こんにちは。
ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。
またまた和紙作りワークショップを開催しました。
緊急事態宣言が解除されて、関心が高まっている感じがします。
今回は当日のご予約でご参加となりました。
基本的には準備があるので3日前までにご予約を頂く形をとっております。
ただ、作業工程を省いたショート形式も対応できる場合もあります。
今回も全部は準備できなかったので一部分のみを体験頂きました。
それでも満足していただけたので安堵でした。
小人数開催でショップに入る際には手指消毒、検温をさせて頂き、換気しながら始めていきます。
道具類もなるべく共有せずにそれぞれに用意し消毒したものを用意しております。
手指消毒は、ご来店頂いたお客様にはお願いしております。
今回参加された方は、親子でいらっしゃいました。
お子さんのクラスのお友達の何人かどこかで和紙作りワークショップに参加されたそうで、ご自分でも作ってみたいとのことでいろいろ調べて当ショップにたどり着いたそうです。
都内でいくつか和紙作りワークショップは開催されているのですが、どこも予約制だったように記憶しております。
当ショップもいきなり来店されて参加したいとおっしゃられても他の作業しているため準備で少々待って頂かなければなりません。
(毎日、和紙を作っていないため)
できましたら当日でも前もってご連絡頂き、時間帯などを決めさせていただきご来店いただくことをお願いしております。
和紙が何からつくられているかはお二人ともご存じないということなので、実際に楮の木とトロロアオイを見て頂くことからスタートします。
残念ながら、皮を剥く表皮とりの準備はできなかったため叩く作業の打解(だかい)の工程から体験頂きます。
(ちりよりも、前日別件でキレイに取り除いてしまったので、こちらもなし)
リズミカルに叩いてほぐして頂きました。
なかなかこの体験も経験できないので、新鮮な作業ではなかったのではないかと思います。
最初は、あちこち原料が飛んでしまいましたが慣れてくるとまとまって叩けるようになりましたよ。
そして、いよいよ漉(す)きの作業に入ります。
コロナ過の現在は、密になるのを極力避けております。
従来は、サポートして一緒に漉きますが、最初だけ動きを確認頂いた後はおひとりで漉いて頂きます。
こちらの方がより和紙を作っている感覚が楽しめるのではないかと思っています。
お母さんもお子さんも最初はドギマギされている感じでしたが、ゆっくり丁寧に作業されると原料がキレイに漉けるのか体感頂けたのではないでしょうか。
そして、お楽しみの飾り付けです。
当方でも季節を感じる、桜、モミジ、クリスマスなどのワンポイントをご用意しております。
やはりクリスマス系は定番ですね。
ワークショップでは、葉書サイズ4枚+α作ることができます。
二回目は、枠をとってA5サイズで漉いて頂きました。
ご持参頂いた落ち葉なども入れて仕上げていらっしゃいました。
今回の+αはパイナップル入りの和紙を作って頂きました。
こちらは、すでにパイナップルの繊維がミックスされているので飾り付けはなしです。
繊維を荒く、雲竜和紙のような仕上げとなりました。
ショートタイプといっても、およそ90分位の内容になりました。
他にもいろいろ展示している商品を見て気に入って頂けて嬉しかったです。
次回は、他のワークショップをご予約頂きました。
一回だけでなく、和紙に関して興味を持って頂けるのはとてもありがたいですね。
これからの季節に向けて、クリスマスやお正月用にぜひ和紙作りや和紙雑貨、水引などにご参加いただけましたら幸いです。
他のワークショップも開催しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
また、何か実験をしてみたいと思っていらっしゃる方もぜひメッセージください。
余談ですが、お子さんが一番気に入ったのはお母さんと共同で飾り付けをしたこちらでした。
木の部分は、みかんの皮でデザインしています。
立派な作品ですね。
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