新年と日ごろの感謝を記念して現在キャンペーン中!

こんにちは。

2021年もいよいよスタートしました。

東京和紙もショッピングサイトをリニューアルしました。

そこで、新春祝いと日ごろの感謝を記念して今月中はキャンペーンを開催しております。

他にももう一つキャンペーンを行っています。

どんなキャンペーンになっているかをご紹介します。

  


 

1月新春キャンペーン~桜和紙カード~

 

これはリニューアルキャンペーンも兼ねております。

ショッピングサイトをよりいろんな方に見て頂きたく、デザインを一新しました。

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shop.thewashi.tokyo

今までは単品商品のみの販売サイトでしたが、今後は、和紙かばん、アクセサリー、和紙単体、水引、キット、そしてオンラインなどのワークショップの申込も可能にしました。

そこで、数あるショッピングサイトの中で当オンラインサイトに興味を持っていただけたお礼も兼ねてノベルティーをプレゼントします。

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桜型の和紙をちりばめた和紙カードをプレゼントすることにしました。

全て、手作業で商品同様に一つ一つ制作しました。

いろんな模様がありますが、春に向けて少しでも明るい気分になれるようにと桜の花に決めました。

日本人だけでなく海外の人にも人気が高いのも理由の一つです。

ご購入頂いた皆さまに商品だけでなく和紙カードにも温かみを感じて頂けたら嬉しいです。

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カードを入れる和紙封筒もセットにしました。

こちらは、オリジナルデザインの和紙千代紙で作りました。

是非何かの機会にこの和紙カードにメッセージを添えて贈られてみてはいかがでしょうか

これは、オンラインサイトでご購入されたお客様が対象となっているキャンペーンです。

  

コロナ禍でのご購入感謝キャンペーン

 

実はもう一つ昨年の夏頃からひそかに始めていたキャンペーンがあります。

それは、厳しい新型コロナウィルスが猛威をふるっている中でも、当商品を購入頂いたり、ワークショップにご参加頂いた皆さまに感謝の気持ちを込めて水引ストラップをプレゼントしております。

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海外からご注文頂いたお客様に何かしたいと思ったのがきっかけでした。

新型コロナウィルス感染は、全世界で猛威をふるっております。

外国人観光客は途絶えて、展示会で注文が決まった商品もロックダウンの影響でキャンセルになってしまいました。

なにをどうすればよいか何日も何日も考え悩みました。

東京和紙は、国内よりも海外の方から支持が多かったため、一昨年から海外の展示会に多く出展するようにしたり、インバウンド向けにもアピールしてきました。

そして、昨年2月に海外が中心となった電子マーケットにも商品を出品した矢先にロックダウンが各地でいきなり始まりました。

反応はないにしても見てもらえるだけでもと思い、出品をつづけ、Instaglamも英語版と日本語版を日々情報を発信していきました。

周りからも海外からの注文は難しいと言われて、私自身も半ばあきらめていた矢先にアメリカの方から和紙をご注文頂きました!

ちょうど日本では1回目の緊急事態宣言が発令されて街全体が静かになっていた時期だったので、そんな状況でも興味を持って頂き購入して頂けたのが本当にうれしかったのです。

そこで、感謝や願いを込めて何かささやかでもプレゼントしたいと思ったのがこの水引ストラップです。

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このあわじ結びには、「絆を深める」というメッセージが込められています。

「どんな状況になっても絆や信頼を深めて共にこの大変な状況を乗り越えていこう」という願いを込めて贈らせて頂いています。

これは、直接ショップにご来店いただいたお客様にもプレゼントしています。

コロナが鎮静して普通に海外などに行き来ができるまで続けていこうと思っています。

どちらもささやかではありますが、精いっぱいの感謝と願いを込めて贈らせて頂いてます。

是非、ショップやオンラインサイトをご覧いただけますと嬉しいです。

和紙ラボTOKYOは、換気や除菌を徹底し、安心してご来店頂けるようにしております。

今年もどうぞよろしくお願いします。

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thewashi.tokyo

 

#Washi #handmade #Japanesepaper #キャンペーン #Jewelry #ノベルティー #ストラップ #Gift

 

 

 

<誕生色別>水引結び&おみくじ入り和紙チャームのアクセサリーの紹介

こんにちは。

ギフト用に特化したアクセサリーを企画しました。

他の商品も十分にギフトのふさわしいものばかりですが、

さらに、ギフトとしてふさわしく男性にも女性にもご愛用できるものを制作しました。

お誕生日だけでなく、結婚祝い、出産祝い、入学祝い、卒業祝い、還暦祝いなどにもぴったりなアクセサリーとなっています。

  


