こんにちは。
ショップ「和紙ラボTOKYO」を運営する東京和紙の篠田です。
最近、使用しているパソコンが古くなり容量も限界が来ているので新しいパソコンを購入しました。
データや写真などを整理していたら、懐かしい写真が沢山出てきました。
和紙を仕事にしようと思った時から長い年月が経ち、今とはちょっと違う形で普及させようとしていました。
ご存知ない方も多いので、ここらへんで遍歴を振り返りたいと思います。
もう9年の月日が経っていました。
まだ本業のパッケージデザインの仕事をしながらどうやって和紙を普及するか悩みまくっていたころです。
すでに和紙に興味を持っていて花を作るお師匠さんのところで学んでいました。
そんな中で初めて友人以外の方々に参加募集してワークショップを開催しました。
和紙で花ではなくペーパーバッグを作るワークショップを開催しました。
まだtwitterやfacebookがない時代でmixiで告知して募集していました。
他にはあまり聞かない内容のため、本当に集客できるかドキドキでした。
この時は、7名も集まって頂けたのを今でも嬉しく思い出されます。
夜開催だったのですが、夕方位から雪が降ってきてしまってちゃんど集まってくれるかドキドキしたのも鮮明に覚えています。
この頃は、まだショップがなかったのでサロンやスペースを借りて道具などを持ち込んで開催していました。
好きな和紙を選んで頂いて作っていくやり方は今も同じです。
女性だけでなく、男性にもご参加頂けて和紙って男女問わずに関心を持って頂けるものだと実感しました。
教えている最中の私です…。
若いですね~。
直前に風邪をひいてしまって咳が出てしまうのでマスクしながら進めていました。
状況は変わっても今も同じくマスクをして開催しています…(^^;)
このとき皆さんが作られた和紙ペーパーバッグです。
集まってわいわいおしゃべりしながら作るのはとっても充実していたり、楽しいひと時を毎回過ごさせて頂いていたと思います。
そこから月に1回でワークショップを開催していました。
有形文化財のお屋敷で和紙でランプを作ったり、レトロカフェで和紙でうちわを作ったり、毎回趣向を凝らして開催していました。
時には20名近く集まる時もあって大変でもあり楽しかった思い出です。
東京だけでなく、大阪や仙台などでもワークショップを開催しました。
猫好きさんが集まって猫柄和紙だけでカードケースを作るワークショップも開催しました。
しかし楽しいひと時はつかのま。
開催するための準備が大変だったり、場所を借りたりなど苦労が多いわりに集客が厳しくなってきてしまったので、商品販売にだんだん切り替えていきました。
最初に販売したのは、iphoneカバーでした。
ちょうど私自身がAndroidからiphoneに変えたのでカバーを作ってFacebookで紹介したら「欲しい!」というお声が多くなって作り始めました。
ネットショップはまだない中で、オーダーメイドで作っていました。
最終的には、海外にも販売してある映画の公式グッズまで手掛けるようになりました。
2016年ごろ、ちょうど中国人の方々が日本にごぞって観光にいらして爆買いという言葉が出てきたときに出展したイベントでも沢山ご購入頂いたのも懐かしい思い出です。
ただし、iphoneが1年ごとにバージョンアップしていくため、そこに追いつくことが大変で販売を止めてしまいました。
そしてだんだん東京和紙を立ち上げて本格的に手すき和紙作りに取り組んでいきました。
最初は個人事業主で活動していましたが、現在は法人になってショップを運営しています。
商品類も長い年月の中で変わってきました。
また、昔の商品を改めて見直して再リリースしたものもあります。
意外にも昔まったく見向きもされなかった商品が今になって売れ始めたものもあります。
外国人向けの観光客向けで提案した和紙箸袋も今になって少しずつ注文が入るようになりました。
こうやって昔の画像や商品を見直してまた脚光を浴びさせる良い機会となりました。
あらたなヒントを頂いた気分です。
今後も初心に戻って色々見つめなおす機会を作っていきたいと思います。
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