こんにちは。
ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。
先月、和紙の原料である楮(こうぞ)を整備しました。
和紙作りにはもう一つ大事な植物があります。
それはトロロアオイという名で、こちらも整備が必要です。
来月後半には種まきが待っているので、早いうちにスペースを確保しなければです。
どんな風に整備したかをご紹介します。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、再度ご案内。
東京都台東区の御徒町に当店「和紙ラボTOKYO」がございます。
ショップ兼工房となっていて、和紙を作りながら和紙商品や水引を販売をしております。
そして、和紙の原料もショップの前でほんの少しですが栽培しています。
詳細はこちらをご覧ください。
畑や山で栽培しているものよりも小さめですが、それでも約3mも超える枝っぷりです。
そこまで成長させるにはやはり大きめのプランターで育てる必要があります。
小さめのプランターで育てていた楮をまず大きめなプランターに移動します。
詳細はこちら
トロロアオイの前に残っていた楮(こうぞ)の整備をします。
現在、左側のプランターで育てていたのを右側のスペースが大きいものに移動します。
やはり根っこが伸び伸びした状態だと上に伸びる幹も大きくなります。
基本的に、楮(こうぞ)は3年以上成長させないと和紙にすることはできません。
和紙は、楮などの木の皮から作られています。
すでに3年は経過したので、移植します。
他にも小さかった楮(こうぞ)を移植し、今年の春に向けて準備万端です。
新芽が楽しみです。
楮(こうぞ)だけでなく、トロロアオイも和紙作りには大事な植物です。
詳しくはこちら
ショップ前には昨年中途半端に芽が出てしまったものと花や実を咲かせていた状態のものがそのまま放置しておりました。
見栄えも悪い状態をそのまましてしまってすいませんでした…。
きちんと手入れを忘れないようにせねば。
土の状態がよいとすでに新芽が出始めているので早速作業に取り掛かります。
基本的に、トロロアオイは1年で育てたものを和紙作りには使用します。
4月後半から遅くとも6月までに種まきをして双葉を発芽させます。
ただ、そのまま越冬して生き残っているものは成長が早くすぐに芽吹いているので、花や実を育てるにはたくさん収穫できてよいです。
今回は、約半分が越冬できたようなので、移植していきます。
まずは、根をメインに育てるものと花や実を育てるものと分けます。
栄養分が高い土だと中途半端な時期に発芽してしまったものでも約25cmくらい根がすでに伸びています。
まだまだ細いのでこれを今年は太らせていきます。
よって、高さのあるプランターに移動します。
他にも、花などの観賞用のものや、まだまだ芽が小さいものは大きめのプランターに移植し、様子を見て再度高さのあるプランターに移動させていきます。
移植完了!
1つ成長できるかどうか危ういものがあったので、少し小さめのプランターに移植して様子をみます。
さらに来月種まきをして根をメインに育てるトロロアオイを増やします。
大きなプランター以外は100均ショップで購入したものです。
土も同様をミックスして使用しています。
畑がなくても、大きなベランダがなくても育てることができます。
和紙作りには根をメインに育てますが、野菜として花や実を食すことができます。
花びらは酢漬けしたりそのままサラダとして食べれます。
実はオクラのような形状で、味や触感、粘りも同じです。
春に種を植えて夏には収穫ができるので、ぜひ今年チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また大きく成長してくれることを願うばかりです。
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