0629 久しぶりにショップでの和紙作りWSを開催!

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

ようやく緊急事態宣言が解除された6月下旬に和紙作りワークショップを開催しました。

現在、少人数での開催ならば受け付けています。

今回は、美大の大学生が参加されました。

卒業作品の参考にという理由でお申込みいただきました。

さて、どんな風にワークショップを開催したかをご紹介します。 


 

~和紙作りワークショップとは?~

当方は、東京の原料や水を使い、手作業で手すき和紙を作って販売しています。

ショップ前には実際に原料も育てています。

ワークショップでは、原料でもある楮(こうぞ)の皮を剥いたり、煮た白い木皮を叩いたりなど和紙作りの下準備も含めて体験いただけます。

詳細はこちら

shop.thewashi.tokyo

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狭いショップですが、あちこちに道具を用意して移動しながら制作していきます。

~今回の参加者~  

今回体験頂いた方は、美大の学生さんで、卒業制作の参考にという理由でお申込みいただきました。

テレビを観て申し込まれたのかと思ったら、たまたま「東京、和紙作り、ワークショップ」みたいなキーワードで検索したら当ショップがヒットしたそうです。

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作品の参考にというわけではありませんが、無地の和紙だけでなく梅入りの和紙も作って頂くことにしました。

梅入り和紙の動画はこちら


www.youtube.com

当ショップならではの、オリジナル和紙作りも体験いただくように企画しています。

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さっそくワークショップスタートです。

和紙についてはあまりご存じないようだったので、実際の楮を見せながら最初に工程を簡単に説明してから作業に入ります。

現在は、コロナ過でもあるため道具の使いまわしなどはせず、こちらの実技を観ていただきながら体験いただくようにしています。

まずは、楮(こうぞ)の木皮を白皮だけにする「表皮とり作業」です。

とてもきれいに鬼皮・あま皮と白皮を分けて剥いていらして、2本体験頂きました。

なかなかへらの角度が違うと剥きにくいのですが、スムーズでした。

次に、約3時間煮てクタクタになった白皮のゴミや傷を取り除く「ちりとり作業」です。

白皮を水の中で広げながら取り除くので、なかなか大変そうでした。

初めてだとどこまで取り除けばよいかが分かりにくい部分もあると思います。

そして、きれいになった白皮を木槌で叩く「叩解(こうかい)作業」です。

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量が少ないのもあって、叩くたんびにあちこち飛んでしまってお互い笑ってしまいました。

最初は力加減などもわかりにくいかもしれないので、リズミカルに叩くようにアドバイスしました。

途中で繊維がどのくらいほぐれているかをチェックするため、叩いた白皮を少し水の中に入れてチェックします。

本来ならば、長時間叩かなければなりませんが体験なのでさわり部分で次の工程に移ります。

そしていよいよ「和紙漉き作業」です。

ここで、トロロアオイの説明をしてネリを舟の中に入れて攪拌します。

参加者は手袋をしていただいて漉いて頂きます。

葉書サイズ2枚を同時に漉くか、A5サイズ1枚を漉くかを選ぶことができます。

今回は、A5サイズを選ばれました。

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まずは、当方が見本を見せて角度や量などをレクチャーします。

そして、いよいよおひとりで和紙漉きをしていただきます。

道具の角度や原料の量をどれくらいすくうかがなかなか説明だけでは理解するのは難しいかもしれません。

初回は、少し厚みのある和紙を漉く「溜め漉き」にチャレンジ頂きます。

二回連続ですくっていただくのですが、空気も入らずにキレイに漉くことができました。

ワークショップでは、2枚漉くことができますよ。

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もう一つの梅入り和紙も漉いて頂きました。

3回目なので、作業も慣れてすんなり漉いていらっしゃいました。

次に漉いた和紙に飾り付けをしますが、今回はあまり飾り付けをしたくないということだったので、そのまま圧搾に進みました。

簀から湿紙(しとがみ)を剥がして板の間に挟むまでは当方が作業して、押して圧搾する部分は参加者が体験頂きます。

まだ濡れいている状態だと和紙とは呼ばずに、「湿紙(しとがみ)」もしくは「湿地」と呼びます。

和紙と呼べるのは乾いてからなんですね。

ワークショップでは、機械で乾燥させてその場でお持ち帰りできます。

乾燥機は熱いので、当方で乾かしていきますよ。

約20分弱で乾きました。(すいません、写真撮り忘れてしまいました…)

乾燥させて頂いている間は、和紙茶を飲んでいただき質問タイムを設けています。

ご自分でも和紙を漉いてみたいご様子で、水と原料とネリの配合の質問を頂きました。

答えは、まちまちです。

まずどんな和紙を漉くかで配合も変わります。

厚い和紙と薄い和紙を漉くには技法も配合も変わります。

薄い和紙だと水を多めにしてネリをたくさん入れてとろみが強い状態にします。

逆に、厚い和紙だと原料を多くしてネリを少なくします。

比率はその時によってなので、感覚としかお答えするしかありません。

なかなか説明するのも難しいのです。

 

~最後に~ 

完成した和紙を見て触って満足されたご様子でした。

是非、この和紙で作った作品を観てみたいですね。

ショップでの対面ワークショップは、状況によって変更させて頂いています。

緊急事態宣言が発令期間は、東京都内在住の方限定とさせていただいています。

解除後は、それ以外の地域の方も承っております。

(どちらも少人数に限らせていただきます)

また、オンラインでも和紙作りは体験いただけます。

対面では作れない和紙を制作していただきます。

今後に向けて状況をみて改善をしながらワークショップも開催していきたいと思います。

興味のある方は是非、お問い合わせくださいませ。

 

  

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