突然ですが、ショップにて三毛猫を保護しました!

こんにちは。

ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。

和紙や水引には全く関係ないのですが、6月10日に迷い猫を保護しました。

というか、ショップに居ついてしまいました(;^_^A

さて、どんな猫でいままでの経緯をご紹介します。


 

~迷い猫は三毛猫~

この数日前からショップの周りで見かけてはいたのですが、警戒されて逃げてたので、ちょっと心配しておりました。

というのもここら辺ではあまり飼い猫や野良猫を見かけないので珍しいのもありました。

鳴き声が聞こえたら、様子を見守ろうと思っていたところでした。

10日(金)の昼間にふたたび鳴き声が聞こえたので、ドアを開けて外を見るとこの前とはちがって通行人の足にすり寄って鳴いている猫がいました。

そして、私にも近づいてきたので撫でていたらスルッと店内に入ってしまいました。
何回か外に出しても中に入って出ていこうとしません。

その間もずっと鳴いていてどうしようもないので、とりあえず水をあげてみました。
この日はちょっと暑かったのもあってかぶ飲み状態。
それでもミャーミャーと鳴きやみません。
完全に空腹なのでしょう。
かといってむやみにえさを与えてはと思い、ずっと抵抗していたのですが結局根負け。
とりあえず、近くのコンビニに急いで餌を買ってきました。
(途中近所の人にも事情を話して情報拡散しながら)
息をきらして戻ってみると、のんびりテーブルの上で横になってました。

店内に閉じ込めて暴れてないか不安だったのですが、ちょっとだけ安心しました。

餌をあげると勢いよく食べ始めあっという間に完食。
やっと鳴きやみました。

これで外に行くかなと思い、ドアを開けっぱなしにしたのですが出ていかず。
出ていったかと思うとすぐに戻ってきてしまう状態。
こちらも困り果ててしまいました。
それには理由があって、このショップを借りているビルはペット禁止だからです。

保護するにもオーナーさんの許可がないとどうにもなりません。
かといってこのままにするわけにもいかず、とりあえず病院に行ってこの猫の状態とノミなどの駆除をしてもらおうと決めました。

ペット用のキャリーケースなどないので、代用品をさがさなければなりません。

プラボックスやらいろいろ探しましたが、結構この猫が大きくて入らない状態。
あれこれ探して簡易スーツケース(布製)を見つけてそこに入ってもらい急いで病院へ。

途中、猫もわけわからず捕まえられたので暴れて外にでようともがいていましたが、なんとか抱えながら病院に到着。
そしたら一瞬に大人しくなりました。

(呼吸できるようにと少しだけスーツケースのチャックを開けていたところから光が入ってもがいていたようです。暗くしたら落ち着きました)

先生の診断によると、

*三毛猫のメス

*年齢は3~5歳位

*外に出しても暴れずに大人しいのは飼い猫もしくは人の手から餌をもらっていた可能性大

*あまりノミやダニがついていない(もちろん、フロントラインはつけてもらいました)

*ちょっと痩せ気味だけど触診では病気はなさそう。(人間の食べ物を食べていたのか歯に歯石がついている)

以上な感じでした。

健康そうなのでひとまず安堵。

ただし、問題は山積み。

オーナーさんの許可は出ていないし、あまりにも突然ゆえこちらもこれからどうすればよいかが分からず。

獣医さんに相談し、とりあえず他の動物病院や警察などに連絡して飼い主さんを探すことを第一に考えて、早急にオーナーさんとも相談することから始めることにしました。

近所の方からキャリーケースなどが借りれたので、とりあえずその中に入って許可がでるのを待機状態でした。

事情を話してついに保護してよしというお言葉を頂きました!

とりあえず一つ難関をクリアしましたが、まだまだ問題は山積み。
ゲージが間に合わなかったので、私の居住スペースで一晩を過ごしたのですが夜鳴きがすごくて私は一睡も寝れずでした。
これも対策を練らなければ。

 

~2日目~

この日は午前中、小さいお子さん向けのワークショップが入っているため、居住スペースで待機していただくことにしました。

(環境が整うまではお客様には触れさせるわけにはいかないのと脱走の可能性があるので)

ワークショップ終了後に派出所に保護の旨を伝えて猫の情報を伝えました。

(落とし物を拾ったのと同じで、警察に猫を引き渡しても飼い主があらわれなかったら保健所と相談でそのあと殺処分になることも否定はできないと言われました。
そこでもいろいろ相談し、飼い主をさがしながら私の方で保護することにしました)

急いでショップに連れて行こうと部屋をのぞくとのんびりくつろいでいました。

ちょっとずつ落ち着いてきたのかも。
ただし、まだまだ私の姿を見ると離れようとはせずにトイレまでついてきてしまう始末でした。

まだ不安があるのでしょうか。

 

~3日目~

この日は、ショップは休みなので再び居住スペースで過ごしてもらうことにしました。

そこで気づいたのですが、お腹に傷らしいものを発見。

どうやら避妊手術の痕のようです。

やはり飼い猫だったのが濃厚になってきました。

また、抱っこやひざ乗りを要求してきます。
おそらくたっぷり飼い主さんに甘えられていた環境だったと思うので、早く見つけてあげたいという気持ちが一層強くなりました。

 

~4日目~

ようやく猫も環境に慣れてき始めたので、営業中はショップで過ごしていただくことにしました。

私も感覚が分かってきて、四六時中そばにいなくても安心してもらえるようになりました。
猫はやはり少し高い所が安心するようなので、長テーブルにサブトン敷いてくつろいでいただくことにしました。

この日からようやく私も仕事ができる状態になってきました。

不思議なんですが、お客さんとの打ち合わせの時は寄り付かずドアマットの上で静かに寝てます。

また、作業していても近寄ってきません。

状況を判断してこちらの様子を見ながら行動しているようです。

そして、チラシも完成!

近所のお店や町会さんなどに配って広く情報を広めたいと思っています。

近くの動物病院にも先に電話で事情を説明し、チラシも置かせて頂けることになりました。

SNSなどでも今後も情報を発信していく予定です。

~5日目~

窓の近くにキャットタワーを組み立てました。

ここから猫が見えるようにして、広く猫の存在を知って頂くことにしました。

(もちろん、飼い主さん探しているチラシも窓に貼っています)

最初は、上がらせてもすぐに降りてしまい、興味を示さず…。

あの手この手でやっとくつろいでいただけるようになりました。

ただし、窓から見えない中間層が一番のお気に入りのようです。

これからは私だけでなく、いろんなお客さんに触れて頂いて猫にも慣れていただこうと思っています。

保護している状態なので、名前はつけないことにしました。

これからも猫さんと言うようにします。

とりあえず、この猫さんと探しているであろう飼い主さんのことを優先で過ごしていきたいと思います。

今後も猫さんの様子はご紹介しますね。

 

~最後に~

まだまだこの猫さんは外に興味がある様子なので、ドアはほんの少ししか開けないようにしています。

ショップにいらっしゃる際は、入る前にノックしていただけると助かります。

また、ショップ近くにいらっしゃる方ならば何らかの情報、保護猫団体の方ならば今後どのようにするのがよいのかなどをアドバイスを教えていただけると助かります。

私もまだまだ戸惑いの中この猫さんと過ごしております。

今後に関してもどうするのがよいかもまだ決まっていません。

皆様の温かいお声やアドバイス、心よりお待ちしております。

あと、猫グッズが多い状態ですが和紙商品や水引商品は販売しておりますのでぜひご興味ある方は遊びにいらしてくださいませ。

ショップの場所はこちらをご覧ください。

thewashi.tokyo