こんにちは。
東京和紙の篠田です。
先週、いよいよオンラインでのワークショップを開催してみました!
対面でのリアルなワークショップとはちがう発見がありました。
今後も力を入れていかなければならないと実感しました。
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和紙作りオンラインワークショップ
いきなり初回が作りながらのワークショップです。(^^;)
Zoomやカメラなどにまだ慣れていないので、今回はモニターさんにお願いしてワークショップを開催しました。
事前に使用する道具と原料をお送りしました。
今回のテーマは、「身近な道具で本格的な和紙を作る」です。
実際、私たちや対面でのワークショップで和紙を作る場合、専用な道具で特殊な植物を使って和紙を作ります。
ただ、オンラインにした場合様々な問題が出てきてなかなか実現が厳しいと思いました。
和紙の原料は植物から作られた本物を使って、家にある身近な道具を使って本格的な和紙作りを体験頂けないかと試行錯誤しながらテストを繰り返しました。
そして、今回実現に至りました。
今回は、10歳の女の子とお母さんが参加して頂けました。
写真はオクラをみじん切りにしています。
オクラの粘り気を使って和紙の繊維を水の中で浮遊させます。
本来は、「トロロアオイ」という植物の根っこを使用します。
トロロアオイとは?
https://thewashi.tokyo/about-washi/
これは、保存や粘り気の抽出など職人ではないとなかなか難しいです。
他にも化学薬品で代用できるものがあるのですが、これも分量を間違えるとどえらいことになるため、簡単にはいきません。
そこで、オクラを代用することにしました。
オクラは、トロロアオイの親戚みたいな野菜です。
粘り気は弱いですが、少しでも本格的な和紙作りに近づけると思い実践しました。
体験した女の子も一番楽しかった工程は、「オクラを切るところ」と言われました(^^;)
パソコンとは別に第二カメラを設置して手元を見せながら、iPhoneでは作業している私自身の姿を映し出して顔を見ながらの作業を進めていきました。
水を使用するため、汲んだり捨てたりで動きのある内容です。
アイロンを使用して乾燥させて和紙が完成!
きちんとした和紙が作れて一安心。
学校でも和紙作り体験に参加されたことがあるそうですが、その時とはちがう作業工程が体験できて楽しんでる様子でした。
3時間位かかってしまうかも予測していましたが、実際は約90分のワークショップとなりました。
この内容であれば、親子だけでなく大人でも楽しんで頂けるのではないかと考えています。
ちなみにこんな感じで撮影して進めていました。
パソコンは古いので画面はややぼけていますが、iPhone11はとても綺麗な画質でした。
第二カメラのビデオカメラも寄りや引きができるので、手元を見せるには便利でした。
実際に開催してみて改善する点はいくつか見つかりましたが、映像が切れることなく音声も相手に聞こえて向こうの話もきちんと聞くことができてひとまず安心しました。
今回は一組でしたが、今後は参加人数が増えても同様に対応していけるように日々研究していきたいと思います。
次回は、セミナースタイルのオンラインワークショップをご紹介します。