おフランスで和紙作りワークショップを開催しました!

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

前回の記事がフランスでワークショップをしに行ってきますから早1カ月ぶり…。

無事にワークショップを開催しましたので、当日の様子をレポートしたいと思います。

パリはちょっとした紙ブームかも?

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

11月22日に無事にフランスに到着しました!

f:id:tokyowashi:20191225165852p:plain

オペラ座

今回のワークショップ会場はパリのオペラ座近くになります。

f:id:tokyowashi:20191225170526p:plain

maison wa

歩いて10分程度で周りには日本食レストランや日本スーパーなどが並んでいるところでした。

まずは、荷物がきちんと着いたか、乾燥機に無事に電気が入るかをチェック。

場所も確認してどこに道具などを置くかなどを打合せしました。

準備はまだまだ続きます。

f:id:tokyowashi:20191225170755p:plain

ホテルの部屋で原料である楮(こうぞ)の皮を水に漬けて戻したり、叩いた白い楮(こうぞ)をほぐして水に漬けたりなど、すぐに和紙がすけるようにせっせと準備に励みました。

f:id:tokyowashi:20191225171204p:plain

フランスは基本的に水は硬水です。

和紙を作るのにはあまり適しているとは言えません。

そこで、日本食などを販売しているスーパーで軟水を発見!

しかも2ℓで1.8€位だったので、早速購入して混ぜて使用しました。

そしてワークショップ当日の23日!

残念ながら雨…。

ただ、土砂降りではない小ぶりだったので傘をささなくても大丈夫な感じでした。

f:id:tokyowashi:20191225171715p:plain

ワークショップスペース

濡れたり、和紙の繊維が飛んでも大丈夫な様にブルーシートを敷いて道具を置いて準備は完了。

今回は、原料の楮(こうぞ)の皮を剥いたり、叩いたりなどの原料作りから体験できるのは貴重だと思います。

しかも日本で作っている方法とほぼ同じ材料や道具で海外で体験できるのはなかなかないと思います。

そして、ワークショップがスタートしました。

f:id:tokyowashi:20191225172031p:plain

和紙の作り方資料(フランス語版)

まずは、資料を見ながらサンプルを見ながら触りながらどうやって和紙が作られているかを簡単に説明しました。

そして、いよいよ実際に手を動かして和紙を作っていきます。

f:id:tokyowashi:20191225172351p:plain

まずは、楮(こうぞ)の皮を白皮部分だけにするため表側の鬼皮、あま皮を剥く作業です。

皆さん、器用にスルスルと剥いていきます。

外国では当たり前かもしれませんが、左利きが多いので親近感がわきます(^^;)

(私も左利き)

参加者の皆さんも自由に写真撮影OKにしていましたので、作業しながら途中で何回も止めて写真を撮っていました。

f:id:tokyowashi:20191225172657p:plain

今度は、白い皮を3時間位煮たものを叩いて繊維をほぐして細くしていく打解(だかい)作業です。

皆さん、リズムよく叩いていますよ。

中には、木槌に原料が貼りついて飛ばしてしまう方もいました。

そして、いよいよお待ちかねの和紙すき工程になります。

f:id:tokyowashi:20191225173022p:plain

今回道具の都合上一人ずつ漉いて頂く流れになりますので、待っている方は漉いた白い和紙にデコレーションするカラフルな和紙を選んで頂くことにしました。

最初の練習段階ではおっかなびっくりな手つきでしたが、あっという間に綺麗に和紙を漉き上げました。

f:id:tokyowashi:20191228160521p:plain

飾り付けの作業も楽しいひと時となりました。

カラフルな色和紙や可愛らしい柄が入った千代紙など好きな様にかざることができるので、皆さん配置やチョイスなど迷われて時間をかけて飾っていらっしゃいました。

飾り付けが終われば、水気を切って乾燥機で乾かします。

残念ながら変圧の関係で温度が上がらずいつもより長い時間かかってしまいました。

外国だと電圧が変わるので変圧器は必須です。

他の国でもショートしたり今一つ相性がよくありません…。

古い乾燥機を持ち込んでいるので今後の課題でもあります。

乾燥を待っている間は、皆さんからの質問に答えたり、水引に関してもご紹介しました。

水引も芯が和紙で出来ているのですが、そのことを紹介すると驚かれていました。

ヨーロッパでは水引に似たものは見ることは滅多にないと思うのでこちらも貴重だったのではと思います。

無事に1回目も2回目も少し予定時間をオーバーしましたが開催出来ました!

