こんにちは。
東京和紙の篠田です。
先日、手すき和紙で作るクリスマスリースのキット及びオンラインワークショップをご紹介しました。
今回のキットは、こだわって時間をかけて作りました。
どこにこだわったのかをご紹介したいと思います。
完成したキットで完成させるのがこの和紙クリスマスリースです。
深緑色に金色銀色の葉っぱをアクセントにして赤い実と赤系のサンタバッグがそれぞれの色合いを引き立てています。
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ここに完成するまで色々考えました。
このキットで完成するサイズは、およそ17cm×17cmです。
他で販売されているクリスマスリースよりは小さくなるように設計しました。
なぜならどこの場所でも飾れるように考えた次第です。
玄関だけでなく、部屋の扉や柱、セットの和紙ミニランプとのコンビで展示することも考えて邪魔にならないサイズにしたいと思いました。
重さも重くて落ちてしまわないように軽量を目指しました。
一番こだわったのが色合いでした。
和紙の温かみや趣きを感じられる様にしたかったのです。
東京産の原料を中心に手作業で制作した手すき和紙です。
植物本来のオフホワイトな色合いをベースに考えていきました。
染料は、布用染料を使用しています。(グリーン購入法適合染料を使用)
クリスマスなので、緑系を2色とゴールドを染めました。
柊の葉っぱにカットしてみるとこんな感じです。
華やかさも演出できるように緑色といってもバリエーションある色合いを考えました。
1回目の試作が完成!
華やかさは少し感じられますが、和紙っぽくないなと率直に感じてしまいました。
洋紙でできた折り紙で作ったようにも見えてしまい、私の中ではこの色でのクリスマスリースは失敗と判断。
もっと、和紙の温もりを感じられてほっこりするようなクリスマスリースを目指そうと考えました。
緑色をもっとダークな深緑色に変えて、
2色の緑色にしないで、緑は1色で金色と銀色を混ぜてよりゴージャスな感じにしてみることにしました。
深緑色もあえて濃淡をつけて少しグラデーションをつけるように染めていきます。
中心の緑色は金色と銀色の葉の裏側に使用することにしました。
金色も銀色も無地和紙に直接染めるのではなく、一旦緑色を塗ってからその上に色を乗せています。
そうすることで統一感をだせるようにしました。
赤い実の部分も1回目よりも濃いめの赤色に変更したものです。
ひいらぎの葉っぱに切ってみました。
落ち着きのある色合いになりましたね。
組み合わせていくとこんな感じです。
光の具合で色合いは変わるかもしれませんが、納得のいく色合いになりました。
ただ、これではちょっと寂しい印象がしましたので、オーナメントをつけることにしました。
やはりオーナメントも和紙で作りたいと思ったのですが、このリースのイメージを損なわずにどう飾るか…。
そこで同じ和紙でも違う種類の千代和紙を使用することにしました。
模様が入っているのでよりリースが華やかになりますし、ワンポイントとしての役割も大きくでています。
オーナメントもあまりたくさんつけてしまうとゴチャゴチャしてしまうので、
バランスの良い3個にしました。
赤い実も3つとサンタバッグも3つで交互に飾れば偏りがないと思った次第です。
こうやって試作品が完成して、作り方資料を作成してキットが完成しました。
概要ですが、こんな風にリースを作っていきます。
キットだけでなく、オンラインでのワークショップも開催して細かい点をアドバイスできるようにしています。
tabica.jp
全て手作業で作っているため、数量限定とさせて頂いています。
ぜひ、こだわって作った手すき和紙のクリスマスリースを作ってみませんか。
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