食す和紙プロジェクト2020!

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

春先から初夏にかけて植物は新緑や開花がシーズンです。

和紙の原料の木々や製造に大事な植物も同様です。

今年の成長具合をご紹介します。

そして、東京和紙では食すプロジェクトもやっております。

いろんなお料理も併せてお楽しみください。

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トロロアオイ開花

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黄色い大きな花びらが特徴のトロロアオイ

和紙を作るのにとっても大事な植物です。

根っこをメインに使うので、本来は花は咲かせずに土の下に栄養がいくようにします。

ただ、今後にむけて種を作らなければならないので一部は花を咲かせます。

これは、3年めのトロロアオイなので開花の時期が早いです。

(ちょうど今が種まきシーズンで開花は9月頃です)

トロロアオイって野菜なのをご存知ですか?

別名「花オクラ」と言います。

八百屋でよくみかけるオクラと同じような実もなります。

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ちょっと丸みがある形ですね。

そして、花びらも食べることができるんです。

残念ながら1日でしぼんでしまうので時間との勝負でもあります。

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まずは花びらをドレッシングで和えてサラダにしてみました。

オクラ同様に実も花びらも少しトロミがあるのが特徴です。

また、酢に漬けると花芯の赤い部分が色濃くでますよ。

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私がよく作るのは花びら寿司です。

サッとゆでると花びらの黄色が色濃くでて鮮やかになって更に食欲をそそります。

また、シャキシャキした食感がGood!

苦味なども一切ないのでお子さんでも美味しく食べれます。

 

楮の若葉誕生

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楮(こうぞ)は和紙の原料です。

寒い時期に枝や幹を刈り取って株の状態から今の時期だとこんなにも成長します。

青々しい若葉がどんどん出てきています。

和紙に必要なのは、木の皮です。

大きく厚みのある木皮になるように成長させます。

また、作業がスムーズにいくように1本のまっすぐな幹や枝にするため、

今の時期は、脇芽や成長がよくない枝をカットしていきます。

本来は、廃棄してしまうのですが東京和紙はこの部分も再利用します。

実は、楮も食すことができるのです。

農業全書にも

「楮は多くの効能あり。四木(茶、楮、漆、桑)の内で桑に次ぎてなくては叶わぬ物なり」と明記されています。

つまり、紙に漉かれ、日用の書状や記録など用途ははかり知れない。

葉は煎じて茶として飲用すれば諸病をなおし、若葉は菜として食用となり、古株を湿地にうめておけば食用茸が発生する。と別の書物には説明されています。

有岡利幸著「和紙植物」より抜粋参照)

まさに、楮は捨てる部分がないのです。

なので、「和紙を食す」活動として、さまざまな料理をご紹介しています。

今回は、今時期しか食べれない若葉を中心とした料理です。

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楮(こうぞ)の葉っぱのソースを作り、パンに塗ってチーズをのせてトーストにしました!

爽やかな若葉の香りとほんのりある苦味が絶妙です。

また、このソースは万能でごはんやお肉、パスタにかけてもおいしいです。

この時期でないと食べれない逸品です。

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もう一つ今回、前々から作りたかったガパオライスを紹介します!

バジルの代わりに楮(こうぞ)の若葉を使用しました。

若葉は柔らかく香り高いので、合うだろうなと思ってチャレンジ!

結果はめっちゃおいしかったです。

肉やごはんと相性バッチリでとっても食べやすかったですよ。

また作りたいレパートリーの一つとなりました。

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和紙と聞くと、書くもの作るものというイメージが高いと思います。

しかし、和紙の原料や製造過程を奥深く調べていくと無限の可能性を秘めています。

それをいろんな人に知って頂き、さらに和紙に興味を持って活用いただけるようにしていきたいと思います。
Youtubeにも動画で紹介しています。


食す和紙プロジェクト2020!

