20210515 水引あわじ結びオンラインワークショップを開催しました

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

久しぶりにオンラインで水引結びのワークショップを開催しました。

当方のワークショップは初めてチャレンジする初心者向けとなっています。

今回は4名の方がご参加頂きました。

オンラインでは初めての人数なので、ちょっと戸惑いましたが、無事に全員が完成させることができました。

どんなワークショップだったかををご紹介します。

 


 

~今回の参加者さま~

団体でお申込みを頂きました。

在留外国人の皆様向けに日本文化を紹介されているグループからオンラインで水引を紹介したいということで、まずスタッフの皆様がワークショップにご参加頂きました。

参加者の皆様はどなたも水引結びをされたことがないそうです。

当方の水引ワークショップは超初心者向けのプログラムになっています。

そもそもワークショップを企画したのには理由があります。

最初は水引で作った商品を販売だけしていましたが、お客様から「水引結びにチャレンジしたいんだけど、本や動画を見ても意味が分からなくて失敗ばかりする」というお声でした。

それが一人だけでなくいろんな人からも同意見を頂いたので、初めてチャレンジされる方向けに開催しようと企画がスタートしました。

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海外でもジェスチャーなどを交えて開催し、皆さんキレイな水引結びをマスターされています。

いままで水引に触れてこなかった方でも完成させることはできると思います。

オンラインでの水引ワークショップは、基本的に3名までとさせていただいています。

 理由として、画面越しで直接のサポートができないので人数が多いとそれぞれのフォローができるかどうかが不安があったからです。

また、参加者の進み具合に差があると全体の流れをどう進めるかの見極めが難しいと思ったのですが、今回は実験もかねて4名で進めていくことにしました。

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~いよいよワークショップスタート~ 

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まずは、水引の歴史を紹介します。

いろいろ調べると所説あってどれが正しいのかはわかっていないんですよね。

(遣隋使説、日明貿易説、寺社仏閣結界説など)

そして、日本で水引が多くつかわれているのはご祝儀袋です。

実は結びによって使い分けをしなければならないので、その点も併せてご紹介しました。

やはりここら辺は外国の方々にも知って頂きたい情報になります。

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そして、実際に水引結びを一緒に作っていきます。
オンラインでは、私の手元がアップで映るようにサブカメラもスタンバイして進めていきます。

ワークショップでは、水引結びの基本ともいえる「あわじ結び」をお伝えしています。

この結びがマスターできれば、他の結びもすぐに理解できますよ。

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事前にキットを送っているので、その中から水引を選んで作ることができます。

超初心者向けなので、一遍に多くの水引で結びません。

1本から丁寧に結んでいきます。

そして、オンラインの場合繰り返しあわじ結びを結んでいただきます。

水引結びには、決まった通す順番があります。

これをすんなり理解できて結べることが大事です。

オンラインだと直接のサポートができないので、しっかり覚えていただくことが必要です。

よって、ワークショップではテキストを使いません。

まずは、こちらの手元と同じように通す順番を覚えていただくことが上達の早道と考えています。

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何回か1本で繰り返したのちに少しずつ本数を増やして結んでいきます。

通す順番は理解されているので、こんどはキレイに仕上げていくことに集中していただきます。 

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皆さん、無事に完成させることができました。

(おひとり途中で失敗されて時間内には間に合わなかったのですが、結び方はきちんとマスターされています)

キットの中にはストラップもはいっているので、すぐにかばんや鍵などにつけて楽しむことができます。

 

~最後に~

当方が直接オンラインで外国人の皆様にワークショップを開催するかどうかはまだ決まっていません。

基本的に当方のワークショップに参加頂いた方がキットを使って教えることはOKにしています。

(一度もワークショップには参加せずにキットだけを購入して教えることはご遠慮いただいております。)

教えるに際してのポイントや注意点をお伝えして、質問にお答えしてワークショップは無事終了しました。

今回想定よりも多い人数でワークショップを開催しましたが、繰り返し復習をすることでそれぞれの進み具合を合わせられて、全員が完成させる道筋がつけられたことは当方にとって大きな収穫となりました。

また、参加頂いた方がどうやってこの水引結びを紹介して進められるかも気になります。

キットには、オンラインでは紹介していない梅結びの結び方のテキストも入っています。

そして、今後も他の結びのキットを日本語と英語と両方企画して販売していきたいと考えています。

どんどんいろんな人に水引の魅力が伝わっていただけるように今後も商品やブログや動画で紹介していきますね。

オンラインワークショップにご興味あるかたはこちらからお申込みいただけます。

shop.thewashi.tokyo



   

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