f:id:tokyowashi:20191228161245p:plain

今回の参加者の皆さんは、30代~50代の女性をメインとして集まって頂けました。

フランスでも和紙や日本文化への興味が高いことが現地に行ってみてさらに実感しました。

皆さんからのアンケートはこちら

f:id:tokyowashi:20191228163118p:plain

1回目の参加者アンケート

f:id:tokyowashi:20191228163154p:plain

2回目参加者アンケート

f:id:tokyowashi:20191228163217p:plain

主催総評

参加者の皆さんだけでなく、現地に住んでいらっしゃる日本人の方や現地の方などいろんな方が見学にいらしてくださいました。

f:id:tokyowashi:20191228163344p:plain

押し花プレゼント

総評にも書いてありましたが、予約から漏れてしまったおばあさまとお孫さんのお嬢さん2人が見学にいらして熱心に質問しながら工程をご覧になっていました。

ワークショップする前に原料の具合などをみるためテストが必要だったので、せっかくならばお二人にも和紙を漉いて頂くことにしました。

感激されたおばあさまが自分で作られた押し花を私にプレゼントしてくださいました。

もちろん、ご自分の作品にもこの押し花を使って素敵な和紙カードを作られました。

ワークショップの中でもご厚意によって使わせて頂ける許可がおりましたので、皆さまに勧めると喜んでみなさん綺麗な花を入れてカードを仕上げていました。

今まで海外で和紙作りワークショップはイベントの中での開催でした。

今回は、作ることを目的としたワークショップでの反応だったので、本当にフランスの皆さんの関心度はうれしかったです。

今回の経験を活かして東京の「和紙ラボtokyo」でも日本人だけでなく海外の人にも参加いただけるワークショップを企画していきたいと思います。

今回、準備や集客、同時通訳などご協力いただいたmaison waのスタッフの皆さん本当に感謝しております。

また機会がありましたら第二弾を開催出来ればうれしいです。







 

 

 

今度はフランスで和紙作りワークショップを開催します!

こんにちは。
東京和紙の篠田です。

11月に突入し、グッと気温も下がってきましたね。
16日と17日と東京ビッグサイトで開催された「デザインフェスタ」でも和紙作りデモンストレーションをしましたが、またまた海外でもワークショップを開催します。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

11/23にフランスにある「Maison wa」さまのショップ内でワークショップを開催します!
Maison wa HP:https://www.facebook.com/maisonwa/

現在、当商品を委託販売中のため販促のためにもワークショップを行います。

詳細はこちら

https://blog.hatena.ne.jp/tokyowashi/tokyowashi.hatenablog.com/edit?entry=17680117127211617274

内容は、和紙作りワークショップです。

f:id:tokyowashi:20190822174838p:plain

今までの海外でのワークショップは、和紙すきだけの作業で作る内容でしたが、今回は、原料作りからも体験頂きます。

https://www.facebook.com/events/542372549937289/?event_time_id=542372556603955

f:id:tokyowashi:20191120183853p:plain

ワークショップチラシ

原料作りとは、和紙の元でもある楮(こうぞ)の木の皮を剥いたり、叩いたりいてすくための準備も一緒に体験頂きます。

おかげさまで2回開催の両方とも予約が満席なってキャンセル待ちが出ているそうです。

興味を持って頂けて大変うれしいです。

f:id:tokyowashi:20191120184334p:plain

和紙の作り方資料(仏文)

