、同じNHK-BSでも出演した番組がほぼ同じ内容で放送されたんですが…」っと確認も込めて説明したところ、確認はするが今回は地上波なのでたぶん問題なしとのことでした。

同じテレビ局とはいっても同じ時期に同じ内容で放送されてもいいんだと驚きでした。

本来の放送予定日は、6月上旬だったのですが、そのNHK-BSの番組の再放送が5月にあるため、ちょっと日程が近すぎるということで7月に延びました。

(途中選挙もあったので想像よりもだいぶ遅くなりましたが)

今回も

1,ショップ兼工房での手すき和紙作り工程の紹介

2,ショップ前の原料について

3,おみくじ入り和紙作りについて(神社での撮影あり)

4,浅草紙についての紹介

5,野菜入り和紙の紹介

以上を撮影したいということになりました。

私としてはあまりにもBS番組と酷似するため、新たなエッセンスとして

先日開催されたモノマチでコラボさせて頂いた天然ガーゼ入り和紙作りと、

浅草紙でも山谷になる紙洗い橋についての説明を

こちらから提案させていただきました。

天然ガーゼ入り和紙は、同じ台東区でショップを構えていらっしゃるガーゼ屋さんなので横の連携を強調できて、しかも端切れのガーゼを使うことでエコ問題につながるので他ではまだ出演していない部分ですよと伝えました。

紙洗い橋も同様で、江戸時代の浅草紙を紹介するうえで欠かせない場所だと伝えました。

他にもいろいろ提案してみましたが、この二つが撮影に加わることになりました。

天然ガーゼ屋さんとは、やさしいガーゼオブラブさんです。

詳細はこちら

www.ovlov.jp

一緒にインタビューも受けていただけることになりました。

取材側の提案だけでなく、こちらからもいろいろ提案することが大事ですね。

 

~いざ撮影~

7月7日、8日の2日間撮影となりました。

まずは、ショップでの撮影からスタートです。

和紙作り風景、おみくじを攪拌シーン、前で栽培している原料などをどんどん撮影していきます。

野菜入り和紙のシーンでは、実家で採れた梅の実を煮ることにしました。

上の写真は、落ちて傷がはいってしまった梅の実です。

番組内では紹介されなかったのでこちらにて掲載させていただきます。

私自身何回も同じシーンを撮影されているので、今回は割と順調に進んでいきました。

保護した三毛猫さんは、ちょうど発情期終わりかけで、少し大人しかった為、そのまま在店して撮影を進めたのですがやはり途中で鳴き叫んでしまったので、あえなくゲージ行き…。

撮影終わったらみんなに可愛がられました。

スタッフの皆さんが猫好きで安心しましたわ~。

 

~オブラブさんへ~

午前中のショップでの撮影が終わり、午後はオブラブさんのショップに伺ってインタビューと撮影です。

お天気が晴れてよかったです。

コラボしたいきさつやガーゼに対する想いなどをオブラブの西澤さんからお話していただき、ガーゼ入り和紙についての部分を撮影していきました。

インタビュアーの方も入っての記念写真!

残念ながらモノマチというワードは使えなかったのですが、横のつながりや台東区のモノづくりの活気を少しでも伝えられたのではと思っています。

 

~撮影2日目~

翌日は、浅草でロケです。

まずは、紙洗い橋からスタートです。

前回の撮影では、土砂降りだったので今回は晴れて安堵です。

実はこの日は大きな事件があった日だったため、放送日も延期される可能性が大と言われていました。

幸いにも変更なく放送されましたが、生放送は特に時事問題には敏感なので、無事に放送されるかは当日のその時間になってみないと分かりませんね。

次は、浅草神社での撮影です。

ちょうど、神社で開催されていた夏詣の後片付けをしている最中での撮影となりました。

またまた、大量におみくじを頂いたのでそのまま石巻の和紙内職リストのママさんたちへGO!

残念ながらママさんたちの写真も提供したのですが、カットされてしまったので、こちらで紹介させていただきます。

これで全行程の撮影が無事に終わりました。

今回は、コロナだけでなく熱中症の危険性もあったので、慎重に撮影を進められていました。

(結局インタビュアーの方は編集途中で体調を崩されて当日のスタジオ収録には出られずでした…。コロナではないそうです)

その後も野菜入り和紙をいくつかスタジオでもキャスターたちに香って頂きたいという依頼で急遽制作したり、あれやこれやの写真を送ってほしいや最終内容の確認など放送当日までバタバタとしていました。

 

~いざ放送当日~

放送日の7月25日を迎えました。

なんと、放送時間直前に番組キャスターでもある古川さんからお電話をいただき、

和紙の表裏がどちらになるかのご質問をいただきました。

(野菜入り和紙だったので明確な判断はないのですが、文字を書くにはツルツルした面が表面になるとお伝えしました)