 

父の日用和紙商品ギフトの紹介

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

6月の第三週の日曜日が父の日です。

2020年は6月21日になります。

まだ間に合う父の日に向けておすすめの和紙商品をご紹介します。

今年は、オンラインが中心で選ばらる方も多いと思いますので、様々な和紙商品をオンラインショップに用意しました。

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<黄色い花束>

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日本での父の日は、黄色いバラやひまわりを贈ることが習慣となっています。

母の日に比べて新しい習慣らしいのですが、華やかなプレゼントになります。

生花が厳しければ、バラなどが描かれたカードを贈るのもいいですね。

<キーリング>

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写真は6ですが、お父さんの誕生月の数字にすることも可能です。

それぞれのカラーがありますので選んで頂くことも素敵ですね。

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鍵だけでなく、財布などに付けて頂くことも可能です。

和紙も雨に濡れても破けない加工をしておりますので長くご愛用いただけます。

なにより特別感を感じられる商品だと思います。

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1色のみですが、違う水引結びの商品もあります。

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<ピンバッチ>

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写真はジャケットですが、シャツなどにつけてもおしゃれです。

鮮やかな水引の色あいがきれいです。

無地のシャツなどにワンポイントとして挿すだけでも印象が変わります。

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ラペルピンだけでなく、ワンポイントタイプのピンバッチもあります。

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ワンポイントだとTシャツにつけても粋ですね。

他の水引結びもありますよ。

もちろん、雨に濡れても破けないので気軽につけてみてください。

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和紙のピンバッチもありますよ。

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カジュアルにおしゃれして頂けると嬉しいです。

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キャップやかばんにもぴったり!

<ブレスレット>

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こちらのブレスレットは、サイズが調整可能なので、どなたでもつけられます。

また、金属を使用していないのでアレルギーを持っている方でも楽しめます。

暑い季節にちょっとつけてお出かけするにピッタリです。

洋服だけでなく浴衣にも似合いますよ。

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<パスケース>

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SuicaPASMOなどを入れたまま、改札を通ることができますよ。

他にも名刺入れなどにもご利用頂けます。

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ハンドルがありますので、かばんやリュックにセットすることができます。

こちらの商品も雨に濡れても破けませんのでご安心してお使い頂けます。

デザインはたった一つしかないので他にはないオンリーワン商品です。

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猫好きのお父さんにはこちらのパスケースはいかがですか。

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以上な和紙商品をそろえています。

他にも商品はございますので、ぜひオンラインショップをご覧いただけますと嬉しいです。

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また、水引結びのストラップなどワークショップも予約なしで開催しておりますので、作ってプレゼントするのもいいですよ。

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大変な時期の父の日なので、特別なプレゼントを贈ってみてはいかがですか。

東京和紙の新商品試作中!

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

3月からコロナ感染の自粛期間で展示会などが中止になって商品作りに多く時間を使っています。

そこで誕生した商品たちをご紹介します。

あらためて東京和紙として何ができるかを考えました。

いろいろ考え、和紙と通して皆さんに「触れて楽しんでいただこう」という想いで商品作りをしていこうと思います。

興味をもったり、喜んで頂けると嬉しいです。

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1、和紙トートバッグの改良

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新商品を作る前に現時点での商品を見直すことにしました。

自分でも検証のため普段から和紙トートバッグを使用しているのですが、そのなかで不具合の部分が発生してきました。

ハンドルや硬さ、デザインなど気になる点がみえてきました。

雨に濡れても破けないように過剰に和紙を貼り合わせていたため、ゴワゴワ感がでてしまい使い勝手がよくありませんでした。

また、デザインの部分ではどうしても芯に使用している米袋の文字が表れてしまい、どんなデザインを施しても払しょくすることができませんでした。

そこで、再度計算しなおして制作工程を変えました。

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作る中でなんども硬さも確認しながら作り、ハンドル部分も皮紐から紐に変更。

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サンプル品が完成!さっそく検証してみましたが、気になる部分はクリアできたと感じ、1品販売することにしました。

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反応が楽しみです。

また、和紙トートバッグが自分で作れるワークショップも計画中です。

準備ができ次第またお知らしします。

2、塗り絵和紙ポストカード

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コロナ感染で家にいる時間が長くなりました。

そこで家の中で手軽に和紙にふれる機会はなにがあるだろうかと考えました。

東京和紙として、和紙を作って終わりだけではなく次のステップに進められる和紙商品を作り続けることを信条にしています。

そこで、考えたのは塗り絵ポストカードです。

好きな様に色を塗って頂いて、完成したらなかなか会えない人にポストカードとして近況報告が送れるようにしました。

また、色鉛筆だけでなく水彩でも下地がにじまないようになっています。

見本はつけていませんので好きな発想で色を塗って文章を加えて頂ければと思います。

京産の原料を中心に手すきで作った和紙は風合いがあってそこに絵が入ると、大変温かみがある1枚になりますよ。

参考動画はこちら

www.youtube.com

こちらで販売しております。

jp.pinkoi.com

3、和紙&水引アクセサリー

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今までも水引アクセサリーやおみくじ入りの和紙アクセサリーなども販売してきました。