今回はフランス語がメインなので、通訳の方に同時通訳頂くことになりました。

カードサイズ3枚作れるようになりますので、ちょうどクリスマスに向けてピッタリなものができますね。

f:id:tokyowashi:20191120184739p:plain

昨年ロンドンで開催した際のクリスマス和紙カード

ちょっと心配なのは、電圧と水です。

8月にで行ったアブダビでは電圧が高すぎてコンセントがショートしてしまいました。

もちろん、変圧器を使用していたのですがそれよりも高かったようです。

昨年のロンドンでは大丈夫だったので、無事に乾燥機が作動することを祈るばかりです。(古い機材なので、替えもできず…)

あとは水です。

基本的に軟水で和紙は漉きます。

硬水だとネリの効きが違ってくるのと乾燥した際にややボソボソな表面になってしまいます。

和紙は水が命ともいえるので、今回は、ボルヴィックと水道水のハーフでチャレンジします。

出発は、22日の夜中で、25日の午前中に帰ってくるという弾丸なツアースケジュールです。

その間は「和紙ラボTOKYO」はお休みさせて頂きますす。

素敵なご報告ができるように精いっぱい精進してきますね。

もちろん、「和紙ラボTOKYO」での和紙作りワークショップは開催していますので、是非お問い合わせくださいませ。

ショップ「和紙ラボTOKYO」がついにオープン!

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

8月から少しずつ準備をしてきたことが、ようやく花開くタイミングがきました!

ようやく10月よりショップがオープンしました。

どんなお店かをご紹介します。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

10月1日より東京和紙のショップ「和紙ラボTOKYO」がオープンしました!

f:id:tokyowashi:20191002143908p:plain

ショップ外観

ロゴもお店にデザインしました!

f:id:tokyowashi:20191002144139p:plain

ショップロゴ

こちらでは商品販売やワークショップだけでなく、制作工房も兼ねているのでラボ=研究所感がありますね。

ショップ全体

f:id:tokyowashi:20191002144325p:plain

ショップ全体

ショップ内はこんな感じで商品がディスプレイされています。

棚や床などは木製や木目柄のものでデザインを統一させました。

和紙は木の皮からできています。

ショップ内でも少しでも温もり感じる雰囲気を出せる様に考えました。

商品ラインナップ

f:id:tokyowashi:20191002144421j:plain

平成ASAKUSA和紙バッグ類

お役目が終わったおみくじ入りの和紙「平成ASAKUSA和紙」のバッグ類をまとめて展示しています。

籠バッグ、トートバッグだけでなく、最近ハンドバッグも新たに加わりました。

f:id:tokyowashi:20191002144547j:plain

和紙水引アクセサリー

ドア側には和紙と水引を組み合わせて作っているアクセサリーを展示し、外からどんな商品がのぞけるようにしています。

ここで何人もの人が立ち止まって写真を撮っている人もいますよ。

展示

f:id:tokyowashi:20191002144729p:plain

展示スペース

商品販売だけでなく、しっかり和紙について紹介することも東京和紙の役割でもあります。

原料のサンプルも併せて見せて読んでいただけるスペースも設置しました。

他にも江戸時代にどんな和紙が作られていたか、江戸はどんな街でどんな職人がいたかが記された資料も置いてあります。

看板

f:id:tokyowashi:20191002144907p:plain

看板イーゼル

なかなか外側からではどんなお店が分かりにくいので、どんなお店かをイーゼル型の看板を設置して案内しています。

様々な人が足を止めて読んで頂けるので宣伝効果ばっちりです!

ワークショップ

f:id:tokyowashi:20191002145712p:plain

ワークショップ風景

看板にも明記しましたが、奥のスペースはワークショップルーム兼制作工房でもあります。

4~6名までは参加できるようになっております。

トイレも完備しておりますので、長時間のワークショップも体験可能です。

f:id:tokyowashi:20191002145929j:plain

水引カーテン

ショップ内で見どころ?としては、この水引カーテンです。

様々な色合いを取り寄せてありますので、ワークショップではこの中から好きな色を選ぶことができます。

どれにするか迷ってしまいますね。

ショップマップ

f:id:tokyowashi:20191002150254p:plain

SHOP MAP

場所は、台東区になります。

一番近い駅は、都営線新御徒町駅で徒歩5分ほどで着きます。

他にはJR線御徒町駅と地下鉄メトロ日比谷線仲御徒町駅からだと徒歩10分ほどになります。

最近分かったのですが、地下鉄メトロ銀座線上野広小路駅からだと日比谷線やJR線への出口を目指して地下道を歩くと日比谷線の出口から地上に出ることができて、こちらも便利です。

