水引と手すき和紙で作る可愛いお正月飾りワークショップ開催

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

今回は、お正月に向けて水引と和紙で作る飾りのワークショップをご紹介します。

今回は、近所に住んでいらっしゃるマダムがご参加頂きました。

きっかけはなんと先日放送されたテレビ朝日「じゅん散歩」を観て気になったということです。

今回の放送後は商品についてではなく、作りたいというワークショップの問い合わせが多かったです。

時期やそれぞれの番組の傾向もあるのかもしれませんね。

道具類もなるべく共有せずにそれぞれに用意し消毒したものを用意しております。

手指消毒は、ご来店頂いたお客様にもお願いしております。 


 

~今回のお客様は~

上記にも記載しましたが、近所に住んでいらっしゃる女性の方です。

「じゅん散歩」をご覧になって当方のHPをご覧になって正月飾りがきになったそうです。

実は他のお客様でもチラッとしか映らなかった水引を観てわざわざご来店頂いたお客様もいらっしゃいます。

どこでどうつながるかは分からないですね。

水引結びはまったくの初めてということなので、基本となるあわじ結びからレクチャーします。

今回の飾りではあわじ結びから始まる結びが2つあるので、これを機会に基本を覚えていただければ幸いです。

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~笹結び→梅結び→松結び~

まずは、結びがない笹結びから作っていきます。

これは切った水引を組み合わせるだけなので、簡単にできます。

水引もご自分の好きな色を選んで作って頂くことにしています。

キットやオンラインではある程度決まった色を送りますが、直接のワークショップではいろんな色から選べるのが醍醐味だと考えています。

逆にどれにすればよいか迷って困ってしまう方もいらっしゃいますが…。

笹は若竹をイメージしているので、グリーン系でも明るい色を選ばれるとよいと思います。

次はいよいよあわじ結びからの梅結びです。

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何回かあわじ結びに挑戦されてから梅結びに進みます。

初歩で失敗する方はあれこれ考えてしまって混乱される方が多いです。

当方では手や指の動きをお伝えしているので、型を覚える感じに似ているかも。

梅結びはあわじ結びから2工程すれば完成するので、ぐっとハードルが下がります。

次はいよいよ松結びです。

これはちょっとハードルが高いので、ご理解いただけるか心配しましたが無事に結ぶことが出来ました。

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初めての方は1本のみで結んで練習をするのが上達への近道と考えています。

よって当方で販売する水引キットはすべて1本のみで結ぶ写真を掲載しています。

何本もあるとどこを通しているかが分かりにくくなることが多いです。

最初は1本ですんなり結べるようになったら本数が増えても失敗することはかなり減ります。

時間がかかりますが、丁寧に結ぶことを優先しております。

~しめ縄風三つ編み、紙垂(しで)~

飾り分が完成したら本体を作っていきます。

しめ縄風の本体の輪は、三つ編みで結んでいきます。

これなら初心者の方でも簡単に編んでいけます。

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ポイントは、水引同士がよじれずに平行に結ぶことです。

長く編んでいくとだんだん曲がりますが、気にするはありません。

(結局最後は輪にするのでOK)

最後に紙垂(しで)を作ります。

これもとても簡単です。

もちろん、和紙は手すきした東京和紙です。

今後に切れ込みを入れて順に折っていけば完成です。

参考に四つ編みにするのもゴージャスですよ。

結び方は動画をご覧ください。


www.youtube.com

~組み立て~

全ての準備は完成しましたので、いよいよ組み合わせていきます。

細いワイヤーを使ってそれぞれの結びを本体の輪に結んでいきます。

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どこにつけるかはお好み次第です。

今回、おまけとして笹結びと梅結びをプレゼント。

さらに華やかな飾りになりますよ

~完成~

約2時間夢中になって作ってついに完成しました。

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紙垂の接着が乾いていないので、洗濯ばさみで固定しています。

