こんにちは。

東京和紙の篠田です。

久しぶりに対面式の和紙作りワークショップを開催しました。

コロナ禍で大変な状況ではありますが、やるべき対策をしっかりして当日に臨みました。

ショップには和紙の原料となる楮(こうぞ)を育てています。

実際に使用される植物を見ながら、伝統的な作り方で手すき和紙を作れるのは東京の23区内では当ショップだけと自負しております(^^;)

当日どんな風にワークショップを開催したかご紹介します。

 


 

ワークショップ準備

 

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本来は、ショップと工房の間に衝立を設置しているのですが、当日ははずして密にならないようにしました。

また、道具の使いまわしがないように参加者それぞれに準備しました。

和紙作り体験は基本的に手が汚れたり濡れたりします。

万が一を考え、参加者には手袋を装着して体験頂きます。

私自身も手袋を装着します。

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手指消毒、検温、マスク装着をお願いしてます。

狭いスペースではありますが、密にならないように段取りをシミュレーションして進めました。

 

ワークショップスタート

ついに参加者が来店してワークショップがスタートしました。

今回の皆さんは、初めて和紙を作られる方が多いので一つずつ丁寧にご紹介していきます。

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<原料紹介>

まずは、和紙の原料でもある楮(こうぞ)とトロロアオイをご紹介。

だいぶ葉が枯れて寂しい状態になっていますが、実際に触れて頂きどんな植物かを見て頂きました。

<表皮とり>

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和紙は、楮(こうぞ)の木の皮から作られています。

そのなかでも白い皮部分しか使用しないため、ヘラを使って剥いていきます。

まずは、見本を見せてみなさんが実際に作業する進め方です。

本来ならば、私がサポートして一緒に剥いたりしていたのですが密になるので、それぞれの判断にゆだねるしかありません。

(口頭での説明はしております)

<ちりとり>

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皮を剥いた白皮は3時間位煮るとかんぴょうのように柔らかくなります。

白い皮といっても傷や表皮のゴミがついています。

それを取り除く作業になります。

本来は、水の中に入れながらするのですが、スペースの問題ゆえそのままで体験頂きました。

みなさん、やりにくそうだったので次回は改善したいと思います。

<打解(だかい)>

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綺麗にした白皮の繊維を細かくほぐすために叩きます。

力いっぱい叩くのではなく、リズミカルにまんべんなく全体を叩くのがコツです。

ワークショップでは、木槌で少量を叩きますが、実際私たちはもっと多い量を太い角片で長時間叩きます。

和紙メーカーでは機械で叩くところもありますよ。

<いよいよ和紙すき>

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和紙作りで一番醍醐味がある漉(す)き作業になります。

ワークショップでは、葉書サイズを漉(す)いていきます。

ここも本来は、私も一緒に道具を持って漉(す)いていくのですが、密になるため最初に見本を見せて隣でエアーで持ち方や手の角度などを説明して進めていきます。

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こちらの方は、ちょっと表面が波打ってしまいましたがそれはまた風合いのある特別な和紙になるので記念になると思います。(^^;)

<飾り付け>

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飾り用としてさまざまな色和紙や千代和紙をご用意しています。

もちろん、ご持参頂いたものを飾るのも可能です。

ただし、押し花などは油分があるため水をはじいてはがれてしまう恐れがありますので、あらかじめご了承頂いています。

今回は、なんと石を削って飾りたいということで私自身も初めての試みになります。

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今回の+αはカードケースになります。

道具が限られているので代表の方が漉(す)いて、順番に飾り付けをしていきます。

こちらでは、色染めした和紙を上からお描きできるようにしました。

色がついた和紙と白い和紙の組み合わせも可愛いですよ。

<圧搾+乾燥>

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水分を搾る圧搾と機械による乾燥は、当方で対応します。

乾燥機を使用すると約15分で乾きますので、お持ち帰り頂けるのがうれしいですね。

これでワークショップは終了となります。

<ブレイクタイム>

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和紙が乾燥するまで、和紙茶を飲んでブレイクタイム。

今回の方は、この和紙茶が気になってお申込みいただいたそうです。

中身に関しては、参加頂いてからのお楽しみに!

アンケートにもご協力頂いております。

<アンケートの一部はこちら>

参加者さまの許可を頂いて掲載させて頂いています。

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表皮とりの工程が楽しかったご様子ですね。

みなさんの感想は今後のワークショップへ役立てていきたいと思います。

<いよいよ完成>

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素敵な和紙が揃いました!
心配していた石や押し花は綺麗に仕上がったようです。

それぞれに味わい深い葉書やカードになりました。

今後も違う和紙作りに体験頂けると嬉しいです。

いよいよ12月に突入し、お正月に向けての準備も入ろうという方もいらっしゃると思います。

是非、新年はご自分で作られた手すき和紙で年賀状や書初めや目標を書いてみてはいかがでしょうか。

感染予防を徹底してお待ちしております!

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shop.thewashi.tokyo

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