こんにちは。
東京和紙の篠田です。
2019年も終わろうとしていますね。
今年も大変お世話になりました!
前回の記事は、フランスでの和紙作りワークショップの会場風景をレポートしました。
今回は、今回のフランス旅が様々なハプニングが多かったのでご紹介したいと思います。
今年いろんな国へ行かせて頂きましたが、一番思い出に残るほどにインパクトが強かった旅となりました。
パリは約30年ぶりでしかも一人旅だったので、ドキドキの旅となりました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
今回フランスに行くにあたってエールフランス航空で向かいました。
22日の23時出発の予定でしたが、2日前に2時間遅れるという連絡が…。
おかげで行きたかった講演会に参加できたので、これはラッキーでした。
夜中1時に羽田から無事に出発。
隣の席が、カップホルダーが壊れていて空いていたので少しゆったりした状態で過ごすことができました。
離陸して落ち着いてたら食事です。
ちょっとフランスちっくな料理になっていました。
食べきれない量だったので、パンや水などは持ち帰ることにしました。
まさかこれが大きなポイントになるとは…。
22日の朝7時前にシャルルドゴール空港に到着。
朝早かったので、荷物受取のフロアでしばし休憩。
いろんな国の人が集まっていてやっぱり観光都市なんだなと改めて感じました。
ロワシーバスに乗ってオペラ座まで向かいました。
今回のワークショップ場所や宿泊するホテルはオペラ座近くになります。
まだ朝10時位だったので、ホテルに行きスーツケースを預かって頂き、散策しながらお店がオープンするのを待ちました。
そうそう最近パリはスリが多発しているから気を付けてといろんな方からアドバイスを頂いたので、リュックは前にしょって、南京錠をつけてスマホにもチェーンをつけて完全防備で過ごしました。
少々大げさに見えますが、何かあってから後悔するのは嫌なので気を引き締めて歩きました。
パリについたら絶対にカフェは行きたいと思っていたので、さっそくよさげな古いカフェに入って小さなパンとコーヒーでしばし休憩しました。
まさか、これが唯一といっていいほどのフランスで堪能した食事になるとは…。
約30年ぶりのパリは何もかもが新鮮に感じました。
平日の昼間だったので、仕事されている方々が多く良いリサーチをさせて頂きました。
お店もオープンし無事打合せと荷物を確認し、チェックインするためにホテルに戻りました。
今回泊まるホテルはこちら。
ここが今回の珍道中の始まりとなりました…。
サイトを通じて予約をしたのですが、クレジットカードを提示するように言われました。
私はそんなに英語が話せないので、なんのことか分かりませんでした。
すでに宿泊代は事前に支払い済です。
その領収書も提示しました。
ホテル側も宿泊代は確認しているとのこと。
たどたどしい会話の中で「ボス、ボス」という単語だけが気になりました。
とりあえずクレジットカードを提示したのですがサインする方法を伝えたのですが、それはNGとのこと。
暗証番号を入力する方法しかだめとのことで、ここからしばらく押し問答が始まりました。
「宿泊代は払った」
「それは分かっている。だけどクレジットカードの提示が必要」
「だからサインするやり方ならばできる」
「サインする方法はできない」
「暗証番号は覚えていない」
これを何回繰り返したことが…。
困りに困り果てて、持っているユーロを提示して
「払えるものはこれしかない」と伝えたら、
ホテル側も交渉した結果、希望の金額よりは低いがこれでOKということで無事チェックインできました。
ホッとしたのもつかの間。
今回泊まる部屋は7階でした。
しかしエレベーターは6階までしか行かないことをその時に知らされました…。
階段はとっても狭いもので、20kg近くあるスーツケースを一人でえっちらおっちら転ばないようにゆっくり運びました。
まさか2連発でハプニングが起こるとは…。
さて、持っているユーロはホテルに預けてしまったので一気にお金がなくなってしまいました。
少し日本円も持ってきていたので、まずはユーロに変えなければなりません。
あまり替えすぎても円の価値が下がってしまうので、最低限必要な分をチェンジしました。