初めて水引に触れる方でもきちんと完成させることが出来ました。

参加された女性もとても仕上がりを気に入って頂き、もう一つ作って娘さんにプレゼントしたいということでキットをご購入頂きました。

茶道をされていらっしゃるということなので、お包み袋(?)などに水引結びを付けて差し上げるのも素敵ですね。

当ショップでは、ぽち袋のキットも販売していますよ。

今回ご参加頂いた方のご意見だと初心者にはやわらかい水引が結びやすかったとのこと。

結びやすさなどを考えると絹糸が巻いてある絹巻水引がベストです。

練習はまずはそこからスタートされることをお勧めします。

なお、当ショップでは、約70色近い水引をご用意しています。

是非、ショップにご来店頂き、実際にご覧になって選ばれるといいですよ。

また、オンラインでもそれぞれの水引を色別で販売しています。

shop.thewashi.tokyo

基本となるあわじ結びだけを作るワークショップは予約なしでショップにてご参加いただけます。(参加費1,100円(税込)、約30分弱)

こちらは、ストラップかネックレスを作ることができます。

お正月飾りのキットもオンラインワークショップも開催しています。

shop.thewashi.tokyo

ぜひ来年チャレンジされるのを心よりお待ちしております。

 

2021年もあとわずか。

本年もいろんな方に当WEBサイトをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

そして、オンラインショップでのご購入やSNSでのフォローなども心よりお礼申し上げます。

また来年も国内だけでなく、海外の方にもさらに興味を持って頂けるように精進していきます。

今後もどうぞよろしくお願いします!

 

#japanesecushion #Washi #WashilaboTOKYO #handmade #Traditional #Mizuhiki #Newyears #Tokyo #Okachimachi #Mizuhikiknot

 

 

 

テレビ朝日の「じゅん散歩」に和紙ラボTOKYOが出演しました!

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

久しぶりにテレビ出演することになりました。

番組は、テレビ朝日の「じゅん散歩」

ショップに高田純次さんがいらっしゃいましたよ。

12月21日に無事に放送されて一安心。

残念ながら見逃し配信なしの地方放送もなしなので、どんな風に紹介されたか裏話も加えてご紹介します。

高田さんとの撮影は嵐のように進んでいきました。(;^_^A 


 

~オファーを頂いたのは10月下旬~

番組のディレクターがふらっと訪ねてきました。

こんど、上野特集なのでいわゆるネタ探しにいらっしゃいました。

前にテレビ出演した際の内容なども説明し、その中でやはり廃棄寸前の野菜入りの和紙やお役目が終わったおみくじ入りの和紙バッグに興味を持って頂き、無事採用となりました。

 

~撮影日は土砂降りの大雨~

 

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(テレビをスマホで撮影したため、光ってます…。)

ご覧のように、撮影した日は土砂降りの大雨で、本当は看板は出しなくなかったのですが、撮影のためやむなく…。

11月の上旬の撮影でした。

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リハーサルもなくいきなり撮影だったので、高田さんが何をおっしゃるか全くわからない状態での対応でした。

いきなり「おじょうちゃん」と呼ばれた時は笑ってしまいました。

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(すでにばばあの年齢なので…(;^_^A)

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ディレクターとの打ち合わせの中で野菜入り和紙でなんの野菜を使用しているかをクイズ形式で紹介することになっていたので、裏側を見せています。

ただ、あまり盛り上がりはしなかったような雰囲気…。

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実際に野菜を煮ているところも紹介するということだったので、実家の梅で和紙を作っているところを紹介しました。

高田さんにはカレーと言われましたけど、色は似ているかも。

他にも作業途中のものも紹介しましたが、残念ながらカットでした。

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次におみくじ入り和紙で作ったバッグ類の紹介です。

北斎の浮世絵をデザインしたバッグは目に留まり実際に高田さんが手に取って頂きました。

このおみくじは浅草神社さまからお清めしていただいたものを頂いて、和紙に混ぜてかばんを作っています。

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ディレクターとしては凶が入っていないことがヒットポイントだったようで、私に二回も紹介の指示がきたのですが、高田さんはあまり刺さる様子がなく赤文字でのテロップで強調となりました。

高田さんとしては作る工程の方が少々興味を感じて頂いたのかもです。

こちらの希望としてはうちの和紙で高田さんに何か書いていただきたかったのですが、叶わずでした。

(年賀状の話も素通りでした…)

実際の撮影時間は15分位で、まさに嵐のようにぞろぞろスタッフを従えていらして、

バタバタを一斉に去っていったという感じでした。

これが晴れていたらまた違っていたかもしれません。

(スタッフも私も慌てておりました)