さらにギフト性がある商品を作りました。

水引は、誕生月カラーで結んでいます。

ポイントとなる和紙パーツは、お役目が終わったおみくじから数字とアイテムを選びました。

例えば、6月の誕生月カラーはDULL GREENです。

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よもぎのような草色が特徴です。

また、和紙パーツの裏側には福の字が入っています。

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ネックレスかキーリングのどちらか選べるようになっていますので、男性にも女性にもギフトとして最適です。

もちろん、雨に濡れても破けない加工をしておりますので、どんなシーズンでもお楽しみ頂けます。

購入希望の方はこちら

ミニカードもセットになっていますよ。

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他にもオリジナルで和紙パールを作りました。

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真珠のように艶のある加工をしています。

とても軽いので負担がありません。

さらにエレガントなアクセサリーができました。

販売希望の方はこちら

jp.pinkoi.com

www.etsy.com

コロナ感染でマスクを常につけていることが多くなりました。

そこで、ワンポイントタイプの水引ピアスやイヤリングも増やしました。

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これならマスク装着しながらもひっかけないでつけられます。

どんな時でもおしゃれしていたいですね。

 

まだまだ新商品を販売していますし、試作も作っています。

形になりましたらまたご紹介させて頂きます。

 

和紙ラボTOKYOでのワークショップラインナップ

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

6月に入り、緊急事態宣言が解除されました。

和紙ラボTOKYOも徐々に通常営業に戻していこうと思っています。

(土曜日の営業を復活させました)

お休みしていたワークショップもまた募集をしていく予定です。

もちろん、少人数で除菌と換気(ドアを開けたままでの営業)も気を付けます。

それでは、どんなワークショップがあるかをご紹介したいと思います。

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1、和紙作りワークショップ

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東京和紙は原料から栽培し手すきで和紙を作っています。

そこで、和紙は何からどうやって作られているかを体験頂けます。

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楮(こうぞ)

アトリエ前に原料も育てているのでその場でどういうものから和紙が作られているかをご覧いただけます。

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他にも皮を剥いたり叩いたりなど伝統的な和紙作りを体験頂けます。

都心で一から体験できるのは大変貴重ですよ。

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お一人葉書サイズを4枚作ることができます。

色をつけたり、好きな柄の和紙で飾ることができます。

機械でその場で乾燥させますので、そのままお持ち帰り可能です。

体験時間:約2時間前後(参加人数によって乾燥時間に時間がかかる場合もあります)

参加費:5,500円(材料費、資料代、お茶代、消費税込)

必要なもの:エプロン、手をふくタオル

(水を使用しますので、濡れても大丈夫な格好でご参加ください)

注意:事前準備があるため、参加希望日3日前までにお問い合わせください。

2、和紙すき体験

短時間で簡単に和紙を作ってみたい方にピッタリな内容です。

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名刺サイズが3枚同時にすくことができます。

最初に簡単に和紙の作り方を説明し、和紙すきを体験頂きます。

和紙作りワークショップ同様に好きなように可愛い柄や色がついた和紙を飾り付けできます。

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その場で乾燥させますのでお持ち帰り可能です。

このワークショップは、イベント出展で体験するのにとても人気です。

体験時間:約30分(乾燥時間含む)

参加費:1,200円(材料費、和紙封筒代、消費税込)

必要なもの:特になし

注意:事前準備があるため、参加希望日3日前までにお問い合わせください。

 3、水引あわじ結びワークショップ

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水引結びで基本となるあわじ結びが結えてネックレスかストラップで完成させることができます。

とても人気のあるワークショップです。

参加される方は、初めての方や一度本や動画を見てトライしたけどうまくいかなかった方などがメインになります。

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アトリエには、いろんな色の水引をご用意しています。

この中から好きな色を選んで作れるのも魅力の一つとなっています。

ワークショップでは作り方のテキストを見なくてもどなたでも結べることができます。

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外国人の方にも大変好評でした。

小学生のお子さんでも体験可能です。

体験時間:約20分前後

参加費:1,100円(材料費、消費税込)

