こんにちは。
東京和紙の篠田です。
今回は、オンラインワークショップについてご紹介します。
コロナウィルス感染の影響でなかなかショップにいらして頂いてのリアルなワークショップの開催は厳しい状況が続いております。
商品販売もワークショップ開催も新たなチャレンジが必要になってきていることを実感しております。
不慣れな点ばかりありますが、全国の方からご参加いただけることが可能なワークショップはとても期待もあります。
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一番最初は、和紙文様ワークショップ
もともとリアルでワークショップを開催しておりました。
作るのではなく、さまざまな和紙に描かれた文様についての歴史や物語や縁起についてご紹介しております。
和紙文様とは?
聞きなれない言葉だと思います。
和紙文様、つまり和紙に描かれている文様のことです。
皆さんには、千代紙や折り紙と言った方がなじみ深いと思います。
桜や梅、鶴や亀など、さまざまな柄(文様)が描かれています。
絵柄は膨大で約800種類以上と言われています。
その一つ一つには昔から伝えられている意味が込められています。
中には語呂合わせで語っている文様もあります。
なぜ、それを紹介しようと思ったのか?
皆さんが一番手に取る和紙といえば千代紙だと思います。
私自身、一番最初に商品を作ったのは千代紙の大判にあたる友禅和紙でした。
最初は何気なく自分の好みで柄を選んでいました。
しかし、なぜこの絵柄が描かれているか徐々に興味がわいてきて、思い出したことがありました。
実は、美大に通っていた時に文様を自分で作って描く課題があったのです。
もちろん、その時は和紙にはまったく興味もなく、一つの課題としてこなすだけでした。
ただ、振り返ってみるとさまざまな条件などがあったことを思い出しました。
また、昔の人の知恵や願いを込められた文様であることが分かり、日本人であってもしらないことばかりです。
しかも、現代に通じることばかりなのも発見。
最近話題になった「アマビエ」もコロナの終息や疫病退散の願いが込められてさまざまなものに描かれています。
それは、日本人の気質として古くから繋がっていたことを感じもっともっと様々な文様について広めたいと思ったのがきっかけです。
また、当方は和紙屋です。
それならば和紙に描かれている文様にフォーカスして伝えて、より身近に関して頂こうと思ったしだいです。
8月はテスト的に開催
スタートしようと決意したのはいいけれど、パソコンやカメラや動画など慣れないことばかりです。
今回初めてホストになるので分からないことだらけ…。
テストも兼ねて参加費をリーズナブルにして短時間のワークショップを今月は実施しようと思っています。
通常は、花文様、植物文様、動物文様(陸編、羽編、水編)、道具文様、自然文様、歌舞伎文様とそれぞれ項目をわけて開催しておりますが、
今回は特別に「夏の風物詩」に関する文様をご紹介予定です。
それでも種類が豊富なので2回に分けて開催予定です。
第一回目は、8月11日の19時スタートです。
詳細はこちら
平日の夜開催なので、お仕事から帰ってきてからご参加頂けます。
第二回目は、8月22日の13時スタートです。
詳細はこちら
二回目は、土曜日の昼間から開催します。お休みの日にも参加頂けます。
どちらもZoomを使用してワークショップを開催します。
参加者の方には事前に資料をお送りしますので、それをプリントアウトするかipadなどの別のソフトウェアでご覧頂ければ幸いです。
資料は、ところどころ空欄にしています。
当ワークショップはクイズ形式にして皆さんにも想像して頂きながら参加頂きます。
それぞれの文様のストーリーをイメージしながら楽しんで頂こうと思っています。
また、ご参加頂く方にはお得なクーポンもご用意しております。
ぜひ、お時間ある方はお家でご参加頂けましたら嬉しいです。
今回は夏編ですが、今後も秋編、冬編なども開催予定です。
他にも実際和紙で作品を作るオンラインワークショップも企画しております。
スケジュールが決まり次第ご紹介しますね。