リズミカルに叩いてほぐして頂きました。

水や力加減が定まらないとあちこち飛んでしまっていました。

そして、いよいよ漉(す)きの作業に入ります。

 

~後日商品撮影~

 

高田さんとの撮影はあっけなかったのですが、商品撮影などには2回も撮影が入りました。

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許可を頂いて写真を撮らせて頂きました。

高田さんが手に取った商品の単体の撮影と実際に和紙を漉いている作業風景の撮影をしました。

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石巻にいる和紙内職リストさんたちにカットして頂いたおみくじも撮影して紹介頂きました。

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編集段階で取りこぼしていた分の撮影もしています。

紹介するのは当ショップだけではないので、スタッフの労力も大変ですね。

無事に放送されて、ありがたいことにお問い合わせも頂きました。

商品だけでなく、ワークショップのお問い合わせも頂きました。

野菜入り和紙は、オンラインショップでも販売しております。

shop.thewashi.tokyo

テレビでは紹介されなかった野菜入りも販売しています。

もちろん、ご自分で作りたいという方にも大歓迎です。

詳細はこちら

shop.thewashi.tokyo

2021年は、いろんなテレビ局からお問い合わせを頂き本当にありがたいです。

撮影のたびに商品がどんどん増えていますので、ぜひそちらもチェックしていただけると嬉しいです。

残るはフジテレビです。(厳密にいうとTBSも…)

オファーを心よりお待ちしております!

 

野菜入り和紙の制作風景の動画もありますよ。


www.youtube.com

 


www.youtube.com

 

#japanesepaper #Washi #WashilaboTOKYO #handmade #Traditional

 

 

 

家族で参加の和紙作りワークショップ

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

今回は、家族で和紙作りワークショップにご参加頂きました。

実際に体験するのは姉妹二人でお父さんお母さんはカメラマンでした。

お姉さんの学校で紙についての課題が出たそうで、それならば本格的な和紙作りを

してみたいということで参加頂きました。

何から何まで新鮮だったご様子で、目をまん丸にして体験頂きました。

小人数開催でショップに入る際には手指消毒、検温をさせて頂き、換気しながら始めていきます。

道具類もなるべく共有せずにそれぞれに用意し消毒したものを用意しております。

手指消毒は、ご来店頂いたお客様にもお願いしております。 


 

~今回のお客様は~

中学生のお姉さんと小学生の妹さんが実際に体験頂きました。

学校の課題で紙についてとはまさにSDGsですね。

当方は、もともと伝統的な製法で手すき和紙を作っているので、いまさら横文字が出てきても少々小恥ずかしい気持ちもありますが…。

そもそも和紙は何から作られているかを尋ねてみると、二人とも「……」といった感じでした。

楮(こうぞ)といってもどういうものかがピンと来ていない様子だったので、ショップ前で育てている実際の木を見て頂くことにしました。

かぎがある葉っぱの形が特徴的です。

そして、和紙作りにはもう一つ大事な植物があって、それはトロロアオイです。

ちょうど11月は収穫時期だったので、せっかくのチャンスなので、実際に収穫していただきました。

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あらかじめ土をほぐして小さめのものを掘って頂きましたが、実際はどうやって成長しているかを見て頂けたと思います。

なにより、今の時期のみの貴重な体験となったと思います。

 

~表皮とり、ちりとり、打解、漉(す)き~

収穫の後は、通常と同様に表皮取り、ちりとり、打解(だかい)作業を体験頂きました。

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なかなかヘラの使い方に慣れていなくてうまく皮がむけにくかったようですが、集中して作業していただきました。
(ちょっと節や傷もあって手こずってしまいましたね)