ただ、意外に物価が高く必要な水などを購入したらすぐになくなってしまいました…。
後から確認してくれて分かったのですが、クレジットカード提示はデポジットのことで、海外ではよくあることだったようです。
デポジットとは保証金のことで、日本だとチェックアウトする際に使った分を支払うところが多いですが、海外は前もって支払う場合が多いということを今回学びました。
あと暗証番号もしっかり把握していかないといけませんね…。
ホテル側が言っていた「ボス」というのはどうやら「インボイス」のことだったようです。
一気に貧乏人になってしまったので食事をどうするかを考えなくてはいけません。
次の日はワークショップ開催当日ですが昼過ぎからなので、夕飯、朝食、昼食の3食分です。
オペラ座の近くはコンビニがありません。
当然ながら自動販売機もありません。
日本と違うのでやはり海外にいるんだなと自覚しました…。
ここで飛行機の食事で食べきれなかったパンが活用できます。
とりあえず、次の日の朝食と昼食を合わせて食べることにしました。
となると晩御飯だけを購入すれば大丈夫です。
色々考えた結果、スーパーで安売りしていたサンドウィッチとサラダでお腹を満たすことにしました。
色々想定外なことが続き冷や汗ダラダラでした…。
時差ボケもあって夜9時には就寝したのはよいのですが、朝5時には目が覚めてしまいました…。
部屋からの風景は良いのですが、お腹がすきました…。
あんまり早くに食べてしまうと食べ物がなくなってしまうので、少しずつ水などで空腹をごまかしました。
お金もないので、散策もままなりません。
テレビを見て時間をつぶしてました。
なんと、3Dのハイジを放送されていました。
もちろんフランス語なので内容はよく分かりませんが、クララがくるくる踊っていたのは驚きでした。
ワークショップは無事に開催できて参加費もユーロで頂けたので、晩御飯は優雅に日本食でもたべようと考えて街に出かけたのですが、夜時間も遅く日本食レストランはどこも大行列…。
ラーメンも寿司もお好み焼きもほぼフランスに住んでいる方々が並びまくっていました。
ワークショップを開催して体も疲れていたので並ぶ気にならず、うろうろしていましたが妥当な店が見つからずまたしてもスーパーの総菜でした。
日本のように電子レンジはないので、冷めていて正直美味しくありませんでした…。
今回は本当に食事に関しては楽しむことができませんでした…。
これは次回リベンジですね。
次の日朝11時の出発だったので、朝8時にはチェックアウトしました。
無事にお金も戻ってきたので、安心しました!
階段でコケルこともなくてもう少しホテルも楽しめたらよかったなと今では反省です。
行きと同じオペラ座から出ているロワシーバスに乗って空港に行こうとしたら、なんとマラソン開催で午後までバスが来ないことが判明。
タクシーも当然ながら来ません。
幸いにも他にも日本人観光客の方がいらしたので、一緒に地下鉄で空港まで連れてってくれました。
無事にチェックインし、食べれてなかった朝ごはんを食べてお土産も急いで購入し飛行機に乗り込めました。
あとは日本に帰るだけと思っていたら、まだまだハプニングは続きました。
なんと、ライト故障で離陸しません…。
とりあえず待つしかありません。
ビジネスクラスやファーストクラスの皆さんはワインなどがふるまわれていたようですが、エコノミーにはほぼありません。
1時間位経過してもまだ動きそうになかった際にようやく水は提供されました…。
2時間過ぎたところでようやく修理が終わったようで離陸して一路日本に向かって帰路につきました。
ようやく動いたと思ったら、こんどはイヤホンが調子が悪く手でジャックを抑えないと音が出てきません…。
最後の最後まで何が起こるか分からない珍道中となりました。
なんとか2時間遅れで成田空港に到着し自宅に着くことができました。
色々ハプニングは起こりましたが、無事にワークショップ開催できて日本に無事に戻れたことで笑って話せるネタとなりました。
次回またパリに行く際の参考になるようにしたいですね。
今度こそ美味しいパリの食事を楽しむぞ!
来年も海外に行く予定がありますので、またレポートしたいと思います。
2019年も大変お世話になりました。
来年2020年もどうぞよろしくお願いします!