 

<誕生色別>水引結び&おみくじ入り和紙チャームのアクセサリー

 

 まずは、商品をご紹介します。

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漢数字が入ったおみくじ入り和紙チャームと誕生色の水引結びを組み合わせた商品です。

ワンポイントとしてさくらのチャームもセットされています。

女性だけでなく男性にもギフトとして贈れる商品にしたいと考え、ストラップ(Key ring)も選べるようにしています。

購入先はこちら

shop.thewashi.tokyo

  

誕生色とは?

 

古くから日本に伝わる和色を基本とした誕生色を参考にさせて頂きました。

四季折々の日本の風景が感じて頂ける色合いとなっています。

例えば、1月は、想紅色(おもいくれない)です。

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 椿の深い紅色を表しています。

冬を代表する椿は、魔力があると信じられて神聖な植物と言われてきています。

枝や葉を焼いた灰は、魔よけにもなると昔の人は重宝していたそうです。

真っ白な雪の中に咲く深紅色の椿の花は厳かで可憐ですね。

このようにそれぞれの月にふさわしい誕生色の水引結びをセレクトしました。

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あなたの誕生色はどの色になりますか?

  

水引結びも縁起がよい

 

 水引結び自体もとても縁起がよいもので、寺社仏閣などにもこの結びが使われています。

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今回のアクセサリーには梅結びを選びました。

梅もとても縁起がよい花ですね。(松竹梅の中にもあります)

アクセサリーに丁度良いサイズになるように、3本の水引で結んでいます。

この本数にとても深い意味が込められています。

奇数である3は、割れない数字です。

よって「絆を割らずにいつまでも繋がる」というメッセージがあります。

また、梅結びは「結びきり」という結び方の一つです。

なかなかほどくことができない結びなので、「信頼を深めていく」という願いが入っています。

それぞれにハッピーになれる縁起があるのはすごいですね。

 

おみくじ入り和紙のチャーム

 

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和紙もとてもおめでたいものになっています。

東京和紙オリジナル和紙の「平成ASAKUSA和紙」です。

お役目が終わったおみくじを和紙を作る際に一緒にミックスして手間暇かけて作った和紙です。

詳細はこちら

thewashi.tokyo

誕生月はおみくじに記載されている漢数字を切り抜いて作っています。

表だけでなく、裏側にもおめでたい文字やアイテムをそれぞれに組み合わせています。

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隅から隅まで贈られた方への幸せや飛躍を込めたアクセサリーとなっています。

まるでお守りのように身につけて頂けると大変うれしいです。 

 

外国の方にも喜んで頂けるアクセサリー

 

誕生月の数字は漢数字になっていますし、日本の四季を表した誕生色についてのエピソードも沢山込められているので、外国の方に贈っても大変喜ばれると思います。

ギフトカードも手すき和紙でセットになっています。

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誕生日だけに限定せずにどんなお祝いにもふさわしいメッセージを手書きで書かせていただきます。

外国の方にも購入できるように英文でも紹介しています。

www.etsy.com

是非、ご紹介して頂けると嬉しいです。

 

今後もいろんな商品をご紹介していきます。

 

#Washi #handmade #Japanesepaper #アクセサリー #Jewelry #ネックレス #ストラップ

#Gift

 

 

 

お正月を和紙でお祝いしましょう!

こんにちは。

新年明けましておめでとうございます!

みなさん、おうちでお正月を過ごされている方も多いと思います。

私も時間帯をずらして近所の神社にお参りしてきました。

お正月やお祝い事にはさまざまな和紙でお祝いできることを前々からご紹介してきました。

飾りやポチ袋だけでなく、東京和紙ならではの楽しみ方もご紹介したいと思います。

  


 

お正月といえば和紙ざんまい

 

 

当ショップでは、和紙で作るお正月飾りやポチ袋、和紙(年賀状サイズ)が作れるキットなどを販売しています。

※水引や和紙で作るお正月飾りキット

shop.thewashi.tokyo

※和紙で作るぽち袋キット

shop.thewashi.tokyo

※おうちで本格的な和紙が作ろうキット

shop.thewashi.tokyo

shop.thewashi.tokyo

今年は、長いお休みの方も多いと思います。

是非この機会にチャレンジしてみませんか。

  