次は、傷やカスを取り除くちりとり作業。

お姉ちゃんのはわりとキレイな状態だったのですが、妹ちゃんの方は傷だらけだったので、最後は共同で作業されていましたよ。

そして木槌を使って叩く打解(だかい)作業です。

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リズミカルに叩いてほぐして頂きました。

水や力加減が定まらないとあちこち飛んでしまっていました。

そして、いよいよ漉(す)きの作業に入ります。

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最初は妹さんからです。

コロナ過の現在は、密になるのを極力避けております。

従来は、サポートして一緒に漉きますが、最初だけ動きを確認頂いた後はおひとりで漉いて頂きます。

こちらの方がより和紙を作っている感覚が楽しめるのではないかと思っています。

どうしても両手を平行に保つのは難しく、手前が少し厚くなってしまいました。

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次はお姉ちゃんの番です。

最初は戸惑って途中逆方向からすくってしまった部分もありましたが、おひとりで漉くことができました。

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和紙作りで一番楽しい飾り付けです。

来月はクリスマスやお正月もあるので、イベントに特化した飾りが二人とも選んでいました。

二回目は、葉書サイズではなくA5サイズの少し大きめの和紙を漉いて頂きました。

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上段が妹ちゃんで、下段がお姉ちゃんの和紙です。

性格が和紙にも表れているように思えます。

希望される方にはもう一度葉書サイズを漉いていただくことも可能です。

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最後は、野菜入り和紙を漉いて頂きました。

今回は、梅入りです。

ほのかな甘酸っぱい香りが香ってきました。

ほんのり和紙も黄色くそまっているので、また趣がちがう和紙を作ることが出来ました。

乾燥している間は和紙茶でブレイクしていただき、ワークショップは終了となります。

~最後に~

姉妹二人のアンケートはこちら

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お姉ちゃんのAYAKAさんです。

彼女の学校に提出するレポートが楽しみですね。

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妹さんのYUIさんです。

付き添いで参加されてましたが、静かに作業に夢中になっていたように感じました。

今回は特別な体験や変わったお土産(トロロアオイの実)もプレゼントさせて頂いたので、貴重な回となったと思います。

一回きりではなく、いろんなワークショップにご参加頂き和紙について興味を持って頂けると嬉しいですね。

今後は、お父さんもお母さんも参加していただけたらまた盛り上がるのではないかと思います。

 

これからの季節に向けて、クリスマスやお正月用にぜひ和紙作りや和紙雑貨、水引などにご参加いただけましたら幸いです。

shop.thewashi.tokyo

他のワークショップも開催しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

また、何か実験をしてみたいと思っていらっしゃる方もぜひメッセージください。

 

#japanesecushion #Washi #WashilaboTOKYO #handmade #Traditional

 

 

 

和紙作りワークショップは当日の予約でも参加できます。時と場合によっては…。

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

またまた和紙作りワークショップを開催しました。

緊急事態宣言が解除されて、関心が高まっている感じがします。

今回は当日のご予約でご参加となりました。

基本的には準備があるので3日前までにご予約を頂く形をとっております。

ただ、作業工程を省いたショート形式も対応できる場合もあります。

今回も全部は準備できなかったので一部分のみを体験頂きました。

それでも満足していただけたので安堵でした。

小人数開催でショップに入る際には手指消毒、検温をさせて頂き、換気しながら始めていきます。

道具類もなるべく共有せずにそれぞれに用意し消毒したものを用意しております。

手指消毒は、ご来店頂いたお客様にはお願いしております。 


 

~今回のお客様は~

今回参加された方は、親子でいらっしゃいました。

お子さんのクラスのお友達の何人かどこかで和紙作りワークショップに参加されたそうで、ご自分でも作ってみたいとのことでいろいろ調べて当ショップにたどり着いたそうです。

都内でいくつか和紙作りワークショップは開催されているのですが、どこも予約制だったように記憶しております。

当ショップもいきなり来店されて参加したいとおっしゃられても他の作業しているため準備で少々待って頂かなければなりません。

(毎日、和紙を作っていないため)

できましたら当日でも前もってご連絡頂き、時間帯などを決めさせていただきご来店いただくことをお願いしております。

和紙が何からつくられているかはお二人ともご存じないということなので、実際に楮の木とトロロアオイを見て頂くことからスタートします。

 

~打解、漉(す)き~

残念ながら、皮を剥く表皮とりの準備はできなかったため叩く作業の打解(だかい)の工程から体験頂きます。

(ちりよりも、前日別件でキレイに取り除いてしまったので、こちらもなし)

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リズミカルに叩いてほぐして頂きました。

なかなかこの体験も経験できないので、新鮮な作業ではなかったのではないかと思います。

最初は、あちこち原料が飛んでしまいましたが慣れてくるとまとまって叩けるようになりましたよ。

そして、いよいよ漉(す)きの作業に入ります。

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コロナ過の現在は、密になるのを極力避けております。

従来は、サポートして一緒に漉きますが、最初だけ動きを確認頂いた後はおひとりで漉いて頂きます。

こちらの方がより和紙を作っている感覚が楽しめるのではないかと思っています。

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お母さんもお子さんも最初はドギマギされている感じでしたが、ゆっくり丁寧に作業されると原料がキレイに漉けるのか体感頂けたのではないでしょうか。