営業時間

平日:11:00~18:00

土曜日:10:00~18:30

日曜・祝日:10:00~17:00

暫くは不定休となります。

当日の営業情報はTwitterにて発信しますので、そちらをチェックしてみてください。

f:id:tokyowashi:20191002150954p:plain

和紙ラボTOKYO Twitter

和紙ラボTOKYO(東京和紙) (@TOKYO43343577) | Twitter

 

皆さま、どうぞよろしくお願いします!

「Food&Hotel」Thailand2019にも出展します!

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

怒涛の2週間の第二弾!

アブダビの次はタイが待っています。

さて、今度はどんなイベントでしょうか…。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「Food&Hotel」Thailand2019に初出展します!

f:id:tokyowashi:20190823215537p:plain

2019チラシ

名前の通り、フードやホテル関係に関連する商品の展示会になります。

f:id:tokyowashi:20190823215801p:plain

チラシ2

BtoBといって一般客向けではなくバイヤー向けのイベントとなります。

実は、東京和紙はBtoBイベントがこれが初めてになります。

このイベントでは、台東区ブース内での出展となります。

f:id:tokyowashi:20190823220130p:plain

台東区ブースのイメージ図

アトリエを台東区に構えていることでお声をかけて頂けました。

f:id:tokyowashi:20190823220523p:plain

平成ASAKUSA和紙籠バッグMサイズ

このイベントでも東京和紙では一番の注目商品である平成ASAKUSA和紙バッグを展示します。

f:id:tokyowashi:20190823220821j:plain

平成ASAKUSA和紙籠バッグSサイズ

タイの方に支持されそうな色合いを選んで展示しようと思います。

f:id:tokyowashi:20190823221011j:plain

平成ASAKUSA和紙&水引アクセサリー

他にも水引とおみくじ入りの平成ASAKUSA和紙を組み合わせたアクセサリーも展示します。

どんな反応があるか楽しみです。

最終日は、一般客にも開放してワークショップを開催します。

f:id:tokyowashi:20190823221309j:plain

和紙作りデモンストレーション
東京和紙では実際に原料作りから和紙ができるまでのデモンストレーションを行う予定です。

f:id:tokyowashi:20190823222331p:plain

見せるだけでなく、作ってみたい方にも体験頂きますよ。

こちらも反応が楽しみです。

なにより、タイは今回初めて行く国なので、どんな国か色々リサーチしてきたいと思います。

ADIHEX2019に出展します!

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

昨年に続き、今年もまた海外のイベントに出展します。

まずは、アブダビのイベントに出展します。

中東は、数年前にドバイに行って今回が2回目になります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

8/27~31まで開催される「ADIHEX2019」に出展します!