他にもまだ和紙がある

 

これから紹介するものは商品やキットはありませんが、将来的に販売していきたいと思っているものばかりです。

*お正月飾り用の和紙花

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松や梅だけでなく、椿や南天などお正月に飾る花も和紙で作れます。

技術的には中級から上級レベルになるので、興味のある方はお問い合わせくださいませ。

*和紙カレンダー

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カレンダーと一言で言ってもいろんな種類があります。

暦の部分を手すき和紙で作ったものもありますし、写真のように人形を和紙で作ることもできますよ。

これは、知人に作って頂いたものをご紹介しています(^^;)

 

 

食す和紙もご紹介

 

東京和紙では、「食す和紙プロジェクト」も行っています。

原料を栽培する際に廃棄されてしまう葉っぱや花や実を有効活用することで、100%に近い量を余すことなく活用しようと思ったのがきっかけです。

また、和紙と聞くと書くものや工作するものというイメージしかないと思います。

そこで、食すことができることも和紙をいろんな人に知って楽しんで頂きたいと思い、

設立当初から掲げてきたプロジェクトです。

主に、種や苗の販売が中心ですが、将来的には調理したものも販売できればと考えています。

まだ準備が整っていないので、現時点ではメニューをご紹介しています。

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こちらは、和紙おしるこです。

おしるこは、お正月や冬には外せない一品ですね。

和紙は「楮(こうぞ)」という木の皮で作られています。

その楮(こうぞ)の葉を活かした甘味です。

これが葉っぱです。

若葉や青々した状態の時に摘んで乾燥させて保管させています。

古くからお茶などにも使用されていますよ。

パウダー状にしてあんこに混ぜておしるこにしました。

爽やかな香りが食欲をそそります。

また、甘さ控えめなのも注目ポイントです。

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あんこに飽きてしまった方はフレンチトーストはいかがですか?

楮(こうぞ)の葉は、和菓子洋菓子どちらにも相性が良いと思っています。

 和紙パンケーキも作ってみました!


和紙パンケーキを作りました!

 

みなさんに食す和紙に触れていただけるワークショップを以前は開催していましたが、

新型コロナウィルスの影響で現在は開催を中止しています。

ですが、動画やブログなどで今後も開発したメニューをご紹介していく予定です。

またワークショップが再開した際には是非ご参加頂けると嬉しいです。

 

今年もさまざまな分野で東京和紙をよろしくお願いします。 

 

 

#Washi #handmade #お正月 #手作り #手すき和紙 

 

 

 

お正月やお祝い事に和紙でポチ袋を作ってみませんか。

こんにちは。

もうすぐお正月ですね。

新型コロナウィルスでおうちで年末を過ごされる方も多いと思います。

是非、みんなで和紙で手作りしませんか。

東京和紙では、お正月飾りやぽち袋のキットも販売しています。

ぽち袋は、簡単で短時間で作れる作り方をご紹介しています。

是非お子さんと一緒にご家族で作り合いっこしてみませんか

  


 

ぽち袋とは?

 

お正月やお祝い事の際に、硬貨や少額のお金を入れて配る華やかで小さな紙封筒を指します。

「ぽち」とは、「これっぽっちしかお渡しできませんが…」の言葉が由来という説があります。

現代では、お金だけでなく、カードやお菓子などを入れる小さな封筒袋もこう呼ぶことがあります。

市販でもたくさん種類が販売されていますが、手作りのぽち袋は中身+気持ちが込められて贈れるのではないかと考えます。

  

和紙で作るポチ袋キットを販売

 

気軽に和紙に触れられていろんな場面で活用できるのはぽち袋だと考えました。

難しいことも考えずに、しかもオリジナル性を出せて喜ばれるのではないかと思った次第です。

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以前からキットは販売していたのですが、もっと手軽に作れて東京和紙らしいぽち袋が作れないかと改めて考えて改良しました。

また、封筒の形に切らなくても和紙を最大限活用して切り捨てる部分を極力減らした作り方です。

セットされている和紙は、オリジナルデザインの千代和紙と手作業で染めた手すき和紙が入っています。

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作り方を2つ考案し、どちらもキットの中にセットされています。

一つは、台紙を使って簡単で綺麗に作れる方法です。

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台紙を使用して作ると、綺麗に真ん中で貼り合わせができるようになりますよ。

ただし、横幅15cm専用の台紙となります。

キットの中の和紙だけでなく、手元にある和紙や折り紙などでも作れるようにもう一つの方法も大サービスでご紹介します。

キットに興味のあるかたはこちら

shop.thewashi.tokyo

 

動画でも作り方を紹介

 

サイズフリーの作り方は動画でも紹介しています。


和紙でぽち袋をつくろう!