最後の最後までバタバタだったようですね。

番組がスタートしたらすぐにコーナーが始まるということで、テレビにかじりついてチェックしました。

手すき和紙作り、野菜入り和紙、おみくじ入り和紙、ガーゼ入り和紙、浅草と和紙(浅草紙)などなど約15分のコーナーの中に内容てんこ盛りで紹介いただきました。

ちょっと盛りすぎではないかと感じてしまうほどで、結構カットされてしまったシーンが多かったのが少々残念です。

(三毛猫さんも撮影してくれたんですが、入る隙間もなかったです…)

次回のオファーの際に使っていただけるようにストックしておきたいと思います。

 

~最後に~

今回、NHKさんなのでショップ名や会社名などの紹介はできなかったのですが、それでもいくつかすでに問い合わせをいただいております。

やはりテレビに出演させていただくと反響があるのが大変ありがたいです。

そこで、今回の番組出演を記念してセミナーを初開催することにしました!

タイトルは、

「集客や売上につながる! テレビなどで取材を受ける ポイントオンラインセミナー」

ありがたいことにいくつもの番組から取材のオファーをいただき出演させていただきました。

オファーを頂けるようになるには、実はいくつか戦略と仕掛けをさせて頂きました。

しかも広告や売り込みなしでオファーをいただいています。

是非、どんな風に取材を頂けるようになるかを実例を紹介しながらお伝えしたいと思います。

本来は3,000円の参加費ですが、番組出演記念として500円とさせていただきます。

特典もいくつかつけさせていただきましたので、

★私もテレビに出たいという方や、

★どうやってテレビ出演から反響をもらうようになるかを知りたい方、

★単純に私のサクセスストーリーを聞いてみたいという方などなど

ぜひご参加いただけますと嬉しいです。

参加頂いた方々には、いろんなご感想やご意見をたくさん伺いたいです。

今回1日開催だけでなく、3日開催することにしました。

①2022年8月11日(祝)10:30~12:00

②2022年8月18日(木)19:30~21:00

③2022年8月30日(火)13:30~15:00

以上からご都合のよい日程をお選びいただけます。

詳細はこちら

shop.thewashi.tokyo

たくさんのご応募お待ちしております!

 

 

 

 

突然ですが、ショップにて三毛猫を保護しました!

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

和紙や水引には全く関係ないのですが、6月10日に迷い猫を保護しました。

というか、ショップに居ついてしまいました(;^_^A

さて、どんな猫でいままでの経緯をご紹介します。


 

~迷い猫は三毛猫~

この数日前からショップの周りで見かけてはいたのですが、警戒されて逃げてたので、ちょっと心配しておりました。

というのもここら辺ではあまり飼い猫や野良猫を見かけないので珍しいのもありました。

鳴き声が聞こえたら、様子を見守ろうと思っていたところでした。

10日(金)の昼間にふたたび鳴き声が聞こえたので、ドアを開けて外を見るとこの前とはちがって通行人の足にすり寄って鳴いている猫がいました。

そして、私にも近づいてきたので撫でていたらスルッと店内に入ってしまいました。
何回か外に出しても中に入って出ていこうとしません。

その間もずっと鳴いていてどうしようもないので、とりあえず水をあげてみました。
この日はちょっと暑かったのもあってかぶ飲み状態。
それでもミャーミャーと鳴きやみません。
完全に空腹なのでしょう。
かといってむやみにえさを与えてはと思い、ずっと抵抗していたのですが結局根負け。
とりあえず、近くのコンビニに急いで餌を買ってきました。
(途中近所の人にも事情を話して情報拡散しながら)
息をきらして戻ってみると、のんびりテーブルの上で横になってました。

店内に閉じ込めて暴れてないか不安だったのですが、ちょっとだけ安心しました。

餌をあげると勢いよく食べ始めあっという間に完食。
やっと鳴きやみました。

これで外に行くかなと思い、ドアを開けっぱなしにしたのですが出ていかず。
出ていったかと思うとすぐに戻ってきてしまう状態。
こちらも困り果ててしまいました。
それには理由があって、このショップを借りているビルはペット禁止だからです。

保護するにもオーナーさんの許可がないとどうにもなりません。
かといってこのままにするわけにもいかず、とりあえず病院に行ってこの猫の状態とノミなどの駆除をしてもらおうと決めました。

ペット用のキャリーケースなどないので、代用品をさがさなければなりません。

プラボックスやらいろいろ探しましたが、結構この猫が大きくて入らない状態。
あれこれ探して簡易スーツケース(布製)を見つけてそこに入ってもらい急いで病院へ。

途中、猫もわけわからず捕まえられたので暴れて外にでようともがいていましたが、なんとか抱えながら病院に到着。
そしたら一瞬に大人しくなりました。

(呼吸できるようにと少しだけスーツケースのチャックを開けていたところから光が入ってもがいていたようです。暗くしたら落ち着きました)