f:id:tokyowashi:20190822165704p:plain

ADIHEX2019

ADIHEXとは、毎年開催されている中東最大規模の高級趣向品展です。

このイベントでは、ヘリコプターや馬、鷹や絨毯などどれも高級品ばかりが販売されています。

会場は、アブダビナショナルエキスビジョンセンターです。

f:id:tokyowashi:20190822170729p:plain

まさにアブダビの中心地にありますね。

展示会内に日本の作家さんの商品を展示販売されるブースが設置されます。

f:id:tokyowashi:20190822170514p:plain

MIYABI

このMIYABIブース内で東京和紙が出展をします。

*販売商品は?*

東京和紙ブース内では、おみくじ入りの平成ASAKUSA和紙で作ったバッグを中心に販売予定です。

f:id:tokyowashi:20190822171501p:plain

今回、3m×1mスペースなので、もう少しゆったり展示ができると思います。

昨年のロンドンでの「Hyper Japan」ではトートバッグを多く持っていきましたが、今回は籠バッグを中心に展示する予定です。

f:id:tokyowashi:20190822172308p:plain

平成ASAKUSA和紙籠バッグSサイズ

どんなデザインが現地で支持されるか気になりますね。

調べた中では、中東の女性は小さなバッグでショルダーバッグが人気とのことでした。

そこで、その点を意識したバッグを用意しました。

f:id:tokyowashi:20190822173056p:plain

紐だけでなく、チェーンも用意しましたのでどんなものが注目されるかも気になります。

f:id:tokyowashi:20190822173759j:plain

平成ASAKUSA和紙ハンドバッグ

小さいバッグということでハンドバッグタイプも用意しました。

ハンドル付だけでなく、バッグインバッグできるタイプも用意しましたので、こちらもリサーチをしていきたいと思います。

f:id:tokyowashi:20190714141124p:plain

*ロンドンに引き続き、和紙すきワークショップも開催*

アブダビでも和紙すきワークショップをするべく道具や原料を持ち込みます。

f:id:tokyowashi:20190822174419p:plain

和紙すき用の原料

どう転んでも現地で開催できるようにあれやこれやで策を練っております。

どうなったか戻ってきたらレポートしますね。

f:id:tokyowashi:20190822174652p:plain

今回もカードサイズが3枚が作れます。

f:id:tokyowashi:20190822174838p:plain

和紙作りデモンストレーション

タイミングをみて、和紙がどうやって作られるかのデモンストレーションも開催予定です。

みなさんの反応が楽しみですね。

f:id:tokyowashi:20190822175006p:plain

イベントスケジュール

とにかくイベント開催時間が長いです!

日本では夜の10時までは考えられないですね。

常にブースに立ち止まっていただけるように宣伝したいと思います。

異国での反応はどうなったか後日レポートいたしますね。

とにかく無事に出展して結果がだせるようにふぁいと~~~~!

7/15~7/19の渋谷MAKERS'イベントに出展します!

みなさん、こんにちは。

東京和紙の篠田です。

今回は、近々の活動紹介をします。

東京の渋谷で東京和紙商品が販売されますよ~~。

***********************************

2019年7/12~7/19に東急ハンズ渋谷店にて「渋谷MAKERS'」が開催されています。

shibuya.tokyu-hands.co.jp

こちらのイベントに後期の5/15~7/19に東京和紙が出展することになりました!

出展のきっかけは、4月に開催された「Handmade MAKERS'」でした。

f:id:tokyowashi:20190714131934p:plain

出展風景

東急ハンズには数多く外国人観光客の方が来場されるということで、当商品はたくさんその方に見て頂けるのではということでお声をかけてくださいました。

今回販売予定の商品はこちら

f:id:tokyowashi:20190714140315p:plain

和紙×水引アクセサリー

カラフルな水引は日本人だけでなく外国人にも人気があります。

今回は、お役目が終わったおみくじ入りの和紙とコラボしたアクセサリーもご用意しております。

f:id:tokyowashi:20190714140521p:plain

水引ピンバッチ

他にも水引ピンバッチは、お手頃価格で老若男女問わず人気があります。

f:id:tokyowashi:20190714140714j:plain

平成ASAKUSA和紙カジュアルトートバッグ

バッグもいろんな和紙バッグをご用意しております。

まずは、気軽にご活用頂ける和紙カジュアルトートバッグ!