必要なもの:特になし

*ワークショップを体験された方でもっと作りたいという方には、水引も販売しています。(他の結びのキットも販売しています)

予約なしで体験頂けます。

すぐに身につけてお出かけできるので更にウキウキ感がありますよ。

4、ミニ和紙巾着ワークショップ

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表も内側も和紙で作ります。

しかも縫わずに糊で貼って作っていきます。

完成サイズは、約9×9cm

飴玉やチョコを入れるのもよし、スマホなどの充電コードなどを入れるもよし、

使い道は幅広くあります。

好きな柄の和紙を選んで作ることができますよ。

おこさんと一緒に作ってみてはいかがですか。

体験時間:約30分

参加費:1,650円(材料費、備品代、消費税込)

必要なもの:特になし

予約なしで体験頂けます。

*キットも販売しています。(作り方の動画もあり)

https://jp.pinkoi.com/product/gRQFPfHJ

遠方でなかなかアトリエに来れない方にピッタリです。

5、和紙で作るマイ御朱印帳ワークショップ(下谷七福神巡り付)

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他にはない特別な和紙の御朱印帳を作れるワークショップです。

しかも、アトリエ近所のお寺や神社にご案内して御朱印を頂く街歩きもできます。

お正月は台東区入谷を中心とした下谷七福神めぐりも行っております。

(それ以外のシーズンは近くの神社などに変更してご案内します)

街歩きに関しては、コロナ感染の状況をみていつ再開するかは決めたいと思います。

(6月は中止とさせて頂きます)

参加費:5,000円(材料費、ガイド代、消費税込)

体験時間:ワークショップ約2時間前後、御朱印巡り約3時間前後(場所などにもよる)

必要なもの:特になし

ご予約、詳細はこちら

tabica.jp

注意:事前準備があるため、参加希望日3日前までにお問い合わせください。

6、食す和紙ワークショップ

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なんと、和紙を食します!
東京和紙では、化学薬品や農薬などを使用せずに原料を育てています。

また、和紙を作るのにとっても大事なもう一つの植物も実は野菜なのです。

そこで、和紙作りだけではないワークショップも企画しています。

ワークショップレポートはこちら

Tokyo one day trip - 江戸東京を楽しむ和の旅 | とうきょうの恵みTOKYO GROWN

参加費:3,500円(材料費、備品代、消費税込)

体験時間:約2時間

必要なもの:エプロン、手をふくタオルなど

注意:事前準備があるため、参加希望日3日前までにお問い合わせください。

詳細と申込はこちら

tabica.jp

他にも、ぽち袋ワークショップ(550円)、お守り袋ワークショップ(880円)、箸袋ワークショップ(660円)などが予約なしで体験頂けます。


和紙で作る箸袋 Chopstick holdar made japanesepaper

 

また、母の日用和紙で作るカーネーションワークショップやハロウィン和紙ランプワークショップ、うちわ作りワークショップ、染め和紙ワークショップなどもご用意しております。

tabica.jp

キットを販売しているものもあります。

jp.pinkoi.com

 

作るだけでなく、和紙について詳しく知りたいという方にはこちらがおすすめです。

tabica.jp

こちらは、オンライン講座なども検討しております。

他にもリクエストやお問い合わせも大歓迎です。

もっともっと和紙に触れて身近に感じて頂けるひとときになれるワークショップを

企画していきたいと思います。

 

2020.2.7~11 アンビエンテ&フランクフルトレポート

こんにちは。
東京和紙の篠田です。

ちょっと前になってしまいますが、2月に出展してきた「アンビエンテ」のレポートをご紹介します。

まだコロナが蔓延する前だったのですが、はるか昔のこととのように思えます。

展示会だけでなく、フランクフルトの街並みも少しご紹介します。

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アンビエンテ2020のジャパンスタイルブースの一つとして出展することになりました。

海外は、ロンドン、アブダビ、タイ、フランスを経て5か国目のドイツです。

ただ、今回は各国のバイヤー向けの展示会なので準備が少々変わってきます。

その場での販売はNGで交渉して委託や買取などが決まってきます。

価格帯や在庫数などより今後のビジネスを見据えた商談をしなければなりません。

キーキー言いながら準備を進め、なんとか出発までこぎつけました(^^;)

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今回の飛行機はJALさんです。
個人的な考えですが、日本の飛行機だと少し安心があります。

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機内食も日本人に合うし、CAさんに質問なども日本語で通じるので助かります。

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無事にフランクフルトに到着しましたが、これからがさあ大変です。

なんと、Wi-Fiが通じない!