 紙面の作り方だけでは分からなかった部分も動画をご覧になって作って頂ければと思います。

また、基本的な作り方がマスターできればアレンジもできますよ。

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貼り合わせなどをアレンジして作ったギフトラッピングです。

ご祝儀袋をイメージしました。

基本のぽち袋の作り方で作ることができますよ。

このようにいろんなサイズやいろんなバリエーションを作れます。

  

英語版のキットも作りました

 

日本人だけでなく、外国の方にも気軽に和紙で作って頂きたいと思って、作りました。

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世界的に広まることができると嬉しいですね。

英語版キットはこちら

www.etsy.com

動画も英語版がございます。


How to make a small envelope with Japanese paper

 

是非、みんなで作って楽しんでください。

 

 

#Washi paper #handmade #kit #手作り #手すき和紙 #envelope

 

 

 

地方の方にも気軽に参加できる「和紙文様オンラインワークショップ」

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

今年は、日本だけでなく、海外にも影響が大きかった新型コロナウィルス。

当方も色々つらいこともたくさんありましたが、良いこともありました。

それは、オンラインワークショップの開始です。

今までは、ワークショップといえば、対面式がメインでした。

実際に来店頂いて、交流を深めながら進めるスタイルでしたが、この状況ではなかなか厳しいものがあります。

そこで誕生したのが、「オンラインワークショップ」

その中でも「和紙に描かれた文様オンラインワークショップ」は好評で、

海外の方にもご参加頂くことができました。

そして、なかなか当店にいらっしゃれない地方の方にも参加頂けたことはとても大きな成果です。

本日もおそらく今年最後のオンラインワークショップを開催しました。

どんな方が参加してどんな内容だったかをご紹介します。

しかし、

年々出される方も少なくなって来ていますが、和紙屋としては商品アピールの意味もありますので、いまのところ辞めるということは考えていません。(^^;)

東京和紙は手すき和紙屋でございますので、どうやって年賀はがきを作っているかを

簡単にご紹介したいと思います。

 


 

和紙文様オンラインワークショップとは?

 

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文様はたくさんの種類があり、その一つ一つに意味があり、深いエピソードが沢山盛り込まれています。

それを、テーマ別にご紹介する内容になっています。

当方は、和紙屋なのでそこを外すわけにはいきません。

和紙に描かれた文様、つまり千代紙や友禅和紙に描かれた文様を中心に色々とご紹介しています。

今回のテーマは、「秋から冬にかけて関係する文様」です。

たくさんあるなかで有名で分かりやすいものをピックアップしました。

また、このワークショップの特徴は、クイズ形式で進めていくことです。

事前にお送りする資料には、空欄があります。

その答えは何かを考えながら参加するため、さまざまな想像をして楽しみながら歴史の旅を進んで頂きたいと思っています。

 

今回の参加者さまは?

 

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今回の参加者さまは、長野県で藁細工の制作をしていらっしゃる職人さんでした。

他の伝統工芸をされている方とお話してみたいということと和紙文様とはどういうものかを知りたくてご参加頂いたそうです。

オンラインだと距離を感じずに開催できるのはメリットですね。

どうやって和紙が作られているかなどはご存知ないということだったので、簡単に和紙の原料や製造過程を当方のHPをご覧頂きながら現物も見せながら紹介しました。

次に本題である文様の起源をご紹介して、実際に和紙に描かれている文様を順にご紹介していきます。

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今回も小道具を取り揃えて分かりやすくお伝えしています。

 

稲文様

 

藁とは、稲や小麦の茎を干したものを指すそうです。

文様の中にも稲に関する文様がありましたので、せっかくなのでご紹介しました。

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ねずみ文様と一緒に描かれている和紙が見つかったのでこれに合わせてご紹介しました。

稲は、神さまにお供えするので願いがかなうとして豊かな人生が送れると言われています。

また、米俵の上に七福神の大黒天が座っていることから財をなすこともできると言われています。

とてもありがたい文様ですね。

このワークショップは、参加者のみなさまに関する文様があれば取り入れていこうと考えております。

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もうすぐお正月も近づいているので、松文様や梅文様もご紹介しました。

ここでクイズです。

なぜ、お正月に門松を飾るかご存知ですか?