そして、お楽しみの飾り付けです。

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当方でも季節を感じる、桜、モミジ、クリスマスなどのワンポイントをご用意しております。

やはりクリスマス系は定番ですね。

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ワークショップでは、葉書サイズ4枚+α作ることができます。

二回目は、枠をとってA5サイズで漉いて頂きました。

ご持参頂いた落ち葉なども入れて仕上げていらっしゃいました。

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今回の+αはパイナップル入りの和紙を作って頂きました。

こちらは、すでにパイナップルの繊維がミックスされているので飾り付けはなしです。

繊維を荒く、雲竜和紙のような仕上げとなりました。

~最後に~

ショートタイプといっても、およそ90分位の内容になりました。

他にもいろいろ展示している商品を見て気に入って頂けて嬉しかったです。

次回は、他のワークショップをご予約頂きました。

一回だけでなく、和紙に関して興味を持って頂けるのはとてもありがたいですね。

これからの季節に向けて、クリスマスやお正月用にぜひ和紙作りや和紙雑貨、水引などにご参加いただけましたら幸いです。

shop.thewashi.tokyo

他のワークショップも開催しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

また、何か実験をしてみたいと思っていらっしゃる方もぜひメッセージください。

 

余談ですが、お子さんが一番気に入ったのはお母さんと共同で飾り付けをしたこちらでした。

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木の部分は、みかんの皮でデザインしています。

立派な作品ですね。

 

#japanesecushion #Washi #WashilaboTOKYO #handmade #Traditional

 

 

 

緊急事態宣言解除後の和紙作りワークショップ開催!

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

東京の緊急事態宣言が解除されて、少しずつ元の生活に戻りつつあると思います。

当ショップでも、なかなかワークショップの宣伝がしにくかったのでちょっと安堵しました。

そこで久しぶりに23日の土曜日に和紙作りワークショップを開催しました。

どんな風に開催されたかをご紹介します。

解除されたからといっても、小人数開催でショップに入る際には手指消毒、検温をさせて頂き、換気しながら始めていきます。

道具類もなるべく共有せずにそれぞれに用意し消毒したものを用意しております。

手指消毒は、ご来店頂いたお客様にはお願いしております。 


 

~まずは原料を知って頂く~

今回参加された方は、ご自分でオーガニックコットンを染色して商品を作られている作家さんでした。

あまったコットンを和紙となにかコラボしたいと思われてご参加頂きました。

一度、和紙漉き体験は参加したことがあるそうですが、実際どんな木で作られているかはご存じないということなので、ショップ前で栽培している楮(こうぞ)の木とトロロアオイの花を見て頂きました。

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季節が秋に突入し、葉っぱも黄色く変色してきました。

トロロアオイの花も時期が終わる直前にタイミングよく咲いてくれました。

和紙作りにはどこの部分を使うかなどを説明し、実際作業していくワークショップに進みます。

~表皮とり、打解、漉(す)き~

和紙には楮(こうぞ)の皮の白い部分しか基本的に使用しません。

そこで、外側の鬼皮と真ん中のあま皮を取り除く必要があります。

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なかなかヘラの角度や皮の状態がマッチしないと綺麗に剥くことが難しいです。

それでも試行錯誤しながら表皮とり作業を行っています。

次に3時間煮た白い木皮の傷やカスを取り除くちり取り作業を行って、繊維をほぐす打解(だかい)作業に進みます。

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「無心になって叩いてしまいますね」との感想がありました。

まさに無になって叩き続けていくと細いキレイな繊維になっていきます。

少し水の中に入れてみると綿毛のようにふわふわした繊維になります。

「コットンもおなじような作業をします」と参加者さまもおっしゃっていました。

植物で何かを作る際は似ている作業があるのですね。

そして、いよいよ和紙漉(す)き作業に入ります。

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コロナ過になってから基本的に私が最初に実演を見せてから、おひとりで道具を持って漉いて頂いています。