先生の診断によると、

*三毛猫のメス

*年齢は3~5歳位

*外に出しても暴れずに大人しいのは飼い猫もしくは人の手から餌をもらっていた可能性大

*あまりノミやダニがついていない(もちろん、フロントラインはつけてもらいました)

*ちょっと痩せ気味だけど触診では病気はなさそう。(人間の食べ物を食べていたのか歯に歯石がついている)

以上な感じでした。

健康そうなのでひとまず安堵。

ただし、問題は山積み。

オーナーさんの許可は出ていないし、あまりにも突然ゆえこちらもこれからどうすればよいかが分からず。

獣医さんに相談し、とりあえず他の動物病院や警察などに連絡して飼い主さんを探すことを第一に考えて、早急にオーナーさんとも相談することから始めることにしました。

近所の方からキャリーケースなどが借りれたので、とりあえずその中に入って許可がでるのを待機状態でした。

事情を話してついに保護してよしというお言葉を頂きました!

とりあえず一つ難関をクリアしましたが、まだまだ問題は山積み。
ゲージが間に合わなかったので、私の居住スペースで一晩を過ごしたのですが夜鳴きがすごくて私は一睡も寝れずでした。
これも対策を練らなければ。

 

~2日目~

この日は午前中、小さいお子さん向けのワークショップが入っているため、居住スペースで待機していただくことにしました。

(環境が整うまではお客様には触れさせるわけにはいかないのと脱走の可能性があるので)

ワークショップ終了後に派出所に保護の旨を伝えて猫の情報を伝えました。

(落とし物を拾ったのと同じで、警察に猫を引き渡しても飼い主があらわれなかったら保健所と相談でそのあと殺処分になることも否定はできないと言われました。
そこでもいろいろ相談し、飼い主をさがしながら私の方で保護することにしました)

急いでショップに連れて行こうと部屋をのぞくとのんびりくつろいでいました。

ちょっとずつ落ち着いてきたのかも。
ただし、まだまだ私の姿を見ると離れようとはせずにトイレまでついてきてしまう始末でした。

まだ不安があるのでしょうか。

 

~3日目~

この日は、ショップは休みなので再び居住スペースで過ごしてもらうことにしました。

そこで気づいたのですが、お腹に傷らしいものを発見。

どうやら避妊手術の痕のようです。

やはり飼い猫だったのが濃厚になってきました。

また、抱っこやひざ乗りを要求してきます。
おそらくたっぷり飼い主さんに甘えられていた環境だったと思うので、早く見つけてあげたいという気持ちが一層強くなりました。

 

~4日目~

ようやく猫も環境に慣れてき始めたので、営業中はショップで過ごしていただくことにしました。

私も感覚が分かってきて、四六時中そばにいなくても安心してもらえるようになりました。
猫はやはり少し高い所が安心するようなので、長テーブルにサブトン敷いてくつろいでいただくことにしました。

この日からようやく私も仕事ができる状態になってきました。

不思議なんですが、お客さんとの打ち合わせの時は寄り付かずドアマットの上で静かに寝てます。

また、作業していても近寄ってきません。

状況を判断してこちらの様子を見ながら行動しているようです。

そして、チラシも完成!

近所のお店や町会さんなどに配って広く情報を広めたいと思っています。

近くの動物病院にも先に電話で事情を説明し、チラシも置かせて頂けることになりました。

SNSなどでも今後も情報を発信していく予定です。

~5日目~

窓の近くにキャットタワーを組み立てました。

ここから猫が見えるようにして、広く猫の存在を知って頂くことにしました。

(もちろん、飼い主さん探しているチラシも窓に貼っています)

最初は、上がらせてもすぐに降りてしまい、興味を示さず…。

あの手この手でやっとくつろいでいただけるようになりました。

ただし、窓から見えない中間層が一番のお気に入りのようです。

これからは私だけでなく、いろんなお客さんに触れて頂いて猫にも慣れていただこうと思っています。

保護している状態なので、名前はつけないことにしました。

これからも猫さんと言うようにします。

とりあえず、この猫さんと探しているであろう飼い主さんのことを優先で過ごしていきたいと思います。

今後も猫さんの様子はご紹介しますね。

 

~最後に~

まだまだこの猫さんは外に興味がある様子なので、ドアはほんの少ししか開けないようにしています。

ショップにいらっしゃる際は、入る前にノックしていただけると助かります。

また、ショップ近くにいらっしゃる方ならば何らかの情報、保護猫団体の方ならば今後どのようにするのがよいのかなどをアドバイスを教えていただけると助かります。

私もまだまだ戸惑いの中この猫さんと過ごしております。

今後に関してもどうするのがよいかもまだ決まっていません。

皆様の温かいお声やアドバイス、心よりお待ちしております。

あと、猫グッズが多い状態ですが和紙商品や水引商品は販売しておりますのでぜひご興味ある方は遊びにいらしてくださいませ。

ショップの場所はこちらをご覧ください。

thewashi.tokyo