また、白い和紙がひらひらと付けているのも意味があります。

ご存知の方は、是非コメントなど頂けますと嬉しいです(^^;)

この資料には記載していないエピソードなども紹介しているため、あっという間に時間がきてしまいました。

ほとんど他では聞くことができないお話だったのではないかと自負しております。

参加者の方も新鮮な驚きがあって、紹介する立場もとてもうれしかったです。

和紙に描かれた文様は、まだまだたくさんございます。

是非、あなたも歴史の旅に参加してみませんか。

お申込みはこちら

shop.thewashi.tokyo

ご希望の日程に合わせられるように調整いたしますよ。

今年もいよいよカウントダウンが始まっています。

まだまだ状況は厳しいですが、またオンラインなどでご参加頂けることを心よりお待ちしております。

 

 

地方の方にも気軽に参加できる「和紙文様オンラインワークショップ」

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

今年は、日本だけでなく、海外にも影響が大きかった新型コロナウィルス。

変異型も発生して、まだまだ厳しい状況が続いています。

当方も色々つらいこともたくさんありましたが、良いこともありました。

それは、オンラインワークショップの開始です。

今までは、ワークショップといえば、対面式がメインでした。

実際に来店頂いて、交流を深めながら進めるスタイルでしたが、この状況ではなかなか厳しいものがあります。

そこで誕生したのが、「オンラインワークショップ」

その中でも「和紙に描かれた文様オンラインワークショップ」は好評で、

海外の方にもご参加頂くことができました。

そして、なかなか当店にいらっしゃれない地方の方にも参加頂けたことはとても大きな成果です。

本日もおそらく今年最後のオンラインワークショップを開催しました。

どんな方が参加してどんな内容だったかをご紹介します。

しかし、

年々出される方も少なくなって来ていますが、和紙屋としては商品アピールの意味もありますので、いまのところ辞めるということは考えていません。(^^;)

東京和紙は手すき和紙屋でございますので、どうやって年賀はがきを作っているかを

簡単にご紹介したいと思います。

 


 

和紙文様オンラインワークショップとは?

 

f:id:tokyowashi:20201226195259p:plain

文様はたくさんの種類があり、その一つ一つに意味があり、深いエピソードが沢山盛り込まれています。

それを、テーマ別にご紹介する内容になっています。

当方は、和紙屋なのでそこを外すわけにはいきません。

和紙に描かれた文様、つまり千代紙や友禅和紙に描かれた文様を中心に色々とご紹介しています。

今回のテーマは、「秋から冬にかけて関係する文様」です。

たくさんあるなかで有名で分かりやすいものをピックアップしました。

また、このワークショップの特徴は、クイズ形式で進めていくことです。

事前にお送りする資料には、空欄があります。

その答えは何かを考えながら参加するため、さまざまな想像をして楽しみながら歴史の旅を進んで頂きたいと思っています。

 

今回の参加者さまは?

 

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今回の参加者さまは、長野県で藁細工の制作をしていらっしゃる職人さんでした。

他の伝統工芸をされている方とお話してみたいということと和紙文様とはどういうものかを知りたくてご参加頂いたそうです。

オンラインだと距離を感じずに開催できるのはメリットですね。

どうやって和紙が作られているかなどはご存知ないということだったので、簡単に和紙の原料や製造過程を当方のHPをご覧頂きながら現物も見せながら紹介しました。

次に本題である文様の起源をご紹介して、実際に和紙に描かれている文様を順にご紹介していきます。

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今回も小道具を取り揃えて分かりやすくお伝えしています。

 

稲文様

 

藁とは、稲や小麦の茎を干したものを指すそうです。

文様の中にも稲に関する文様がありましたので、せっかくなのでご紹介しました。

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ねずみ文様と一緒に描かれている和紙が見つかったのでこれに合わせてご紹介しました。

稲は、神さまにお供えするので願いがかなうとして豊かな人生が送れると言われています。

また、米俵の上に七福神の大黒天が座っていることから財をなすこともできると言われています。

とてもありがたい文様ですね。

このワークショップは、参加者のみなさまに関する文様があれば取り入れていこうと考えております。

 

 

一から手すき和紙で年賀状を作っています。

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

もうすぐ今年も終わりますね。

年賀状の準備は完了していますか?