日本からSimを持参しましたが繋がらず、空港で新しくかったものも繋がらず…。

一歩外に出てしまうとまったく電波が繋がらないので冷や汗でした。

幸い、現地に住んでいる日本人の方を見かけたのでホテルがある中央駅まで連れてって頂けました。

(チケット購入はその場にいたおばあちゃんにカタコト英語で教えてもらってなんとかゲット)

まだまだ質問はカタコトで英語で話せるのですが、相手の話していることが早くて聞き取れずほぼ勘でした…。

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幸いにも駅から目の鼻の先にホテルがあったのですぐにチェックインできました。

やっと荷物を置き、安堵できるようになりました。

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次に重要なのが、食事です。

昨年11月に行ったパリでは食事がことごとくアウトだったので、温かくて安くておいしいものを探さなければなりません。

幸い、中央駅のフードコードが開いていていろんな食事ができそうだったのでこれはクリアしました。

また、アジア料理などもあったのでポテト、チーズ、ソーセージだけでない料理も楽しめそうです。

翌日から展示会の準備と開催が待っています。

今回のアンビエンテはヨーロッパではとても大きい展示会なので交通などは全てパスを見せれば無料で乗れました。

また、フランクフルトは改札がありません。

チケットを買ってそれで電車に乗れます。

(電車は時間通りに来ることは少なかったです…。そこは日本は正確ですね)

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これが東京和紙ブースです。

今回は、ジャパンスタイルという日本の企業があつまったブースの中で出展したので、ブースのカラーなどは統一されています。

ブースの壁が4mあったので、次回は高さのあるディスプレイをしたいと思います。

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2月だったのでコロナの影響がすでに出ていて、中国の業者ブースやバイヤーはほぼいないということで来場人数は少なかったそうですが、それでも各国の来場者が足を止めてブースや商品などをご覧いただけたのはとてもうれしかったです。

(この頃は、マスクをしているとやばい奴と思われるということだったので会場内ではマスクせずに滞在していました。今後はその習慣も変わってきますね)

 

また、和紙が木の皮から出来ていること、化学薬品などを使用せずに作っていることはとても評価頂けたのはやってきた甲斐がありました。

ヨーロッパの方は、環境に対する意識は強いということがよく分かりました。

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会期中、自分のブースだけでなくジャパンスタイル事務局ブースでも実演が毎日できることになっていました。

一日目は和紙すき実演をしたのですが、あまりにも反応がなかったので翌日からずっと水引結びのワークショップをやっていました…。

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ちょうど、同時期にイタリアの車が日本とのコラボで水引がマークとして採用されたというニュースを知り、早速結んで紹介したらいろんな国の人から結んでほしいと頼まれ和紙すき→水引→和紙すき→水引といった具合で実演およびワークショップをひたすらしていました。

3日目になんと台風接近のニュースが飛び込んできました。

真冬に台風とは驚きです。

学校なども休校になるなど被害も出ていたようですが、なんとか展示会は開催されました。

色々ありましたがなんとか無事に5日間開催できて、注文も頂けたのは大変うれしい結果となりました。

ほとんどのヨーロッパはEUに加盟しているので通貨がユーロになります。

ということはドイツだけでなくイタリアやフランスなどにもマーケットが広がるんだということが実感しました。

今すぐは厳しいですが、今後は大きな視野を持って提案していきたいと思います。

フランクフルト最終日、出発まで時間があったので街を散策しました。

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ヨーロッパならではの石畳みが風情があります。

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古い建物と新しいビルが混在していて不思議な感覚になりました。

ここら辺は東京駅近辺に近いかも。

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パリやロンドンもそうでしたが、カードを贈り合う文化は日本よりも主流のように感じました。