f:id:tokyowashi:20190714140842p:plain

大変軽量で、和紙で作られていますが雨などに濡れても破けません。

2サイズありますので是非お手にとって軽さや丈夫さを体感頂きたいです。

f:id:tokyowashi:20190714141124p:plain

平成ASAKUSA和紙ハンドバッグ

ハンドバッグタイプも2種類ご用意しております。

シンプルで和風なデザインが特徴です。

f:id:tokyowashi:20190714141231p:plain

平成ASAKUSA和紙籠バッグ

籠バッグタイプもご用意しておりますよ。

バッグ類は、お役目が終わったおみくじ入りの「平成ASAKUSA和紙」を使用しております。

この和紙は東京和紙オリジナルです。

f:id:tokyowashi:20190714141455p:plain

金魚柄和紙巾着

他には、両面和紙で作っている巾着や、がま口パスケース、千代紙などスペースに許す限りに展示販売予定です。

販売だけでなく、実演も行う予定です。

f:id:tokyowashi:20190714142122p:plain

和紙すきデモンストレーション

目の前で伝統的な和紙をすく工程を見ることができます。

また、和紙はどんな植物からできていてどうやって和紙が作られていくかもご紹介します。

時間はまだ未定ですが、出展期間中は毎日開催予定ですので是非ご覧くださいませ。

てんこ盛りな内容で出展しますので、ぜひ渋谷にいらっしゃる際は東急ハンズのB2Cフロアーに遊びにいらしてください。

私は毎日ブースにおります。(時間未定ですが、大体14時~19時位になると思います)

とっても甘い楮(こうぞ)の実を収穫!

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

今回は、和紙の原料でもある楮(こうぞ)の実についてご紹介します。

これが食せると聞けば、いろんな方が興味を持つはずですね。

*************************************

先日、大雨の中楮の実を収穫しに東京の奥多摩方面に行ってきました。

1か所目はたくさん実はなっているのですが、まだ熟しておらずしかも強風にあおられて貴重な実がどんどん落ちてきてしまいました…。
仕方ないので伸びてきてしまった枝を切って貴重な実が落ちないようにしました。

切った枝についていた葉っぱは、全部は破棄せずに有効に使用します。

f:id:tokyowashi:20190701154815p:plain

量も少なくまだ完熟ではない楮の実と若葉

なかなか、自然のものを収穫するにはタイミングと天候具合も検討しなければならないので調整が難しいですね。

そもそも楮の実とは?

f:id:tokyowashi:20190701154934p:plain

楮の実

楮(こうぞ)は桑科の種類になります。

桑の実は細長く赤黒い色に熟していきますが、楮の実は丸くオレンジ色なのが特徴です。

どんな楮の木にも実がなるかといえば、そうではありません。

姫楮(ヒメコウゾ)という種類で雄株と雌株が一緒になった「雄雌同株」の木だけが実がなって熟すことができます。

(雌株だけだと実がなっても熟さずに終わってしまいます)

とっても貴重な実といえますね。

もちろん、楮の実も食すことができます。

「楮実(ちょじつ)」と言って漢方薬にも使用されているそうです。

f:id:tokyowashi:20190701160641p:plain

完熟した楮の実

2か所目に行ったら、ちょうどよい完熟時期でたくさん収穫することができました。

完熟するとするっと軸から取り出せるのですが、実がネバネバしているので力をいれず、しかも落とさないようにとるのがコツです。

一口、生の状態でパクリ!

めっちゃ甘い!

なんというか果てしなく甘い…。(だらしない甘さとも言える…)
しかも雄しべが硬く棘のように舌にザラザラ残ります…。

調理するには色々工夫が必要になります。

f:id:tokyowashi:20190701161147p:plain

楮の実ジュース

早速、実を洗って虫や葉を落とし、ジュースを作りました!

楮の実だけでは、甘ったるいのでレモン汁を入れて炭酸水で割ってみました。

爽やかな味わいに変身してとっても飲みやすくなりました。

他にもジャムと氷砂糖漬けも作る予定です。

来年もたくさん収穫できるといいな~~。

ちなみに、和紙にするためには幹に栄養を沢山注がなければなりません。

(皮を厚くするため)

脇芽や花などは残念ながら摘んでしまいます。

しかも1年で育った幹をどんどん毎年刈り取るのでなかなか花をも咲かせることがありません。

和紙用と食用と木を分ける(種類を分ける)必要があるのです。

東京和紙としては、どちらも大切な活動です。

「使う和紙の楽しみ」と「作る和紙の楽しみ」と「食す和紙の楽しみ」それぞれを今後もご紹介していきます。

f:id:tokyowashi:20190701163845p:plain

楮の実ムース(ちょっとゆるめ(^^;))