こんにちは。
ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。
先月は、立て続けにワークショップを開催していました。
今回は、和紙に描かれた文様についてのオンラインワークショップをご紹介していきます。
当ショップでも人気があるワークショップの一つです。
今回は、季節に関する文様のリクエストをいただきました。
どんな和紙文様が登場してどうワークショップが進んだかをご紹介します。
今回は、大阪からご参加いただきました。
以前にもワークショップにご参加いただき、久しぶりにまたご参加いただけることになりました。
今回はペーパーアーティストさんです。
Instaglam
https://www.instagram.com/craftfullife_gallery/
前々から興味があって、作品の中に取り入れて海外の人に説明できるようになりたいとのことでした。
今回のリクエストは季節に関する文様ということで、冬~春に向けて関連する文様や和紙をご紹介します。
春といっても幅が広いで春先に見られるものに絞ってみました。
和紙文様とは、和紙に描かれた文様を指しています。
その数は膨大です。
ワークショップには時間の制限があるのでどれをご紹介するかとても迷いました。
特に春に関する文様はとても多いので、花だけでなく、植物、動物、道具などバリエーションよくしてご紹介しました。
和紙文様のワークショップは初参加ということなので、文様の起源や和紙の文様についてご紹介。
このワークショップは、何かを作ることは基本的にありません。
セミナースタイルのワークショップになります。
ただし、ただ話を聞くだけではありません。
事前に資料をお送りし、そこには各所に空欄となっています。
クイズを出題しながら答えていただき、その空欄を埋めていただく流れです。
退屈しないように知識と創造力を働かせてご参加いただけます。
ワークショップでは、資料の内容だけでなく文様に関するエピソードや歴史も交えてご紹介しています。
たまには、小道具やサイトなどを映しながらご紹介しますので、私自身も気が抜けません。
それでは、一つ文様をご紹介します
もしくは、矢絣文様とも言われています。
ちょうと今は卒業式シーズンで、袴の柄としても多く使われていますね。
矢は的を射る道具です。
意中の方の心を射るということで、恋愛成就に良いといわれています。
また、的と一緒に描かれている文様は「破魔矢文様」といいます。
競技用の的を「はま」と呼ぶそうです。
魔を射るということでお正月に破魔矢を購入されることも多いと思います。
昔は戦国武将も好んでこの文様を使用していたそうです。
また、三本の矢が描かれた文様がある有名な飲料のロゴマークでも使用されています。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
それは、「三ツ矢サイダー」です。
こちらも立派な文様です。
たった一つの文様にもいろんなエピソードが盛り込まれていますね。
知的好奇心を満たすのも十分によいのですが、やはりここで得た知識などを作品や贈り物などに活かしていただきたいと思ってこのワークショップを開催しております。
和紙文様はまだまだ膨大な種類がございます。
興味のあるジャンルを一つずつご参加いただき、知識や教養を深めてそれを次につなげていただけることを願っています。
ご参加希望の方はこちらからお申込みくださいませ。
将来的には海外の人にも直接紹介していきたいと思っています。
その前に英会話ができるようにならねば…。
現在、一生懸命勉強中です(-_-;)
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