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ショッピングモール内にもギフトコーナーが充実しています。

ラッピング文化は根強いかもしれません。

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写真では見えていませんが、化粧品コーナーで店員のお兄さんが手際よくラッピングしていました。

外国の方はおおざっぱで適当なのかと思っていましたがそうではなかったようです。

これで約10日間の出張?が無事終わりました。

次回も出展していきたいと思っていますが、予想以上にコロナが世界中に蔓延しているため状況みながら時期を考えたいと思います。

最後になりますが、動画にまとめたものをご紹介します。


2020.2.7〜2.11 ambienteレポート

 

今後も海外で和紙の魅力を紹介していけるように精進したいと思います。

現在や今後の和紙ラボTOKYO情報

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

現在、世界でコロナウィルス感染が蔓延し、自粛が要請が続いています。

当方も、残念ながら影響が出ています。

そこで、今後の東京和紙についてご案内します。

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ショップ「和紙ラボTOKYO」

営業時間をしばらくは変更します。

月曜日:11:00~17:00

火曜日:11:00~17:00

水曜日:お休み

木曜日:11:00~17:00

金曜日:11:00~17:00

土曜日:お休み

日曜日:お休み

除菌や換気を徹底し、営業を短縮しながらも続けていこうと思います。

また、ショップ兼工房になっているので、ショップは休みでも在店して作業している場合があります。

その際はお声がけ頂ければ対応させて頂きます。

商品の販売は当然ありますが、和紙を作っているところや水引を結んでいるところなどを外からでもご覧頂いて日々の通行の楽しみになって頂ければと思っています。

窓やドアの飾り付けも季節を意識しています。


5月の和紙ラボTOKYO飾り付け

また、ワークショップはしばらくお休みしております。

ショップが狭い小さなスペースゆえ密になりやすいため、今後はどのように進めるか考えていきたいと思います。

そのかわりではありませんが、キット販売に力を入れていきたいと思っています。

現在、和紙で作るカーネーションキット


和紙カーネーションの作り方〜初級編〜

https://tokyowashi.theshop.jp/items/29276175

和紙で作るミニ巾着袋キット


ミニ和紙巾着袋の作り方

https://tokyowashi.theshop.jp/items/29275534

を販売しています。

他にも和紙うちわやランプ、カードケースのキットなども販売していく予定です。

(ともなって作り方もyoutubeに動画を公開したいと思います)

キット販売だけでなく、オンラインや動画でワークショップの紹介もしていこうと計画中です。

新着情報をお待ち頂けましたら幸いです。

実際に店舗にいらっしゃれない方もオンラインショップもあります。

https://tokyowashi.theshop.jp/

外国の方や外国にお住まいの方には、Etsyにも販売しております。

アメリカやヨーロッパ向け)

アジアの方々向けには、pinkoiでも販売しております。

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四葉のクローバー水引結びと和紙パールピアス

www.etsy.com

こんな状態であっても少しずつ商品を作ってアップしております。

配送も世界各国で停止になっているので、なかなかすぐにはお手元には届きませんが、

ウィンドウショッピングをしている感覚でご覧いただけるようにしたいと考えています。

Instaglamも日々更新しております。

https://www.instagram.com/p/CAO7PCWA6-B/

tokyo-washi on Instagram: “We sell various kits so that we can enjoy the time at home. Drawstring bag, Envelope(POCHIBUKURO), Carnation, Chopstick bag fan etc. You…”

主に外国人の方々への発信となりますので、つたないですが英文で投稿させて頂いています。

 

今回のコロナウィルスが蔓延で、東京和紙として何ができるかを日々考えています。

なかなかカバンやアクセサリーを購入頂いても自粛生活の中ではしていくチャンスも少ないと考えます。

そこで、和紙を通じて日々を楽しんで頂けるようにしようと考えました。

キットや動画やオンラインショップを通じて和紙の温かさを感じてほっこりして頂いたり、お子さんとの遊ぶアイテムの一つになって頂けるように今後も探求していきたいと思っています。

 

今やれることを日々続けて発信していく予定です。

今後の新着情報にも目を通して頂けましたら幸いです。

 

2018/02/16明星小学校での和紙すき体験は笑顔でいっぱいだった

みなさん、こんにちは。

東京和紙の篠田です。

今回の記事は2018年に開催された小学校での和紙すき体験の模様をご報告させてください。


 