すくって揺さぶりながら水を落とす溜め漉きというやり方で和紙を漉きます。

一度体験をされているのですぐにコツが分かったご様子でした。

ちなみに当ワークショップでは、すこしチリが入った和紙を漉いて頂いています。

真っ白な和紙は他のワークショップでも体験いただけますが、チリ入りはちょっと貴重だと思うので、あえてそうしています。

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葉書にイズ2枚が同時に漉ける道具なのですが、真ん中の枠を外ればA5サイズも漉くことができるので、希望をおっしゃっていただければ対応できます。

上に飾るものも和紙です。

これは、桜の花びら型の和紙を飾っていらっしゃいます。

ワークショップでは、その場でお持ち帰りいただけるように機械で乾燥させます。

その間は和紙茶を飲んでブレイク頂いています。

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+αとして野菜入り和紙も漉いていただきました。

今回は赤ピーマン入りの和紙です。

機械で乾燥させると色が濃くでるので、長く保ってくれるといいのですが。

他は、モミジやクリスマスなど季節に合ったポストカードが完成しました。

 

~2周年オープン記念プラス~  

参加者さまが自宅でも和紙を作ってみたくて道具などを探しているとおっしゃっていました。

当ショップでも身近な道具を使ってオンラインワークショップやキットを販売しております。

shop.thewashi.tokyo

今月は、ショップがオープンして2周年です。

特別に自宅でも和紙が作れる方法をお伝えしました。

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キットにも同じものが入っています。

自宅で作る場合は、道具を下に置いて上から原料を流す流し込み漉きになります。

ネリ(粘り成分)が多いと落水のスピードが遅いので表初心者でも面を綺麗にすることができます。

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今回は、ご自分で染めたコットンを混ぜて和紙を作っています。

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ワークショップでは、鉄板の上で乾燥させていますがご自宅で乾燥させる場合はアイロンを使用してください。

もっとコットンをほぐして和紙原料と混ぜれば平らな和紙ができますよ。

~最後に~

これからの季節は、クリスマスカードや年賀状を作りにワークショップにご参加いただけると嬉しいです。

また、上に飾るものもいくつかご持参いただければオリジナルの和紙カードが作れます。

(中には厳しいものもありますので、当日確認させていただきます)

是非、1回体験しただけで終わらせないでリピートになって頂いたり、おうちでも和紙作りをしていただけると嬉しいです。

shop.thewashi.tokyo

他のワークショップも開催しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

また、何か実験をしてみたいと思っていらっしゃる方もぜひメッセージください。

 

 

#japanesecushion #Washi #WashilaboTOKYO #handmade #Traditional

 

 

 

和紙座布団の商品サンプル作成中

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

当商品は国内よりも海外からのお問い合わせが多いです。

一昨年までは海外での展示会に出展して直接反応が分かりましたが、現時点ではそれは厳しいです。

昨年初めは各国のロックダウンなどでキャンセルもありましたが、

コロナ過であっても反応があるというのはとてもありがたいですね。

そしてどの国でもサンプルを希望するバイヤーが多いです。

これが困った問題です。

当商品は一から手作業で制作しているので、工賃が発生します。

そして、それを無料で返却なしでの提供にはすぐにはYesとは言えません。

ただ、肌触りなどは直接体感頂きたいし、当商品でもある座布団はクッション具合もなかなか画面や写真ごしで説明するのはとても難しいです。

日用品はとくに使用してみての反応をバイヤーさんも伝えることが必要と考えます。

そこで、座布団に関してはスモールサイズのサンプルを作ることにしました。

手間は多少かかりますが、短時間で妥協できる線引きを考えました。

どんな感じのサンプルか、また制作工程はどうなのかをご紹介します。 


 

~サンプルサイズ~

当商品の座布団サイズは、30×30(cm)が基本です。

そこで、1/4サイズの15×15cmにサンプルサイズはしました。

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座るのはちょっと小さいですが、和紙の風合いは押した時の中身のクッションのへたり具合などは確認いただけると思います。
座布団のデザインは型染めをしています。

スモールサイズにした際に絵柄がはみ出てしまうので、同様なデザインをサンプルにはいれるようにしました。

梅文様ならば、同様な梅のデザインの型染めをしています。 

~制作工程は商品と同じ~

手すき和紙に型染めしただけでは、商品としての耐久性は不十分です。

繊維のけば立ち防止や濡れても破損しないようにする加工が必要です。

それは、サンプルでも同様な工程で作っていきます。 

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サンプルではないのですが、今ピスタチオグリーンが話題の色として注目されているので、意識した色合いも染めています。