年々出される方も少なくなって来ていますが、和紙屋としては商品アピールの意味もありますので、いまのところ辞めるということは考えていません。(^^;)

東京和紙は手すき和紙屋でございますので、どうやって年賀はがきを作っているかを

簡単にご紹介したいと思います。

 


 

原料を煮る

 

和紙の原料は楮(こうぞ)の白い皮です。

普段は乾燥させて保管しています。

使用する際に水に一昼夜水に漬けて戻していきます。

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楮(こうぞ)を鍋でぐつぐつ煮ていきます。

この写真は、煮始めの時のものです。

約3時間位煮ていくとくたくたになっています。

かんぴょうを煮た状態が近いですね。

 

原料を洗う

 

植物なので、煮ていると灰汁などが出てきます。

それを何回も水を交換して洗っていきます。

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最初は水も楮(こうぞ)も黄色いですね。

水を交換しながら太陽の光にも当てていきます。

すると

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ここまで白くなっていきます。

水も透明になっていますね。

白い和紙にするには、ここで傷やカスなどを取り除く「ちりより」作業をしますが、

あえて混合させたまま和紙にします。

  

原料を叩く

 

もっと楮(こうぞ)の繊維を細かくほぐすため叩きます。

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叩くことで繊維が解れて1本1本が細かくなっていきます。 

だんだん紙っぽくなってきましたね。

量にもよりますが、今回は約1時間ほど角材で叩き続けました。

久々にこの作業したので、水膨れが出来てしまいました(^^;)

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叩いてほぐした状態も何度か水に晒して洗っていきます。

そうすることでどんどん自然に白くなっていきますよ。

東京和紙は、化学漂白は一切使用していません。

自然の白色を楽しんで頂きたいですね。

 

ようやく和紙を漉(す)く

 

何日も経てようやく専用の道具で和紙を漉(す)いていきます。

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この道具は、葉書サイズが2枚同時に漉(す)くことができます。

仕事の合間にちょこちょこ漉(す)いていきました。

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横から見るとだいぶ厚く見えますが、ほとんど水です。

なので、意外に薄い和紙ができます。

今回は、ちょっと薄めにしました。

 

和紙を乾燥

 

厳密に言うとまだ「和紙」とは呼ばないのです。

水を含んだ和紙の状態は「湿紙(しとがみ)」と呼びます。

これを「和紙」にしていきますよ。

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 いつもは木に干して自然乾燥させていますが、今回は実験などもあって乾燥機を使用しました。

どんどんパリッと乾燥していきますよ。

 

年賀状の完成

 

ようやく葉書サイズの和紙が完成しました。

ここから年賀状へと仕上げていきます。

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写真は、型染したものとプリンターで印刷したものです。

和紙を薄くしたのは、プリンターに通しやすいためです。

型染めも裏移りしない程度の厚みにしています。

私は字は下手ですが、書を習っている方などは是非筆で字を書いて頂きたいです。

 

手すき和紙をプリンターで印刷する場合の注意

 

市販で販売している手すき和紙は印刷用に加工しているものとされていないものがあります。

プリンターのことを考えると加工されているものをお勧めします。

(表面が平滑性が高いもの)

何も加工をしていないと表面が毛羽立っていて、繊維がローラーに巻き付きやすいです。

これを「紙糞(しふん)」と呼びます。

この紙糞はどんどんたまるとローラーを詰まらせてしまいますので、ご注意ください。

また、手間ではありますが手差しで1枚ずつプリンターに通してください。

給紙トレーに入れても送りだされないことが多々多いです。

例えば、自分で漉いた和紙を印刷する際はプリンターに負担のない方法でお願いします。

 

最後に

 

年賀状に限らず自分で和紙を漉いてポストカードを作りたいという方にはワークショップを開催しています。

shop.thewashi.tokyo

上記で紹介した葉書サイズが2枚漉(す)ける道具で作ることができます。

実際にショップに出向いて和紙を作ることができない方に向けて、オンラインワークショップも開催しています。

shop.thewashi.tokyo

こちらは、専門の道具ではなく身近にあるキッチン道具などで和紙を作っていきます。

原料は本物の楮(こうぞ)の下準備したものをキットと一緒に送りますので、

家にいながら本格的な和紙が作れます。


おうちで本格的な手すき和紙を作ろう!

長いお休みの中で伝統工芸体験をしてみたいという方は是非ご検討くださいませ。