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明星小学校での和紙すき体験

東京都府中市にある明星小学校での和紙すき体験は今回で2回目になります。

1回目の和紙すき体験授業は2017年1月、3年生を対象に開催させて頂きました。

体験授業で体験することは和紙をすくことだけではありません。

和紙の原料でもある楮(こうぞ)の皮を剥いたり、叩いたりなどの体験も同時に行いました。

子供たちも興味深く作業に集中し、予想以上に楽しく体験頂けました。

4年生になってもまた和紙すき体験をしたいというご要望を頂き、1年にかけての長期期間の取り組みをさせて頂けることになりました。

自分たちで原料を育てる

実は、明星学苑には和紙の原料でもある楮(こうぞ)があちらこちらに原生しております。

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昨年のこうぞ刈取り風景

昨年の和紙すき体験では一部学苑のこうぞも加えて和紙すきをさせて頂きました。

学苑には児童たちが自分たちで植物を育てるための畑があります。

その畑でこうぞの次に大事なトロロアオイを4年生になった児童たちが一から育てることになりました。

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2017年6月に小さな苗をみんなで畑に植えて育てていきます。

トロロアオイは1年草なので収穫は11月になります。

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 暑い夏の最中、トロロアオイが窮した養分を根っこに注ぐため、児童たちが余計な葉っぱや花を間引いたりしました。

児童が一生懸命に手を入れたトロロアオイは順調に育ち、根っこも大きく育って今回の和紙すき体験にも使うことができました。

4年生が2年生に和紙を教える

今回、和紙を下級生に教えてみたいとの要望が4年生からあがりました。

4年生の意向を踏まえて学校は

*和紙すきを通して、日本の伝統的文化にふれてその良さを子供たちに感じてもらう

*下級生とのかかわり合いの中で、高学年に向けての自覚を育む

以上の2点を意識してタイムスケジュールを組むという方針を立てました。

2年生に座学をしている間に4年生は手順を覚える

上級生の4年生も自分たちが体験してから1年が経過しています。

再度どの体験をするのか、またどう指導すればよいか、東京和紙の職人や先生方から説明・レクチャーを受けます。

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事前に時間をとることが厳しかったため、2年生に和紙の原料や歴史について教室にて私がお話をしている間に、横で4年生は職人や先生方から説明・レクチャーを受けました。

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2年生には、和紙ってどんなものから作られているか、どこから和紙は誕生したかなどを簡単に説明をさせて頂きました。

クラスの2年生みんなが独特なこうぞの葉っぱに驚いたり、こうぞの皮がとても丈夫で引っ張ってもなかなかちぎれないことを体験しました。

この説明を通じて児童が和紙すき体験に対してどんどん興味を持っていくのが目に見えてわかりました。

和紙すき体験実技スタート

簡単な説明のあと、いよいよ和紙作りがスタートです。

人数が多いため、教室2つ分かれて同時にスタートしました。

2~3人のグループに分かれて、

①こうぞの外皮をむく「表皮とり」体験、

②こうぞの白皮の傷やカスをとる「ちりより」体験、

③こうぞの白皮を叩く「打解(だかい)」体験、

④和紙をすく「すき」体験 を体験していきます。

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①表皮とり体験

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②ちりより体験

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③打解(だかい)体験

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④和紙すき体験

④の和紙すき体験では、「溜めすき」というやり方で和紙をすいていきました。

最初のうちはきごちない説明とレクチャーをしていた4年生も、説明すること話すことにすぐに慣れてスムーズに下級生の2年生に教えていきました。

それぞれの体験には時間を割りふって予定時間が終了したら次の工程にどんどんまわるように進めていきました。

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トロロアオイは和紙をすく際に使用する大事な植物です。

叩いた原料のこうぞの皮は重いため、水の中にいれると水の底に沈んでしまいます。

こうぞの皮が水の底に沈んだ状態だと和紙をすくことはできません。

こうぞの皮が和紙を作るうえで重要な繊維だからです。

こうぞの皮を水の底にしずませることなく浮遊させるためにトロロアオイの根っこの粘りが必要になります。

このトロロアオイの根っこの粘りのことを「ネリ」といいます。

4年生が育てたトロロアオイはとっても大きく育ったので、ネリ(粘り)もそれはすごい、素晴らしいものでした。

4年生も2年生もこの粘り、ネバネバには大はしゃぎ。

中にはこのネバネバを嫌がる児童もいましたが、多くの児童がが写真のようネバネバをいつまでも楽しくさわっていました。

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2年生も最初のうちは4年生のぎこちなさを感じとり、とまどっているように見えました。