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サンプルはもちろん、商品で使用している色で作っていきます。
商品では、3枚使用するところをサンプルでは1枚で済むので時間も材料も大幅にカットできます。

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いくつか型染めしていく中で、商品のラインナップを2種類から4種類に増やすことにしました。

1、青海波文様(紺)

2,梅と雪輪文様(えんじ)

3,いろんな文様(5種類)(紫)

4,桜文様(オレンジ)

緑の松文様も検討中で、サンプルは作ろうと考えています。

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座布団作りは久しぶりだったので、最初作り方を間違えてしまったので、何回かやり直ししました。(;^_^A

失敗なく、効率よく仕上げていくことが大事になるため、手に覚えさせる必要があります。

~他の商品~  

アクセサリー系は、ストラップなどに形を変えて提供を考えていて、

コインケースや巾着バッグも要望があれば小さなサイズで提供を考えています。

ただ、ハンドバッグや籠バッグに関しては小さくするのも難しいので、和紙だけをサンプルとして提供で進めようと考えています。

どちらにしても手間と材料がかかってくるため、手作業の場合のサンプルはまだまだ検討する必要があります。

また、返却がないというのもまだまだ痛い部分ではなるので、本当に当商品に興味を持って頂いている、または和紙などを扱っているバイヤーさんなど限定する必要のあるかもしれません。

海外だと国内にはない問題点もクリアする必要がありそうです。

~最後に~

商品サンプル以外にカタログも必要になります。

カタログといってもA4サイズ3~5枚程度の簡単なものでOKなのですが、サイズなどを記載した商品ラインナップと価格表が必要になります。

海外の展示会で配布した資料とデータが残っているため、これを活かして作成していこうと思っています。

いっぺんに準備するのはなかなた大変ですが、ちょっとずつコツコツ作業することが大事ですね。

~もちろん商品は販売中~ 

オンラインショップを開設しているので、一般の方でも購入可能です。

shop.thewashi.tokyo

海外の方もEtsyで購入可能です。

www.etsy.com

いろんな方に商品に触れていただけるように今後も力を注いでいきたいと思っています。

和紙座布団の制作工程はyoutubeにもアップしていますよ。


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#japanesecushion #Washi #WashilaboTOKYO #handmade #Traditional

 

 

 

水引やキットをご購入いただいた皆様から作品の写真が届きました!

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

いま、世界で水引が注目されています。

少し前は水引アクセサリーが注目されていましたが、今は水引そのものに興味をもたれる方が多くなったように感じます。

当ショップには、アメリカ、カナダ、イギリス、スイス、オーストラリア、シンガポールコスタリカなど全世界から注文やお問い合わせをいただいております。

なぜ、水引に興味を持ったのかを聞くといろんな答えが届きました。

また、キットをご購入いただいたお客様からも写真を送って頂きました。

みなさんの作品をご紹介していきます。 


 

~海外のお客様~

アメリカのお客様は、ゴールドとブルー系の水引をご購入頂きました。

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お食事される際にお箸にかけるオーナメントを水引の梅結びで飾られました。
この色の組み合わせもとても素敵ですね。

「色がとても美しく、エレガントで大好きです」とコメントを頂きました。

元々ギフトや封筒などの飾り付けに水引を使用していたそうです。

近くに販売しているお店があったそうなのですが、販売が中止になってしまったそうで当ショップを見つけられたそうです。

余計な色は入っていなくて希望する色だけを手に入るのが決め手になったそうですよ。

ゴールドセットは大変人気で、注文が多い一つです。

他にもスイスやカナダのお客様では、水引結びのアクセサリーを作られて販売されているお客様もいらっしゃいます。

カナダのアーティストさま

https://www.instagram.com/megsuhiki/?hl=ja

スイスのアーティストさま

www.etsy.com

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こちらは、イギリスのお客様で、緑色のセットを購入されました。

水引を結ぶだけでなくアート作品の一つとして使用されるお客様も多いです。

当ショップでは商品とともに水引の歴史やマナーなどについて簡単に記載したリーフレットも同封しているのですが、「たくさん情報が知れて感激した」とコメントを頂きました。

