2020.2.7~11 アンビエンテ&フランクフルトレポート

こんにちは。
東京和紙の篠田です。

ちょっと前になってしまいますが、2月に出展してきた「アンビエンテ」のレポートをご紹介します。

まだコロナが蔓延する前だったのですが、はるか昔のこととのように思えます。

展示会だけでなく、フランクフルトの街並みも少しご紹介します。

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アンビエンテ2020のジャパンスタイルブースの一つとして出展することになりました。

海外は、ロンドン、アブダビ、タイ、フランスを経て5か国目のドイツです。

ただ、今回は各国のバイヤー向けの展示会なので準備が少々変わってきます。

その場での販売はNGで交渉して委託や買取などが決まってきます。

価格帯や在庫数などより今後のビジネスを見据えた商談をしなければなりません。

キーキー言いながら準備を進め、なんとか出発までこぎつけました(^^;)

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今回の飛行機はJALさんです。
個人的な考えですが、日本の飛行機だと少し安心があります。

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機内食も日本人に合うし、CAさんに質問なども日本語で通じるので助かります。

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無事にフランクフルトに到着しましたが、これからがさあ大変です。

なんと、Wi-Fiが通じない!

日本からSimを持参しましたが繋がらず、空港で新しくかったものも繋がらず…。

一歩外に出てしまうとまったく電波が繋がらないので冷や汗でした。

幸い、現地に住んでいる日本人の方を見かけたのでホテルがある中央駅まで連れてって頂けました。

(チケット購入はその場にいたおばあちゃんにカタコト英語で教えてもらってなんとかゲット)

まだまだ質問はカタコトで英語で話せるのですが、相手の話していることが早くて聞き取れずほぼ勘でした…。

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幸いにも駅から目の鼻の先にホテルがあったのですぐにチェックインできました。

やっと荷物を置き、安堵できるようになりました。

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次に重要なのが、食事です。

昨年11月に行ったパリでは食事がことごとくアウトだったので、温かくて安くておいしいものを探さなければなりません。

幸い、中央駅のフードコードが開いていていろんな食事ができそうだったのでこれはクリアしました。

また、アジア料理などもあったのでポテト、チーズ、ソーセージだけでない料理も楽しめそうです。

翌日から展示会の準備と開催が待っています。

今回のアンビエンテはヨーロッパではとても大きい展示会なので交通などは全てパスを見せれば無料で乗れました。

また、フランクフルトは改札がありません。

チケットを買ってそれで電車に乗れます。

(電車は時間通りに来ることは少なかったです…。そこは日本は正確ですね)

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これが東京和紙ブースです。

今回は、ジャパンスタイルという日本の企業があつまったブースの中で出展したので、ブースのカラーなどは統一されています。

ブースの壁が4mあったので、次回は高さのあるディスプレイをしたいと思います。

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2月だったのでコロナの影響がすでに出ていて、中国の業者ブースやバイヤーはほぼいないということで来場人数は少なかったそうですが、それでも各国の来場者が足を止めてブースや商品などをご覧いただけたのはとてもうれしかったです。

(この頃は、マスクをしているとやばい奴と思われるということだったので会場内ではマスクせずに滞在していました。今後はその習慣も変わってきますね)

 

また、和紙が木の皮から出来ていること、化学薬品などを使用せずに作っていることはとても評価頂けたのはやってきた甲斐がありました。

ヨーロッパの方は、環境に対する意識は強いということがよく分かりました。

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会期中、自分のブースだけでなくジャパンスタイル事務局ブースでも実演が毎日できることになっていました。

一日目は和紙すき実演をしたのですが、あまりにも反応がなかったので翌日からずっと水引結びのワークショップをやっていました…。

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ちょうど、同時期にイタリアの車が日本とのコラボで水引がマークとして採用されたというニュースを知り、早速結んで紹介したらいろんな国の人から結んでほしいと頼まれ和紙すき→水引→和紙すき→水引といった具合で実演およびワークショップをひたすらしていました。

3日目になんと台風接近のニュースが飛び込んできました。

真冬に台風とは驚きです。

学校なども休校になるなど被害も出ていたようですが、なんとか展示会は開催されました。

色々ありましたがなんとか無事に5日間開催できて、注文も頂けたのは大変うれしい結果となりました。

ほとんどのヨーロッパはEUに加盟しているので通貨がユーロになります。

ということはドイツだけでなくイタリアやフランスなどにもマーケットが広がるんだということが実感しました。

今すぐは厳しいですが、今後は大きな視野を持って提案していきたいと思います。

フランクフルト最終日、出発まで時間があったので街を散策しました。

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ヨーロッパならではの石畳みが風情があります。

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古い建物と新しいビルが混在していて不思議な感覚になりました。

ここら辺は東京駅近辺に近いかも。

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パリやロンドンもそうでしたが、カードを贈り合う文化は日本よりも主流のように感じました。

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ショッピングモール内にもギフトコーナーが充実しています。

ラッピング文化は根強いかもしれません。

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写真では見えていませんが、化粧品コーナーで店員のお兄さんが手際よくラッピングしていました。

外国の方はおおざっぱで適当なのかと思っていましたがそうではなかったようです。

これで約10日間の出張?が無事終わりました。

次回も出展していきたいと思っていますが、予想以上にコロナが世界中に蔓延しているため状況みながら時期を考えたいと思います。

最後になりますが、動画にまとめたものをご紹介します。


2020.2.7〜2.11 ambienteレポート

 

今後も海外で和紙の魅力を紹介していけるように精進したいと思います。