ところが体験がはじまるとすぐに一つ一つの体験に真剣にまた興味をもって取り組みました。

2年生のぎこちなさ、とまどいはすぐになくなりました。

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先生方も東京和紙の職人も逐一、児童の手助けや指導することはありません。

これは東京和紙と先生方との間で体験授業では児童の自主性を重視してなるべく手助けをしないという方針を決めたからです。

ほとんどを4年生が2年生を丁寧に指導して和紙すき体験を進めていきました。

先生方、職人にどんなに失敗のように見えていても自主性を重んじて4年生に任せることを徹底しました。

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このような自主性を重んじる方針が功を奏したかどうかはわかりませんが、体験は順調すぎるほどに進み、無事に2年生の和紙すき体験は終了しました。

(すいた和紙を乾燥させるのは東京和紙の職人が担当することにしました)

4年生の和紙すき体験スタート

2年生が終わったら、今度は4年生たちが自分たちでおさらいも兼ねて和紙すき体験をします。

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溜めすきのやり方は4年生も初めてなので、同級生同士が先生と生徒に分かれて体験を進めました。

4年生は2回目の和紙すき体験なので、どの子も上手に、綺麗に厚みも均等にすいていきました。

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ちりより体験も2年生のやり残したものを競うように綺麗に仕上げていきました。

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4年生も自分たちで和紙を作っている時はより一層楽しそうにしていました。

これで全行程が終わり、2回目の和紙すき体験を無事に開催することができました。

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すいた和紙は東京和紙の職人と先生方でそれぞれの教室に干して乾燥させます。

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和紙が乾いたら、今度は生徒たちが自分たちではがします。

最後に

今回は、東京和紙としても初めての「上級生が下級生に和紙すき体験を指導する」という試みを開催しました。

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他の学校でも職人による和紙すき体験を開催することは多いようです。

和紙すき体験でも児童を中心に児童だけで和紙すき体験を進行させる体験はめったにありません。

今回の試みは子供たちだけでなく先生方や東京和紙としても大変貴重な体験となりました。

4年生たちの感想は

『最初、ちゃんど教えられるかな?大じょうぶかな?と心配だったけどやっていっているうちにだんだん楽しくなっていきました。 二年生も喜んでいてよかったです』

『さいしょに練習でやっていがいとむずかしくて二年生に教えているとプロしょく人みたいな子がいっぱいいて「私たちよりうまいよね」と話し合っていました。とっても楽しかったです』

『四角ではないけど手づくり感があっていいなと思います。でも穴もあいてなくて私のは自分の中でうまくできたほうかなと思っています』

などなどそれぞれの児童各自が自分でのすいた体験、下級生に教えた体験を最高な思い出にすることができたと感じております。

その時間を東京和紙が児童とともに分かち合えたことは大変喜ばしいことだと思っております。

学校での職業体験や技術体験はどうしても生徒たちが情報をインプットすることばかりです。

情報が一方通行になってしまいます。

インプットするだけでは、児童生徒たちが体験を「やらされている」と感じてしまうことが多いのではないかと個人的に思います。

今回の和紙すき体験では、インプットしたこと教えてもらったことを下級生に伝える、教えるというアウトプットすることでどんどん子供たちの成長や好奇心につながっていったと考えます。

普段なかなかコミュニケーションがない上級生と下級生の交流にもお役に立てたのではないかと思います。

伝統工芸の和紙に対しても難しいものとして敬遠するのではなく、楽しいもの身近なものと感じてこれからも親近感を持って接してもらえるのではないでしょうか。

最後になりましたが、当日だけでなく事前の準備などにも忙しい中対応頂いた先生方には大変感謝しております。

学校側のご協力がなければ、無事に開催することはできませんでした。

本当にありがとうございました。

今後もこの新しい取り組みを継続し、様々な学校でも開催できる様に取り組んでいきたいと思います。