刺繍で作品を作られていて、そこにアクセントとして水引を探していたそうです。

他にもパネル作成やガラス工芸を作られている作家さんからもご購入いただいています。

水引はたくさんの色合いが揃っているので、アートの幅が広くなると思います。

次は水引結びのキットをご購入いただいたお客様です。

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赤とゴールドを組み合わせたあわじ結びですね。

とてもきれいに結べていると思います。

こちらは、クリスマスオーナメントとして飾る予定で、折り鶴のパーツと組み合わせたそうです。

この色合いがとても素敵です。

キットにはあわじ結びと梅結びがクリアできるようになっています。

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こちらも順番通りに結べています。

海外の方から水引結べますといって写真を送って頂くことも多いのですが、通す順番が間違っていたり向きが逆向きということも多いです。

水引結びには通す順番が決められていますので簡単ですがアドバイスもさせて頂いています。

当ショップで水引を知って頂き、初めてみようと思われることはとてもうれしいです。

これからもどんどん応援していきたいですし、第二弾のキットも企画しております。

日系の方々からもご注文を頂いています。

「日本人としての魂や文化などをいろんな人に伝えていきたい」という想いで水引結びをされているそうです。

他の方でも「日本文化や水引の美しさに感動して、いろんな人に伝えていきたい」という理由で購入される方がとても多いです。

遠い地でも水引を通して日本文化に触れていただくことはとてもうれしいですし、その架け橋ができていることはとてもありがたく、今後もベストを尽くしたいと思っています。

~日本のお客様~  

海外だけでなく日本でもキットや水引は販売しております。

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「何回も練習してキレイに結べるようになりました」とコメントを頂きました。
水引結びは、一回だけでなく何回も練習することでキレイでしかもスピーディーに結べるようになります。

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こちらのお客様は、オンラインであわじ結びのワークショップにご参加頂き、それからキットや水引をご購入いただいていろんな水引で結んで作品を作られています。

今回は、お仲間さんに水引でのマヤ暦カラーを紹介したくて作られたそうです。

あわじ結びは水引結びで基本となる結びです。

これをマスターすれば、他の結びも短時間でマスターすることができますよ。

創意工夫でいろんな作品が誕生することを心より願っています。

~最後に~

海外の方々にはなかなか近くのお店で水引を手に入れることは難しいです。

お客様の中でこんなメッセージがありました。

「長い間、近所のお店で水引を購入して友人や家族に作ってプレゼントしていましたが、絹糸が巻いていない水引だったので見栄えが悪かったです。

ずっとさがしていたが見つからず、作るのをやめてしまいました。

あなたのショップで絹糸が巻いた水引を見つけて興奮しました。

これでまたみんなに作ってプレゼントしたいと思います。」

とてもうれしいコメントでした。

当ショップでは、色の発色が良く結んだ際に見栄えが良い水引を選び、それだけしか紹介しておりません。

以前に緊急に水引を結ばなければならなかった時に外出していて手元になく仕方なく100均ショップで水引を購入したのですが、結びづらく、見栄えも悪くとても残念な想いをしたことがありました。

やはり自分がこの水引で結びたい、作品に使いたいと思うものを今後もご紹介していきたいと思っています。

なので、こんな色の水引があるかなどのお問い合わせにも全力でいろんな水引をご紹介していきますよ(;^_^A

~キットも水引も販売中~ 

キットは、あわじ結びと梅結びが作れるものです。

shop.thewashi.tokyo

ショップでは予約なしであわじ結びのワークショップも開催しています。

(オンラインでの参加も可能)

また、水引も色別で販売しています。

shop.thewashi.tokyo

他にもちょっと変わった水引もセットにして販売しております。

shop.thewashi.tokyo

絹糸が巻いた黒は1色のみで、葬祭のイメージが強い感じがしました。

華やかでエレガントでしかもシックな商品を作りたいと思った時の黒系の水引が欲しいなと思って、選んでみました。

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フィルムやセロファンが巻いていて男性でも身につけたくなるような水引もありますよ。
テーマに沿った水引をセットにして販売していきたいと今後も考えています。

また、さらに水引の魅力が伝わるキットや商品も販売していく予定です。

 

是非、この機会に水引に触れていただけると嬉しいです。

 

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#Mizuhiki #Washi #WashilaboTOKYO #handmade #Traditional