こんにちは。
ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。
最近、作家さんやアーティストの皆さんが東京和紙を使って作品作りをされる方が少しずつ増えてきました。
お問い合わせも定期的にきております。
他にはない魅力を感じていただけて大変うれしいです。
どんな風に作品にされているかをご紹介したいと思います。
以前にご紹介した紙切り芸人さんがうちの和紙を使って高座に出演されています。
詳細はこちら
普通の和紙と違って、本来白い和紙には入れない緑色のあま皮をミックスさせています。
また、切る際に和紙が立ち上がるように少し厚めに漉(す)いています。
なかなかコロナ過で足を運べないかもしれませんが、ぜひご覧頂きたいです。
RIEKOさんという切り絵アーティストさんがうちの和紙を使って作品を作られました。
今回は、背景の和紙として東京和紙を使って頂きました。
見事な作品です。
一瞬描いた絵や版画だと思ったのですが、黒い部分が切り絵になっています。
作品の中の方は、茶人の北見宗幸さんだそうです。
Instaglamに作品とお写真が一緒に投稿されているのですが、そっくりでした。
東京和紙は化学漂白を一切しておりませんので、楮(こうぞ)本来の白さになります。
この和紙は、チリ入り(あま皮や鬼皮が少量含まれていること)和紙となっているので、さらにオフホワイトですが、それがまた茶人の人柄をやわらかい印象にさせていると思います。
今後は、ぜひ色付きの東京和紙で作品作りをしていただけると嬉しいです。
RIEKOさんの詳細はこちら
Instaglam
https://www.instagram.com/mogasupa/?hl=ja
書道アーティストの粋雪さんの作品です。
当ワークショップにご参加頂きご自分で作った和紙を使って作品を仕上げられました。
なんと、手帳にくっついていてそのままが作品となっているそうです。
右側の作品にもご自分で作られた和紙をちぎって貼り合わせて仕上げられたそうです。
渋谷のお店に飾られているそうです。
テーマをうかがったところ、(以下転送)
「テーマは、『夢』、『ぬくもりのある時間』です。
新しい文化やカルチャーが生まれる場所である渋谷という場所に置く作品。多様化となり、変わりゆく時代の中でも、変わらずにあってほしいものがあるという私の願いも込めて表現しました。
私の中では具体的な景色がありますが、見てる人に想像してもらいたいと、あえて抽象的に仕上げています。」
ではなぜ東京和紙を使おうと思ったかということろは、
粋雪さんのInstaglam
和紙だけではなく水引もアートに使用されています。
しかも日本だけでなく、海外からオファーを頂き納品させていただきました。
NYの施工会社から問い合わせ頂き水引の梅結びを注文頂きました。
木箱にオーナメントとして使用したいということでした。
ネイティブな英語メールと日々格闘しながらなんとか先方の希望通りのものを納品できてうれしかったです。
展示されているところを見たいのですね…。
他にも問い合わせなどで、折り紙、書道、ペーパークイニング、表装などをされている方々からも頂いております。
変わったところでは、以前ソファーを作りたいからサンプルを作ってほしいという家具屋さんからもお問い合わせ頂きました。
昨年あたりから完成した商品ではなく、和紙や水引本来の注文や問い合わせが増えてきています。
当方としてはどちらも充実させてあらゆる用途でも対応できる東京和紙を提供していきたいと思います。
ご興味ある方は、ぜひお問い合わせかご来店いただくことを心よりお待ちしております。
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